2009年01月23日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

あなたは、時速何文字でしょうか?: 『時速1000字で書く技術』


こんにちは。水口です。
今日は本の話です。


■ 時速1000字で書く技術

たまたま寄ってみた駅ナカの書店で、この本↓を見つけました。

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時速1000字で書く技術時速1000字で書く技術
著者:後藤 禎典
販売元:すばる舎
発売日:2008-01
おすすめ度:3.5
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文章術の本は色々ありますが、『時速1000字で書く』と、具体的に数字で
示されると興味をひきますね。

「書くスピード」だけを取れば、私の場合は時速1000字はすでに達成して
いるのですが、気になって手に取ってみました。

※ 私の場合・・・、書くスピードは時速2000〜3000字程度です。
   行き詰まって止まってしまったり、書いたものを大幅に直したりすることも
   ありますから、現状はスピードよりもこちらの課題の方が大きいです。


この本をパラパラと見てみると、小手先の HowTo っぽいものではなく、
しっかりした本という印象だったので、買って読んでみました。

ちなみに著者は元予備校講師で、現在は文章作成の指導をされている方です。
単なる「文章自慢」の人ではなく、実際に教えることを仕事にしている人なので、
ちゃんと実用的な本になっています。



読んでみた印象は・・・、
個人的には内容にかなり共感できるところがありました。

■ 文章を書くための4つのステップ

著者が言う、文章を書くための「4ステップ」は、


  考える → メモを作る → 文章化する → 推敲する

だそうです。

「メモを作る」という項目を、わざわざ分けて挙げているところが、親切だと
思います。著者はこのメモの部分を重要視しているようで、メモの重要さ、
作り方などの説明に結構なページを割いています。


文章を書く前にメモを作ることは私も重視していますし、日々実践しています。
この習慣のおかげで、文章作成が楽になり、速くなり、本当に助かっています。

私の場合、文章を書く機会が増え、経験値を上げていく中で、自分なりのやり
方として、メモを活用するようになってきたわけですが・・・。もし、もっと以前に
この本を読み、実践していたら、上達はもっと早かったかも? と思います。


文章を書くのが苦手だったり、時速1000字にはとうてい届かない、という方
には特におすすめの本です。昔の私に読ませてあげたいです。本当に。

※ ちなみに、文章を書くスピード(時間当たりの文字数)は、Word で
   チェックできます。
   メニューの「ツール」→「文字カウント」で、文書の文字数を表示されますし、
   ツールバーとして開けば、いつでもワンクリックで文字数が出せます。
   その文字数を、要した時間で割ればいいというわけです。


■ 「文章を書くためのステップ」をアレンジすると・・・

先の、文章を書くための「4ステップ」、

  考える → メモを作る → 文章化する → 推敲する


これに異論をはさむというわけではありませんが、私の場合は、「考える」と
「メモを作る」のステップは分けていません。初めからペンとメモを持って
「書きながら考える」ことが多いです。


ありがちな失敗例として、「考えがまとまってからメモしよう」というつもりで
考えていると・・・結局考えがまとまらないことが多いです。

それよりも、最初からメモを書きながら考えた方が(意味不明のメモでも
構わないので)、時間的にも、労力的にも効率が良くなります。

ですから、「考える → メモを作る」のステップは、考えの上では分けてもいい
のですが、実践するときには同時に行うべきだと思います。


■ メモの書き方

同書には、「考えを深めるメモ」の例も載っています(97ページ)。
箇条書きと矢印、丸印などを使ったメモです。私も似たものを作ります。

しかし、(この本に限らず)例として掲げられるような「ちゃんとしたメモ」を
書かなければいけない。とかしこまって考えない方がいいと思います。


特に怖いのは、「ちゃんとしたメモを書かなければいけない」と思ってしまうと
考え込んで時間がかかりすぎてしまったり、妙に頭が固くなってアイディアが
出にくくなってしまったりすることです。

私はいつもそんな「ちゃんとしたメモ」(←変な言い方ですが)を作っている
わけではなく、もっとラフな、落書きのようなメモも書くこともあります。
(その場合、後でまとまったメモにまとめ直すこともあります)

実際、落書きっぽい、いい加減なメモから、発想がまとまりだすことは、よく
あることです。ですから、「きれいなメモ」を書こうとは意識しない方がいいと
思います。


※ もう1つ、「紙を無駄づかいしてはいけない」とも思わない方がいいです。
   「紙を無駄にしてはいけない」と思い過ぎると、出かかったアイディアを
   書く前に、無意識にふるいにかけてしまいます。しかし、そんな一見ダメな
   アイディアが、良いアイディアに化けることもあります。
   (↑これって「ブレインストーミング」と似ていますね)

   ですから、紙を無駄にしてもいい・・・とは思いませんが、節約を意識し
   過ぎるのはNGです。(そういう意味で最高のメモ用紙はA4裏紙かも)




メモの話にそれてしまいましたが・・・、戻しまして。

先の本は、文章を書くのが「遅い」「苦手」と自覚し、それを変えたいと思って
いる人におすすめです。

その境界線がどこにあるかというと・・・、自分の経験から考えてみても、
タイトルにある、「時速1000字」は、いいところを突いていると思います。

もっと速いという方も、自分自身の「文章を書く」というプロセスを見直して
みるのも良いと思います。メモの習慣が無いという方は、特にご一読を。

時速1000字で書く技術
時速1000字で書く技術



今日の記事作成時間は60分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
水口先生こんばんは。

ブログ、メルマガ、そして書籍で勉強させていただいております。
出し惜しみをしないこのブログのスタイルが非常に好きです。
私もブログをスタートして、「文章を書く」ということに悪戦苦闘しています。

先生のブログをリンクさせていただきました。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by Okamura Shuichi at 2009年01月24日 23:09
水口です。
Okamuraさん、ありがとうございます。

ブログ、ぜひぜひ継続なさってください。
継続することで、自分自身も成長したと感じる時が必ず来ると思います。
(私はまだまだですが・・・、色々変化したと思うところも多いです)
Posted by 水口和彦 at 2009年01月30日 06:56
はじめまして

この本の著者、後藤先生は今も塾の講師をなさってますよ(^^)
私自身今授業を受けてますし(^-^)/

やっぱりいろんな本を読んでいる方は知識が豊富でかっこいいと思います

後藤先生を見てて思いました(笑)
Posted by 山本 at 2011年08月10日 17:33
 

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