2009年03月08日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

勝手に「ワークシェアリング対策強化月間」


こんにちは。水口です。
今日は「ワークシェアリング」について。

■ 「ワークシェアリング」は、実は看板の付け替え?

今週のメールマガジン(私が書いているやつ↓)で、「ワークシェアリング」への
対処法を取り上げることにしましたが、実際、この「ワークシェアリング」という
言葉が最近注目されるようになってきました。

(そのメールマガジンは↓こちらです)
【KKJ】155 「ワークシェアリング」時代の時間術(その1)
[まぐまぐ!]



メルマガ内でも少し触れているように、現在ニュースなどで「ワークシェアリング」
が話題になっていますが、これはオランダなどで行われているものとは違い、
「雇用維持型のワークシェアリング」 (その中でも緊急避難的要素が強い) に
なっています。

ですから、耳にする機会が増えたからといって、「日本にもワークシェアリングが
定着するきざしが見えてきた」と思うのは間違いです。

実際のところは、昔は「一時帰休」と呼んでいた休日の増加や、「残業カット」
を(雇用を維持するという意味を込めて)「ワークシェアリング」と呼んでいるに
過ぎないわけです。看板を付け替えただけですね。


こんな記事↓がありましたが、このタイトルの『ワークシェアリングという名の
賃下げ』というのは、本質を突いていると思います。

厳冬春闘:世界不況に揺れる労使/上 ワークシェアという名の賃下げ
− 毎日jp(毎日新聞)



■ でも、「自称ワークシェアリング」が悪いわけじゃない

誤解していただきたくないので言っておくと・・・、

私はこうしたタイプの「自称ワークシェアリング」が悪いと言いたいわけではなく、
むしろ、「賃下げしてでも雇用を守る」という姿勢を打ち出す企業の方に好感を
持っています。(もちろん、賃下げしなくて済めばさらにいいですが)

私が嫌だなあ・・・と思っているのは、「ワークシェアリング」の本質的な部分に
ついて、まだほとんど議論されていないのに、「ワークシェアリング」が進んで
いるかのように(公の場で)吹聴する人です。 (←無知か嘘つきか・・・?)


■ 「雇用創出型ワークシェアリング」の導入は20年先?

もうひとつ、オランダ型の「雇用創出型ワークシェアリング」について・・・、

私は決して、このタイプのワークシェアリングに反対ではありません。しかし、
実際に実施するのは、大きな問題があって大変だと考えています。


その「問題」というのは、

□ オランダ型ワークシェアリングは「同一労働同一賃金」が前提に
   なければ成り立たない

□ 日本の賃金制度は、(正社員は)同一労働同一賃金になっていない
   (この記事の真ん中当たりに書いています)
                   ↓
□ もし、「同一労働同一賃金」にするならば、かなりの人(特に中高年)
   の給与が下がることになる。それもかなりの額で・・・

という点にあります。

「同一労働同一賃金が正しい。給与が減る人がいても仕方ない」という意見も
あると思いますが、それを急激に導入してしまうと、住宅ローンが払えなく
なって持ち家を取りあげられてしまう人も出てきかねません(それくらい給与が
下がる人も出てくるはずです)。それはいくらなんでも無茶だと思います。

給与制度を含めて変えていくのならば、ちゃんとした議論を重ねないといけない
ですし、実行するにも長い時間がかかります。オランダでも10年以上かかってい
ますし、日本はそれ以上にかかると思います。

もし導入するにしても、(私は)20年はかかるのではないかと見ていますが、
今のところ、この予想が外れそうな兆候はまったく感じられません。
(労使間で「同一労働同一賃金」についての本質的な話が全然ありませんし)



■ 現在の「(雇用維持型)ワークシェアリング」に対応するために

話がそれました・・・ 戻します。

このブログをお読みの方の中にも、職場で「ワークシェアリング」が導入される
ことになった方もおられると思います。

(そのタイプの)ワークシェアリングが導入されると、職場によっては色々難しさ
も出てきます。たとえば・・・、


□ 仕事は減らないのに、仕事時間は減らさなければいけない

□ 忙しい週は(残業して)長めに、そうでない週は(定時で)短めに、
   という仕事時間の調整ができなく(やりにくく)なる

□ 突発のトラブル発生時の緊急の残業ができない(やりにくい)

□ ↑同じことがすべて、自分の部下にも当てはまる


といった状況が、あちこちの職場で起こることになります・・・。



というわけで、勝手ながら本日より、「ワークシェアリング対策強化月間」と
して、対策について考えていきたいと考えています(先のメルマガもそうです)。

こういう場合にも「時間管理を行うこと」はとても役に立ちますが、それ以外も
含めて、実行しやすい解決策について考えてみたいと考えております。


もちろん、このブログでは他のことも書きますので、ワークシェアリングだけに
なるわけではありません・・・。



今日の記事作成時間は59分でした。
では、また明日!


このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
メールアドレスを入力すれば登録できます! → 
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2010 BizARK Inc. All rights reserved.
この記事へのトラックバックURL
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/k_minakuchi/51881065
 

※ スパムコメント対策として、半角の「!」は使用不可の設定にしています。
  申し訳ありませんが「!」は、全角文字を使用していただけますよう、
  お願いいたします。