新種発見!? いろいろな「時間泥棒」
こんにちは。水口です。
今日は昨日の記事に関連して、「時間泥棒」の話です。
■ いろいろな「時間泥棒」
昨日は
人の時間を尊重すること
(人の時間をムダにしないこと)
が大事だという話を書きました。
その逆に、人の時間を奪ってしまう・ムダにしてしまうという行為のことを、
「時間泥棒」と呼ぶことがあります。
「時間」系の本を見ると、「時間泥棒から身を守る」ことが書かれていることが
ありますが、「自分自身が時間泥棒になってはいけない」ということはあまり
書かれていません。
当たり前すぎて書かれないのかもしれませんが、これは一人ひとりが気をつけ
ないといけないことだと思います。
「時間泥棒」というと、よく言われるのが、
□ 忙しい人のところにやってきて、世間話(やどうでもいい話)をする
という行為です。これは古めの「時間本」にも出てきますし、昔も今も変わら
ないことだと思います。
そして昨日の
□ 同じことを何度も質問する
も、ある種の時間泥棒なわけです。
さらに、現在は色んな場面で気づかずに「時間泥棒」になってしまうことも
あります。たとえば・・・、
□ 本来は送らなくてもいい人にまで、「とりあえず送っておこう」と
「Cc」でメールを出してしまう。
□ 資料や報告書の数がやたらと多い
(これは個人の責任と言うよりは組織の問題のことも多いです)
□ その資料や報告書が冗長すぎる
(長い・ページ数が多い・分かりにくい)
なども、広い意味で「時間泥棒」的な行為と言えます。
■ 便利さが生む新たなムダ
私は、パソコンやメールが普及していく過程を前の会社で過ごしましたが、
その中で、「便利さが生む新たなムダ」のようなものがあると感じています。
資料作成は、昔(手書きしていた頃や、グラフを切り貼りしていた頃)と
比べて楽に、速くなりましたが、その分、あまり必要でない資料も増えて
しまいがちです。
メールも同じく、「便利さが生む新たなムダ」の温床になりがちです。
ですから、現在の職場の環境では、自分が時間泥棒にならないように
意識する必要がある(気づかないうちにそうなってしまう危険性がある)
・・・そう感じています。
そうならないためには、ちょっと抽象的ですが、
・ 相手の立場で考えること
・ 組織全体の視点で(自分本位でなく)効率を考えること
という視点が必要です。
そういう視点でも今後考えていきたいと思います。
※ これらは通常「時間・効率系の仕事本」にはあまり出てきませんが、
その理由はそういう本の著者に「フリーランス」的な立場の人が多い
ことと無関係ではないと思います。
「個人視点」の時間術から、「組織視点」への時間術へ。
今後は、求められるものが変わっていくように思います。
「組織よりも自分が大事」という考え方もあるのかもしれませんが、
組織が効率的に回ることは、結果として自分の仕事にも返ってきます。
(「情けは人のためならず」的なことです)
※ 「モモ」という児童文学に「時間どろぼう」という悪役が出てきますが、
今日の話はそれとは関係ありません・・・
ちなみに「モモ」はこちら↓
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モモ (岩波少年文庫(127))
著者:ミヒャエル・エンデ
販売元:岩波書店
発売日:2005-06-16
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「効率」を重視する私の立場とは相容れなさそうな物語ですが、
私は実は結構好きです。
今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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