2009年04月09日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「残業多いビジネスマンは幸せ」・・・って本当ですか?


こんにちは。水口です。
今日は「残業」についての2つの記事を紹介します。


■ 「残業多いビジネスマンは幸せ」は本当?

こんな記事がありました。

不況のせい?残業多いビジネスマン「今、幸せ」
(産経新聞) - Yahoo!ニュース


 (『』内は引用です)
 
『 「今、幸せ」と感じているビジネスマンは職場で必要とされていると感じ、残
業も多い…。市場調査会社「ニールセン・カンパニー」(港区)などが行ったビ
ジネスマンを対象としたアンケートでこんな実態が浮かび上がった。

 調査は2月に首都圏や関西圏などの25〜49歳の男性ビジネスマン100
0人を対象にインターネットで実施。その結果、

「職場に必要とされていると思うか」の問いに「はい」と答えた817人のうち
76%が「今、幸せ」と回答したのに対し、

「必要とされていない」183人のうち「幸せ」と答えたのは48%だった。

また、月に70〜100時間残業している48人と同30〜70時間の295人
のうち、「幸せ」と答えたのはいずれも約8割だったが、

残業ゼロの177人では半数程度だったという。』

                     (上記サイトより引用。改行のみ追加)

とあります。この調査結果を見ると、

□ 「職場に必要とされている」と感じていると、「幸せ」と答える人が多い

□ 残業している方が、「幸せ」と感じている人が多い

とも読み取れます。

前者はわかりますが、後者はちょっと疑問です。
「残業する」=「幸せ」なんでしょうか・・・?


本当にそうなら、「部下に残業させたい上司」には、格好の免罪符になる
わけですが・・・、実際はそうではないと思います。

□ 「職場に必要とされている」 → 「幸せ」

□ 「職場に必要とされている」 → だから「残業する」

ということであって、

□ 「残業する」 → 「幸せ」

ということではないでしょう。

※ こういうアンケート調査でありがちですが、2つの項目に「相関」があるから
   といって、その項目に「因果関係」があるように解釈してしまうと、間違った
   解釈になってしまうことがあります。

   「仕事が充実しているから、残業もいとわない」というなら分かりますが、
   「残業するから、仕事が充実してくる」というのは、違うと思います。

というわけで、記事のタイトルにある『 残業多いビジネスマン「今、幸せ」 』 と
いうのはミスリードではないか。というのが私の意見です。

※ 余談ですが・・・、
   「ミスリード」という言葉には、「mislead」(誤解させる)「misread」(誤解する)
   の2種類あります。ここでは前者(誤解させる)の意味です。


■ 「残業が減ってうれしい」が5割

もうひとつ、今度は「残業」に対して、別の見方からの調査です。

残業が減って「うれしい」などポジティブな感想が5割
:IT&ウェブ業界の転職をサポートする「CAREERzine」(キャリアジン)


 (『』内は引用です)
 
『 株式会社インテージは、「ビジネスパーソンの残業事情と意識」について調査、
結果を発表した。調査対象者:20〜59歳の男女2,400人、調査期間:2009
年3月12日〜16日。』

 
『 残業が減ったことについての感想を問うと、「残業手当が減って、経済面で困る」
が40.7%ともっとも多いが、「家に帰れてうれしい」(20.0%)、「自由な時間が増
えてうれしい」(18.5%)、「体が楽になったり、ストレスが減ってよかった」(11.5%)
と、ポジティブな回答の合計が50%と、半数に上った。』


とあります。


基本給だけでは充分とは言えず、残業代があること(残業すること)を前提に
働く。そんな残業のことを、『生活残業』と呼ぶことがあります。

人によっては『生活残業』として、業務上必要ないのにダラダラ残業している
なんてケースもあります。業務上の必要のない残業は、名目上してはいけない
ことになっているわけですが、そこまでのチェックが働いていない職場がほとん
どだと思います。

そんな『生活残業』ではないにしても、いつも残業代が付いていた人が急に
残業代が少なくなると(残業しなくなると)、寂しく感じるところはあります。


上記の調査は、残業減による一番の影響(または関心事)が、そんな経済的
な面にあることを示しています。・・・当然と言えば当然、だと思います。

ただ、ポジティブな感想が(合計で)約半数にのぼったというのは、

  「残業を減らしてみるのも、案外良かった」

と感じている人が相当数いるということではないでしょうか。



「仕事が充実していると、残業もいとわない」 (最初の記事)
でも、「実際に残業を減らしてみたら、いろいろメリットを感じた」 (後の記事)

というのは、私自身も経験してきたことです。仕事が充実していたり、充実と
は言えなくても責任感を感じて動いているときは、残業(サービス残業も)が
当たり前・・・という感じになってしまいます。しかし、実際に残業を減らして
みると、色々メリットを感じます。 (私の場合、「独立」に踏み切れた(準備が
できた)のも残業を減らせたおかげです)

「残業が当たり前」という方(←今は減ってるかもしれませんが)も、
残業を減らした生活を試してみてはいかがでしょうか。



今日の記事作成時間は50分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
残業について、いつも思う事があります。
残業代が払えない会社‥社員に残業をするなと言う。
でも残業しないと仕事が追い付かない。
残業代は出なくとも、責任感からサービス残業をしてしまう。
残業しなくても済むように人を増やすのも無理。
仕事を減らすのも無理。
昼間は外に出て仕事を取れ。
そして残業するな。
・・・いつ取ってきた仕事を処理するのでしょう。
こんな矛盾を抱えつつ、職を失う訳にもいかず、客を裏切る事も出来ず、日々隠れてサービス残業。
世の中実際こんな実態も存在します。
この矛盾は、解決出来るのだろうかと‥いつも考えます。
ブログのコメントになっておらず申し訳ありません。
よろしければいつか、この矛盾に対してお考えを聞かせて下さい。
Posted by 大熊ねこ at 2009年04月10日 13:42
 

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