2009年04月14日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

上司に恵まれない場合の対処法(1):なぜダメ上司は「上司」になれたのか?


こんにちは。水口です。
今日は「上司」について考えてみたいと思います。


■ 上司は仕事の効率を大きく左右する

先日頂いた「残業」に関するコメントで、

『 残業しなくても済むように人を増やすのも無理。
  仕事を減らすのも無理。
  昼間は外に出て仕事を取れ。
  そして残業するな。                   』

といった、矛盾があるというお話を頂きました。

また、それとは別にメールで頂いたご質問で、

  上司が部署の仕事の内容を理解していない。
  (上司が定期的によその部署・組織から入れ替わりでやってくる)

  → だからうまく内容をチェックできないまま決済されてしまう
    (上司によるチェックが期待できない、誤りに気付かない)

といった職場のお話をうかがったこともあります。


本来、上司はその部署の仕事の実態をつかんだ上で、有効な方針を示したり、
チェック機能を果たしたりすべきものです。

そして、その部署の仕事の効率は上司によって左右される部分も大きいです。
個別の仕事の効率を上げても、全体の方針が良くなければ結果が出ないわけ
ですから。

そんなふうに、「上司」または「チームリーダー」は、とても重要な役割を担って
いるわけですが・・・、実際のところ、必ずしも優れた上司ばかりではない。
そんな実態もあります。(私も経験があります)

そんな場合にどうすればいいのでしょうか・・・?


■ 「上司」に恵まれない場合には・・・?

個人的には(経験的に)こう思います。


「この上司の下にいると、仕事がうまくいかない」

そう感じるときには、その上司の良くない点がいろいろ見えてくることもあると
思います。

また、上司によっては案外、勉強や情報収集をしていない人も多く、いかにも
「古いやり方」を押しつける人もいます。

そこで、部下の視点から、「上司はこうあるべきだ」という見方をすれば、上司
の悪いところはたくさん見つかるわけです。もちろん、自分自身の経験不足や
視野の狭さはあるかもしれませんが、それ以前にひどい上司もいます。

そして、上司が何かのきっかけで変わってくれればいいけれど、そもそも上司が
人の意見に耳を貸さないタイプなので、望みは薄い・・・。そんな状況もあると
思います。


この場合、3つのアプローチがあると思います。

1つは、粘り強く「上司に変わってもらう」ために意見すること。

※ 「代わってもらう」ではなく、「変わってもらう」です。
   時には「代わってもらう」ことも必要かもしれませんが、
   それは最後の手段ということで。

2つめは、上司に期待せず、「担当者間で改善を進める」こと。

3つめは、「逆に上司をコントロールする」ことです。


1つめの「上司に変わってもらう」ことは、かなり粘り強い努力が必要です。
こういうアプローチも必要ですが、これだけではなかなかやっていけないと
いうのが実態ではないでしょうか(←経験談です)

というわけで、2つめの「担当者間で改善を進める」、3つめの「逆に上司を
コントロールする」ことも必要になってくると思います。


■ ピーターの法則

これらの3つのアプローチについては、また触れていきたいと思いますが、
まずは、「なんでこんな人が上司の立場にいるんだ?」という疑問を解消
しておきたいと思います(そう思うことは多いと思いますので・・・)。


「ピーターの法則」と呼ばれるものがあります。
(この本に載っています)
―――――――――――――――――――――――――――――――
ピーターの法則ピーターの法則
著者:ローレンス・J・ピーター
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2003-12-12
おすすめ度:4.0
クチコミを見る


―――――――――――――――――――――――――――――――

(Wikipediaにも簡単な解説があります↓)
ピーターの法則 - Wikipedia


簡単に言うと、(これは私の解釈です↓)

・ 上司は、「上司」としての能力を買われて昇進するわけではない
  (その下の役職での実績を買われて昇進する)

・ だから、上司になったら「無能」になってしまう場合もある
  (担当者として優秀な人が管理職として優秀とは限らないので)

・ 最悪の場合は・・・
  昇進してもまだ「有能」な人はさらに出世する(「無能」になる役職まで)
  結果として、「無能」な上司があふれることにもなる。

という法則です。

すべてがこの通りになるとも思えませんが、実際に「ピーターの法則」が当ては
まっていると思える上司も、会社にはいるものです(特に大きい会社だと)。

特に、日本の会社では「管理職」としての教育や研修があまり充実していない
割に、管理職に上げてしまうことがありますから・・・、「ピーターの法則」は案外
身近なものだと感じます。

※ そもそも、部下を「監督」することが管理職の仕事だと考えている上司も
   多いのが実態で・・・。本来は「管理」すべきものは「仕事」であって、部下
   の行動を逐一監視するのが管理職の仕事ではないはずですが・・・。



というわけで、「上司」の役割を果たせていない人が、「上司」の立場にいるのは
その「上司」個人の問題だけではなく、組織としての構造的な問題でもあるわけ
です。

ということも頭に入れて、あまり「上司」個人をうらんだり、悪く思ったりしない
方がいいのかな・・・と個人的には考えています。

そうはいっても、感情的になってしまうことが無かったとは言えませんが・・・。
まずは、できるだけ冷静になりたいものです。


もう少し具体的な話は、また明日以降進めていきたいと思います。



今日の記事作成時間は58分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(2)

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