上司に恵まれない場合の対処法(2):ダメ上司の5つのタイプ
こんにちは。水口です。
今日は昨日の記事に続いて、「上司」について考えてみましょう。
■ 「困った上司」の5タイプ
社会人経験がある程度長い人であれば、「困った上司」の話題には事欠く
ことはないのではないでしょうか・・・?
「無茶なことばかり言う上司」「言ってることが矛盾してる上司」など、いろいろ
あると思いますが、自分自身がそういう上司にならないようにという自戒の意味
もこめて、もう少し具体的にあげてみましょうか。
最初に言っておかなければいけないことは・・・上司とはいえ、完璧な人間、完璧
なビジネスパーソンではないということです。欠点を持っていることもありますし、
失敗することもあります。上司も部下とともに成長していくものです。
ですから、あまり「完璧」を求めすぎるのも酷です。私は若い頃、「上司は完璧で
あってほしい(あるべきだ)」という思いがありましたが、実際にはそんなことは
ないと分かってきました。
・・・というのは前提として、「困った上司」のタイプをいくつかあげてみます。
□ 現場で起こっていること、実態を分かっていない・理解しようとしない
「昔取った杵柄(きねづか)」上司
「昔はこうだった」「昔はこれでうまくいった」という経験を元に、すべてを
考えるタイプの上司です。もちろん、経験は有用なものですが、仕事を
取り巻く環境が変わってきている以上、やり方も変えなければいけない
場合もあります。
また、社会的に見た「会社」の役割や、社会から要請されるものも変わって
きています。たとえば、「残業」ひとつとっても、昔は「サービス残業当たり前」
という会社も多かったのですが、現在はサービス残業に対する風当たりが
年々厳しくなっています。(その件はこちら↓もご参照を)
「サービス残業」の是正指導、件数・金額とも過去最多
□ 現場や実態を理解することをあきらめている
「腰掛け気分」上司
同様に、実態を知らない上司には、違う部署や違う会社からやってきた
上司もいます。そういう上司も、本人に新しいことを覚える意志があれば
いいのですが、そうでない場合(腰掛け気分の場合)には、やはり同様に
実態の分からない上司になってしまいます。
先の例のように自分の経験を押しつけるのではなく、どちらかというと
「無関心」「面倒くさい」というタイプです。
□ 問題が起こっても、責任を取ろうとしない(部下のせいにする)
「実は小心者」上司
これはよくある話で・・・、
たとえば、こちら↓を見ると思い当たる節があるかもしれません。
(見ると多分笑ってしまうので、会社で見るのは要注意です)
「共感できる「ルーツ飲んでゴー」のつぶやきランキング(上司編)」
/ランキング - goo 求人&転職
『手柄は取られ、責任は取らされる』というのは、実は「小心者」であること
の表れでもあります。ある意味、上司が部下を「ライバル視」しているという
ことです。
また、上司も中間管理職なら、自分も上から評価される存在なので、自分
の評価ばかり考える人もいます。そういう現実もあるわけです。もちろん、
長期的に見れば、こういう態度は(上司の上司に)見抜かれてしまいますし、
部下の力を引き出せないという意味でもマイナスなんですけどね・・・。
□ 部署として「改善」しようという意志がない
「事なかれ主義」上司
とにかく「先例主義」「事なかれ的」で、新しいことをやるのが嫌というタイプ。
「何かを変えよう」「改善しよう」という部下がこういう人の下につくと、何も
変わらない(変えるのが大変)なことに、脱力感を感じることが多いものです。
基本的に悪い人ではない(ことが多い)ので、あまり強く言えないことも多い
のが、さらに脱力感の元になりがちです・・・。
□ 問題があっても、「とにかくがんばれ」という対処法しか示せない
「無策?」上司
「先例主義」と似ていますが、とにかく「がんばれ」としか言えない上司です。
いろいろな状況の中では、ときには「がんばれ」としか言えない場面もある
かもしれませんが、いつもこれでは困りますね。
これ以外にも「困った上司」のタイプはあると思いますが、とりあえず思いつく
ところをまとめてみたら、5つになりました。
※ 「他に、こんなタイプの上司もいるよ」というコメント歓迎です!
今日は「困った上司への対処法」を書こうと思っていましたが、その前段の
つもりの話が長くなってしまいました・・・。続きはまた明日に。
今日の記事作成時間は69分でした。
(実は対処法も書きかけていたのですが、長くなりすぎるので、明日にします)
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 19:10│Comments(2)│TrackBack(2)
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こんにちは。水口です。
一昨日、昨日に続いて、「上司」、特に困った上司についての話です。
昨日は、「困った上司」をいくつかタイプ分けしてみました。
では、そんな困った上司にどう対処すればいいか? という話ですが、
昨日も書いたように、大きく3つの....
上司に恵まれない場合の対処法(2):ダメ上司への対処法その1〜3【時間管理術研究所 □□ 仕事と生き方、幸せの研究所 □□】at 2009年04月17日 01:05
こんにちは。水口です。
今日は引き続き「困った上司への対処法」です。(今日で一区切りです)
昨日は困った上司への対処法(というかアプローチ)を3つあげてみました。
その対処法「番外編」について考えてみましょう。
■ 「困った上司への対処法」 番....
上司に恵まれない場合の対処法(4):ダメ上司への対処法 番外編【時間管理術研究所 □□ 仕事と生き方、幸せの研究所 □□】at 2009年04月18日 15:35
この記事へのコメント
こんにちは
私が知る上司で『八つ当たり上司』がいます(^^;。
本社の会議から帰ると、決まって機嫌が悪く普段より怒鳴りちらす。
気持ち…わかるんですけどね。
だいぶ言われてきているんでしょうから。
でも、改善案を出さずにただ怒鳴られても、やはり部下と上司の関係が悪化するばかりだと。。
たまに寿司屋に連れて行くのは、あめとムチって事だったんでしょうか(^^;。
私が知る上司で『八つ当たり上司』がいます(^^;。
本社の会議から帰ると、決まって機嫌が悪く普段より怒鳴りちらす。
気持ち…わかるんですけどね。
だいぶ言われてきているんでしょうから。
でも、改善案を出さずにただ怒鳴られても、やはり部下と上司の関係が悪化するばかりだと。。
たまに寿司屋に連れて行くのは、あめとムチって事だったんでしょうか(^^;。
Posted by 大熊ねこ at 2009年04月16日 19:52
水口です。
大熊ねこさん、ありがとうございます。
『八つ当たり上司』、私は経験ありませんが、分かります。
ちょっと似たパターンで、ある会議から帰ってくると・・・
「あれはどうなった、これはどうなった?」と進捗状況を聞き始め、
「何でできてないんだ」と怒り始める上司はありましたね・・・。
上司も「上司の上司」からいろいろ言われて大変だというのが、
垣間見えますね。それは分かるんだけど・・・部下としては、
もう少し生産的な話がしたいものですよね。
大熊ねこさん、ありがとうございます。
『八つ当たり上司』、私は経験ありませんが、分かります。
ちょっと似たパターンで、ある会議から帰ってくると・・・
「あれはどうなった、これはどうなった?」と進捗状況を聞き始め、
「何でできてないんだ」と怒り始める上司はありましたね・・・。
上司も「上司の上司」からいろいろ言われて大変だというのが、
垣間見えますね。それは分かるんだけど・・・部下としては、
もう少し生産的な話がしたいものですよね。
Posted by 水口和彦 at 2009年04月16日 22:58
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