某社の「ワーク・ライフ・バランス」関連アンケートを見て思う・・・
こんにちは。水口です。
今日は「ワーク・ライフ・バランス」関係のアンケートについて。
■ ワーク・ライフ・バランスの充実はモチベーション向上につながる ???
こんな記事がありました。
ワークライフバランスの充実は、モチベーション向上に繋がる?
――ライフネット生命保険調べ - japan.internet.com Webマーケティング
(『』内は引用です)
『ライフネット生命保険株式会社は、20代〜40代の有職者の男女1,000名
に対し「ワークライフバランスに関する調査」をモバイルリサーチにて実施
(中略)
現在のワークライフバランスの満足度について聞いたところ、全体の43.6%
が「満足している」(「満足している」10.6%、「やや満足している」33.0%の合
計)と回答した。』 (上記サイトより引用)
とあります。
現在は、ワークシェアリング含め、勤務時間は縮小傾向にありますから、
「ワーク・ライフ・バランス」の面での不満は少なくなっているのではないか?
という気もしますが、それは置いておいて。
上記記事タイトルにある、ワーク・ライフ・バランスへの満足度と、仕事への
モチベーションの関係ですが、
『なお、自身の仕事に対するモチベーションが高い人(527名)では、
58.1%の人が「満足している」
(「満足している」16.9%、「やや満足している」41.2%の合計)と回答し、
自身の仕事に対するモチベーションが低い人(473名)では、
27.5%の回答者が「満足している」
(「満足している」 3.6%、「やや満足している」23.9%の合計)と回答した。
同社は、ワークライフバランスの充実と仕事に対するモチベーションの関係
には、互いに影響を与え合う関係性があると見ている。』
(上記サイトより引用:改行のみ追加)
この結果から、
ワーク・ライフ・バランスと仕事へのモチベーションには深い関係がある!
ということになると面白いのですが、この結果からはそうは言えません。
この手のアンケートにはありがちな話で、前にも同様のことを説明したことが
ありますが・・・
モチベーションが高い人
→ 仕事に満足している人 または 元々肯定的に物事をとらえる人
ということですから、そういう人のワーク・ライフ・バランスへの満足度が高いの
は不思議ではありません。ですから、ワーク・ライフ・バランスとモチベーション
の関係は、まったく何とも言えません。
※ 従業員のワーク・ライフ・バランスを向上させれば、仕事へのモチベーション
が高まるという傾向は、おそらく実際には「ある」と思います。ただし、上記
のアンケートからは何とも言えないということです。
いろいろなアンケート調査で、同様のミスリード(あるいはトリック?)があり
ます。これにだまされないためには、設問を注意深く見る必要があります。
■ 会社の業績と女性の活躍の関係
ちなみに、上記記事の元ネタはこちら↓にあります。
〜ライフネット生命、「ワークライフバランスに関する調査」〜
| ライフネット生命保険
こちらのページでは、『不況の突破口は女性の活躍にある!』と題して、
業績が好調な企業では、「女性が活躍できる環境がある」という回答が
多いことを指摘しています。
これも、解釈は2通りあって・・・
女性が活躍できるようにしたから、業績が向上した
というケースもあれば、
業績が好調だから、いろいろな施策を取れる余裕がある
というケースもあるはずです。
ですから、このアンケートだけで『不況の突破口は女性の活躍にある!』 と
結論づけるのは早計過ぎます。
とはいえ、女性が活躍できる施策を導入する会社の方が業績を伸ばしやすい
というのは、定性的には事実だと思います。
能力があれば男性女性問わない方が合理的です。仮に男女半々いるとして、
女性に不利な職場環境であれば、ほぼ半分の人が、実力を発揮しきれない
ことになってしまいます。これは明らかに会社全体として不利になります。
ここからは、感覚的なものも含む、私の持論ですが・・・、
個人的には、係長職・課長職などでは、むしろ男性より女性の方が適性が
あるんじゃないか? という気もしています。
中間管理職には、「やりくり」的な能力と「コミュニケーション」の能力が重要
になってきます。そういうのは男性よりも、むしろ女性がうまかったりします。
特にコミュニケーションに関してはそうですね。たとえば、職場の中で「何か
悩み事を抱えている人がいる」というケースで、その人の様子に異変を察知
するのは女性の方が早いと言われます(経験的にもそう思います)。
職場のワーク・ライフ・バランス、特に(残業の削減)が進めば、女性管理職
も活躍しやすくなります。現在の低成長期に、思い切ってそういう方向に
進んでみるのも、会社の将来のために有効ではないでしょうか。
今日の記事作成時間は33分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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