現在、最も「ワーク・ライフ・バランス」の認知度が高い世代は?
こんにちは。水口です。
一昨日、昨日と、ワーク・ライフ・バランスに関する調査結果に関連した話
でしたが、今日はそれに関連して・・・特に人事関係の方に向けた話です。
■ 「ワーク・ライフ・バランスと顧客ニーズに関する意識調査」
一昨日の話は、内閣府が5/27に発表したワーク・ライフ・バランス(仕事と
生活の調和)の意識調査結果に関連した話でした。
元々の資料は、
「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)と顧客ニーズに関する
意識調査について」の公表について
というタイトルのものです(↓こちらがリンクです:pdfファイルです)
http://www8.cao.go.jp/wlb/research/pdf/needs.pdf
一昨日、昨日は触れませんでしたが、この中には、ワーク・ライフ・バランスに
関する認知度の調査もあります。
同資料から引用すると、 (『』内は引用です)
『○「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」について、「言葉も内容も
知っている」と答えた人は13.4%と、前回調査(11.3%)からほぼ横ばい。
「言葉も内容も知らない」という人は51.8%と前回(56.4%)からやや減少。
○ 週労働時間が長い人や勤務先の企業規模の大きい人の方が、
「言葉も内容も知っている」割合が概ね高くなっている。 』
とあります。具体的な数字でいうと、
□ 「ワーク・ライフ・バランス」の認知度
言葉も内容も知っている : 13.4%
言葉は聞いたことはあるが、内容までは知らない : 34.8%
言葉も内容も知らない : 51.8%
□ 従業員数別の 「言葉も内容も知っている」人の割合
1〜29人 : 7.8%
30〜99人 : 13.4%
100〜499人 : 14.9%
500〜999人 : 26.1%
1000人以上 : 32.7%
となっています。
■ 企業規模が大きいほど「ワーク・ライフ・バランス」認知度は高い
従業員数による差がかなり大きいですね。これは思い当たるところがあります。
というのは、弊社に「時間管理」の講演や研修を依頼してくださるのは、名前の
通った大企業が多いという実態があるんです。
(昨年後半以降の景気後退以前からの傾向です)
大きな企業から依頼を頂くことは私としてはうれしい反面、「小さい企業はまだ
まだそういう意識が無かったり、具体的な施策を打てていないんじゃないか?」
と心配でしたが、上記調査結果から、それが少し裏付けられてしまいました。
大きな企業ばかりでなく、中小企業からもご依頼を頂く(それだけ意識が高ま
る)のは、もう少し先のことになるのでしょうか・・・。
■ ワーク・ライフ・バランスの認知度が高い世代は?
上の数字(認知度の数字)を見ると、「ワーク・ライフ・バランス」の認知度は、
まだそれほど上がっていないという結論を導きたくなります。
(数字上はそうなっていますから当たり前です)
しかし、「ある一部」に限って言えば、昨年から今年にかけて認知度は急激に
上がっています。
その「ある一部」とは「新入社員」のことです。
前にもこのブログで少し書きましたが・・・、昨年と今年、ある同じ企業(これも
超大手です)の、新入社員研修を担当しました。昨年も今年も100名以上が
受講してくれました。
その研修の中で、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を知っているかどうか
聞いてみた(挙手してもらった)ところ・・・、
2008年は「知らない」という人が多数派(知っている人は1割くらい)
2009年は「知ってる」という人が多数派(知っている人が9割くらい)
でした。かなりの激変です。
研修で教えられたわけでもないのに(これは確認しました)、ワーク・ライフ・
バランスの認知度が極端に上がっている。では、その新入社員の方たちが、
どこで「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を聞いてくるのかと言えば・・・、
人事担当の方ならお分かりかもしれませんが・・・、
「就職活動」の中で聞いてきたというわけです。
つまり、一昨年、昨年あたりから、就職活動の中で「ワーク・ライフ・バランス」
をアピールする企業が増えてきたのだと考えられます。
逆に見れば、「ワーク・ライフ・バランス」について何もアピールできるものがない
企業は、その点で(学生から見て)見劣りするようになってくるかもしれません。
そういう意味では(採用活動においては)、「ワーク・ライフ・バランスの認知度は
まだまだ低い」 と安心してはいられないと考えるべきでしょう。
もちろん、採用活動でワーク・ライフ・バランスをアピールしたのに、実際に入社
してみると全然実態がともなっていなかった・・・ となるのも困ります。こちらは
「定着率」の方に影響しますし。
人事の方のお話を聞くと、みなさんここで苦労しているそうです。特に、部長や
課長クラスの方が「昔のやり方」を変えられない(変えようとしない)という話を
よく聞きます。
そういう状況ではなかなか言うことを聞いてもらえなくて大変だと思います。
しかし、長い目で見ればいずれ必要になること。情報発信や研修など、
地道に取り組んでいくしかないと思います。
大変だと思いますが、挑戦してみてください。
今日の記事作成時間は52分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 21:06│Comments(0)│TrackBack(0)
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