2009年06月09日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

6月10日は時の記念日!

こんにちは。水口です。 

昨日も少し関連する話を書きましたが、
6月10日は「時の記念日」です。


■ 時の記念日はいつ制定された?

「時の記念日は何月何日?」 と聞かれて、即答できる人は少ないかも
しれません。「6月だったよな・・・」とは思っても、何日かまでは覚えてない
という人が多いのではないでしょうか。実は私もそうでした。

そんなふうに、今ひとつ存在感の薄い記念日ですね。祝日じゃない記念日
はそんなもんかもしれませんが。


ちなみに、時の記念日が制定されたのは、1920年(大正9年)です。
当時の新聞記事を紹介するページがありました。

(読売新聞のサイトです↓)
明治・大正・昭和 : データベース


今は、日本人は「時間に正確」と言われることが多いです。電車のダイヤなど
は特にそうですね。しかし、昔はそうでもなかったという話は聞いたことがあり
ます。この頃(大正9年)は時間に対する意識がそれほど高くなかったようです。

上記の記事にはこうあります。

 (『』内は引用です)
 
『 さて、この日にどんなイベントが行われていたのか。何と、「視察団」があち
こちを回って、公共施設で時計の遅れがないか確認していたようだ。いわく
「東京駅午前八時半発の下関急行の電気時計は四秒遅れて居った相だ」
「正確であったのは上野電信局、汐留駅、東京府庁、天賞堂(時計店です
ね)、服部時計店の五ケ所で」などなど。さらに街頭では、「時計を合わせて
下さい」とビラを配って宣伝活動が行われたり、講演会なども開かれた。

 どうもこの頃の日本人は時間の感覚に乏しいとされていたようで、時の
記念日をきっかけに、時間に関心を持ってもらい、欧米並みに規律正しく
効率的な生活を送ろう、という狙いがあったようだ。』

                                (上記サイトより引用)


この記念日は、「時間に正確に」「時計をちゃんと合わせましょう」と啓蒙する
意味合いが強かったんですね。

しかし、「時計を合わせて下さい」というビラを配るとは、面白いです。今のよう
に、正確な時刻が簡単に確認できなかったでしょうから、あまり合わせない人
も多かったのでしょうか?

調べてみるとこの頃は、テレビはもちろんですが、ラジオもまだありません
(1925年からだそうです)。電話の時報もまだありません(1951年から)。
ですから、街角や駅などの時計で自分の時計を合わせていたのでしょう。
・・・それは確かに面倒かも。


一方、現在は「正確な時計」はあちこちにありますね。

パソコンの時計は(ネットワーク経由で)自動で時間合わせできますし、携帯
電話も自動で時間合わせができるものが多いです。「電波時計」もあります
(私も使用しています)。電波時計(特に腕時計)は、日本製が進んでますね。


そんなふうに、現在は合わせなくても正確な時計が増えました。そのうちに
「時計って合わせるものなの?」 という人が出てきても不思議じゃないかも
しれません。

ただ、「時間に正確な行動」という方は、逆行しているのかもしれませんね。
ビジネスの場は別として、プライベートの待ち合わせの時間などは、昔よりも
ルーズになっていますので・・・ (これは、それだけ便利になったということで、
必ずしも悪いことではないかもしれませんが)。



今日の記事作成時間は42分でした。
では、また明日!


このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
メールアドレスを入力すれば登録できます! → 
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2014 BizARK Inc. All rights reserved.
この記事へのトラックバックURL
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)
 

※ スパムコメントがあまりに多いため「http://」は使用不可の設定にしています。
  URLをご紹介頂く場合は「http://」を省くか全角文字を使用して頂けますと
  幸いです。