2009年06月13日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

4割の会社にサービス残業が! : 「労働時間管理等に関する実態調査」


こんにちは。水口です。 

今日は「ワーク・ライフ・バランス」関連で、企業の調査結果についての話です。


■ 「労働時間管理等に関する実態調査」

東京都内の企業に対する、労働時間関係の調査結果が発表されています。

都内企業、有給休暇の取得率は約3割、サービス残業は約4割存在
| 経営 | マイコミジャーナル


 (『』内は引用です)
 
『東京都産業労働局は5月26日、都内の事業者と従業員に対して行った
「労働時間管理等に関する実態調査」の結果を発表した。同調査では、
労働時間の管理のあり方、時間外労働の実態などについて聞いている。』

                                 (上記サイトより引用)


時間外労働についての「実態」調査は意外に少ないので貴重です。

ちなみに、上記記事の元ネタになっているのは東京都産業労働局の調査で、
東京都のこちらのページ↓に詳細があります。

20年度「労働時間管理等に関する実態調査」結果|東京都



■ 有休の取得率は約3割

まず、有給休暇の話ですが、  (『』内は引用です)
 
『 1. 従業員調査の結果から年次有給休暇の取得率を推計すると、
    29.9%となった。
  2. 年次有給休暇の未消化の理由としては、事業所調査・従業員調査の
    いずれにおいても「病気などのために確保しておく」が最も多く、これに
    「仕事が多い」等の理由が続く。 』
   (上記2つめのサイトより引用)

とあります。


有給休暇の取得率は約3割。「予想通り低い」という感じでしょうか。
(全国調査だと4割台が多いので、都内はそれよりさらに低いわけですが)

たとえば、1年の有給休暇が20日なら取得したのは6日。2ヶ月に1回ペース
でしか取得できていないことになります。少ないとは思いますが、実態としては
こんなものでしょう。


興味深いのは、有休を残す理由として、最も多かったのが、『病気などのために
確保しておく』 ためだということ(42.4%)です。

こういう意図で「あえて」有休を残している人に、「100パーセント取得」を呼びか
けても、あまり意味がありませんよね。
(前年の有休を繰り越している場合は別ですが)

――――――――――――――――――――――――――――――――
※ ですから、もし会社として有給休暇の取得率の目標を立てる場合には、
   目標は「100パーセント」にしてはいけません。
   (いくら 『仕事と生活の調和憲章』 に掲げられていてもです)

   「100パーセント」は達成できませんし、無理して達成しようとするなら、
   従業員にとって逆に迷惑。「100パーセント」をどうしても達成したいなら、
   有給休暇の制度自体見直す必要がある。というのが私の意見です。
   (例) http://jikan.livedoor.biz/archives/51443524.html
――――――――――――――――――――――――――――――――


有給休暇の取得について、どのくらいの水準が目標として適当かという、
明解な基準はあまりありません。

個人的には、

 ・ 6割(=月に1回)を目安に取得する
   (6割を超えるなということでなく、もちろん超えてもOK)

 ・ 前年の有休が繰り越されている場合は100パーセント取得を理想に
   (100パーセントぴったりは難しいので、あくまで理想ということで)

というのが、従業員側から見た一つの目安かと考えています。
(長期的にはもう少し高い水準を目標として設定してもいいと思います)

いろいろ意見はあると思いますが、従業員側の視点に立つなら、このくらい
が現実的な線ではないでしょうか。これなら、もし病気などで数日休むこと
になったとしても、特に支障はありません。


■ 4割の会社でサービス残業がある!

同調査にはサービス残業に関する調査もあります。

 (『』内は引用です)
 
『 1. 事業所調査では、37.6%の事業所がサービス残業があると考えている。

2. 持ち帰り残業に関しても、23.3%の事業所が「ある」と考えている。
    従業員調査でも回答者の21.2%が、自宅に持ち帰って仕事をすること
    があるとしている。

3. 従業員調査から、平成20年9月における時間外手当が支給されない
    残業時間を推計すると、平均8.0時間となる。』

                              (上記サイト2つめより引用)
とあります。


サービス残業のある事業所が約4割。「4割もある!」という見方もあるかも
しれませんが、私は「意外に少ない」という印象です。

以前(もう一昨昨年になりますが)、このブログ上でアンケートを取った際には、

  「サービス残業は絶対しない」 23%
  (それ以外の77%の人は、多少なりともサービス残業がある)

という結果でした。おもに「このブログの読者」が対象なので、バイアス(偏り)が
あるとはいえ、8割近くの人が「サービス残業がある」と答えているわけです。


ということで、「サービス残業のある事業所が約4割」という結果には驚きません
が、それが良いというわけではなくて・・・変えていく必要はあるわけです。

※ 特に企業サイドから見れば、現在浸透しつつある「ワーク・ライフ・バランス」
   向上の流れに乗り遅れてしまうと、採用や定着率にも悪影響が出てくる
   ことが考えられるわけで・・・重要です。



上記調査では、サービス残業は「平均8.0時間」とあります。
8時間程度なら、1日あたり30分以下です。

この数字自体は意外に小さいですね(景気の影響?)。もちろん、平均の話
であって、ゼロの人はゼロですし、やっている人は月20〜30時間、あるいは
それ以上というケースも多いと思います。





今日の記事作成時間は47分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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