2009年06月20日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

情報収集の「功」と「罪」


こんにちは。水口です。 
今日は昨日の話と関連して「情報収集」についての話です。


■ 「情報収集」の功罪

昨日の話というのは、せっかくの「朝活」がニュースのチェックだけではもったい
ないという話でした。

これは「ニュース」に限らず、「情報収集」全般に言えることかもしれません。


ビジネスパーソンにとって「情報収集」は必要なものだと思います。ですから、
「情報収集」のメリットを説く人が多いですし、様々な情報収集法が紹介される
こともあります。

しかし、その反面「情報収集」には危険な面もあります。

たとえば、「情報収集」に関してとても熱心で、いろいろなことを知っているのに、
それがあまり成果に結びついていない人もいます。

たとえば、昔で言えば、新聞や雑誌記事のスクラップ(切り抜きを貼り付けて、
スクラップブックなどにまとめること)を熱心に行うけれど・・・、それが仕事に
結びついているわけでもなく、労力ばかりかけてしまっている人もいました。

それが一種の趣味であれば、横から口をはさむべきではないのですが・・・、
情報収集の魅力というか、困ったところとして、情報収集をしていることで
何か仕事をしたような気になってしまうところがあります。

ですから、ビジネスパーソンは自分の情報収集がどのように仕事に結びついて
いるか、客観的な視点を持つことが必要です。

別の言葉で言えば、「手段」のつもりで始めた情報収集自体が「目的」になって
しまってはいけないということです。



極端な話、「こうすれば情報収集の効率が上がる!」というノウハウを取り入れ
て、大量に情報を収集できたとしても、それが自分の仕事につながらないもの
であれば、最終的なアウトプットにはなんら寄与しないわけで・・・

悪く言えば、「効率良く、ムダなことをしている」わけですし、
「仕事をしているつもりで趣味の世界に入っている」とも言えます。

その趣味を趣味と自覚して行う分には、何の問題もないのですが、情報収集に
は、趣味を「仕事」として錯覚させる魅力のようなものがあると思います。

だからこそ、情報収集はある意味「危険」なのです。


これは、当たり前と言えば、当たり前の話。しかし、世の中には「情報収集」の
メリットを述べる話の方が多く流通しています(その方が記事などになりやすい
でしょうし、メディア上で情報収集を否定するのも矛盾した話ですし・・・)。

それで、私はどちらかというと、情報収集の行き過ぎをいさめる側の立場で
発言するようにしています。(以前に「宝くじ本」でもそういうことを書きました)


■ 現在、いろいろな情報があふれている

現在は情報があふれている時代ですから、すでに、こういうことに自覚的に
なっている方も多いと思います。そういう方には当たり前のことかもしれません
が、以下一応述べておきます。


上記の話は、いろいろな情報に当てはまります。

たとえば、本を読むということについて・・・

「私は月に30冊のビジネス書を読みます」という感じで、多読される方もいます。
本を読むこと自体は良いことですし、私も読みますが、「月に○○冊読みます」
と、読書数を自慢するようになってくると、要注意です。

人にそう宣言してしまうと、自分自身「○○冊読まなきゃ・・・」と意識するよう
になることもあります。そうなると、難解な本を遠ざけるようになり、すぐに
読み切れる(内容が薄めで読みやすい)本に手が伸びるようになりがちです。

最初の2〜3百冊くらいは、そんな感じでもいいと思いますし、自分が詳しく
ない分野も、まず読みやすい本から読むのがいいと思います。しかし、何かの
分野をより深く知り、自分の頭で物事を考えるようになるためには、読書方法
は少しずつ変えていった方がいいと思います。
(数を競うのではなく、ときには考えながら読むことが必要です)


他には、たとえば、メールについて・・・

「Cc」で送られてくる、社内のいろいろな情報のメールをすべてじっくり読んで
いるという方は少ないと思いますが・・・、もし、そうしたらどうなるでしょうか?

「社内の事情通」にはなるでしょうが、自分自身の仕事はあまりできませんよね。
時間がいくらあっても足りません。情報は適度に「流す」ことが必要なわけです。



もちろん、情報収集には必要な面もありますから、自分がどの程度の「時間」を
それに当てるか、自分なりの基準を作っていかないといけません。

仕事の内容によっても違ってきますので、「情報収集は○○分以内に」という
画一的な数字を示すことはできません・・・。自分で考えることが必要です。

今の仕事の内容、将来やりたい仕事の内容の両面を考える必要があります
ので、なかなか難しさはありますが、情報があふれている時代だからこそ、
この部分に自覚的になる必要があると考えています。



今日の記事作成時間は40分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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