2009年06月21日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

もし、自分の仕事、あるいはその産業自体が無くなってしまうとしたら?


こんにちは。水口です。
今日の話は、

  「もし、自分の仕事、その産業自体が無くなってしまったら?」

という、ちょっと恐い話です。


■ 次世代の自動車は?

現在、ハイブリッド車(インサイト・プリウス)がとても人気です。

しかし、長期的な展望に立てば、ハイブリッド車はあくまでも「つなぎ」の
技術だと以前から言われています。で、本命は何かというと・・・、

数年前は「本命は燃料自動車だ」と言わんばかりの勢いで報道されること
が多かったのですが・・・、ちょっと流れが変わってきました。現在はむしろ
「電気自動車」の方に注目が集まりつつある感じです。


なぜそうなるか・・・というと、水素の生産や輸送、充填といった環境が整う
目途がなかなか立たないところに原因があるわけですが・・・、特に水素を
どう生産するかが問題です。

たとえば、化学の実験のように水を電気分解すれば水素は得られます。
しかし、それなら電気を直接使った方が良いですよね。

ですから、よほど大きな技術的変化がない限り、燃料電池車よりも電気
自動車の方が普及する・・・と(あくまで個人的に)予想しています。

もしそうなって、バッテリーの技術進歩や低コスト化が進むと、ますます電気
自動車のメリットが大きくなってくるわけで、もしかしたら、「燃料電池車」と
いうものが消え去ってしまう可能性もあるかもしれません。

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※ ちなみに「燃料電池車」は、「水素から電気を作る」という部分以外は
   電気自動車と同じです。バッテリーの代わりに、水素に充電している
   ようなものです(水素を電気分解で製造するのなら)。

   つまり、現在はコスト的な面で、「水素」派と「バッテリー」派の技術競争
   が繰り広げられているとも言えます。今後、どちらかが突出したメリットを
   引き出せた場合、負けた方は本当に消えて無くなる可能性もありますし、
   現在のLPG車のように、業務用だけで使われるかもしれません。
――――――――――――――――――――――――――――――


■ 「仕事が無くなる?」という可能性

電気自動車と燃料電池車、どちらが主流になるにしても、将来起こる流れと
して予想されるのが・・・自動車の構造が大きく変わることです。

内燃機関(エンジン)を使った自動車に比べ、電気自動車では部品の数が
とても少なくなります。エンジンはもちろんですが、トランスミッション(変速機)
も不要になります。

さらに、「インホイールモーター」という技術が一般化すれば、ドライブシャフトや
デファレンシャルギアすら不要になります。これはかなり大きな変化です。


自動車に詳しくない方には分かりにくくてすみませんが・・・、これらの部品の
中には技術的に難しいものがあり、それぞれ専門的なメーカーが生産を担当
しているものが多いです。

※ 新潟県中越沖地震の際に、カムシャフト(エンジン内の部品)を製造して
   いるメーカーが被災し、多くの自動車メーカーが生産をストップせざるを
   得なくなったというニュースがありました。それと同じように、専業に近い
   メーカーが生産する特殊な部品も多いのです。

そういった、専門性や技術を売りにしていたメーカーは、今後(徐々にですが)
仕事を減らしていくことになる・・・そんな可能性があるわけです。
(もちろん、電気自動車用の部品に参入するケースもあるでしょうけど)




これは、(自分たちから見れば)外的な要因で、自分たちの仕事が無くなって
しまうという状況です。傍から見れば、気の毒とも思えますが・・・、

でも、本当はどんな業界でも多かれ少なかれ、そういう変化はあります。誰で
も自分の業界は大丈夫だと思いがち(思いたがる)ものですが、そうでもない
のかもしれません・・・。(だから「会社の寿命は30年」とも言われるわけです)


その分かりやすい例かもしれない・・・と思って、この話を紹介しました。

では、そんな状況を乗り越えるためには・・・? という話は、また明日にでも。



今日の記事作成時間は56分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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