2009年06月22日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

業界が変わっても通用する「スキル」はこの3つ


こんにちは。水口です。

昨日は、自動車に起こっている変化を例にあげ、もし将来自分の仕事が
無くなってしまったら・・・という話をしました。


ちなみに、私が以前従事していた、自動車の「ブレーキ」は、電気自動車
や燃料電池車になっても存在します。

モーターによる回生ブレーキだけでは急ブレーキが踏めないため、ディスク
ブレーキ自体は無くならない・・・はずです。ただし、ブレーキ部品の消耗は
少なくなりますので、交換部品の売上は下がると予想されます。

そんなわけで、私がいた業界も長い目で見れば、市場は先細りする方向に
はなりそうです。


■ 業界が変わっても通用する「スキル」は何?

話を戻して・・・

もし、自分が従事する産業、業界そのものが無くなってしまうとしたら・・・、
当然違う分野の仕事をしていかなければいけないことになります。

そうすると、その業界の専門的な知識は、あまり役に立ちません。

そんな状況でも応用が利くスキルのことは、「ポータブルスキル」と呼ばれ
ます。「(他の業界にも)持って行けるスキル」ということです。

では、そのポータブルスキルとして、何が「使える」のか? ということが気に
なってくるわけですが・・・、これは人によって意見は分かれます。


たとえば、「会計」の知識が重要だと言う人もいます。

しかし、みんながみんな経営者や会計士になるわけでもないので、個人的
には、そう重要だとは思えません(知ってるに越したことはないですが)。


あるいは、「英語」が重要だと言う人もいます。

しかし、言い方は悪いですが、英語に自信がある方は別として、中途半端な
英語力では大した役に立たないものです。長期的に英語力を上げていこう
とするのは良いことだと思いますが、「ポータブルスキル」として、そう有効な
ものでもないでしょう。


では、何が重要なのか・・・というと、


■ 本当の「ポータブルスキル」は何?

一つは、ちょっと抽象的で申し訳ありませんが、私は

  「自分の頭で考える力」

が上げられると思います。業界知識や業界の常識の上で仕事をするのでは
なく、自分の頭で考え、業界の常識を破るくらいの力を発揮する・・・ 本当
の意味での「地頭」と言ってもいいかもしれません。
(※ ちょっと前に流行った「地頭」はパズル的方向に走りすぎでした)



そして二つめに、意外に重要なのが、

  「文章を書く力」

ではないかと考えています。自分の考えを文章で人に伝えられる力、そして
それを比較的短時間でやれる力は、自分の力をアピールするための武器に
なると感じます。

自分のことで恐縮ですが、私の場合、現在の仕事をスタートする時点では、
「コネ無し・経験無し・知名度無し」の状態からスタートしています。それが、
「書く」ことを積極的に行うことによって、色々な仕事に発展してきました。

いくら独自のノウハウを高めたとしても、「書く」ことなしに、この状態になる
ことは考えられません。

別に私のように独立しなかったとしても、書く力や、そこから発展したコミュ
ニケーションのスキルは、業界が変わっても力になると思います。
(それだけ「書けない」人が多いことの裏返しでもあります。特に理系の人。)


三つめは、

  「時間管理力(もう少し広く言うと仕事力・自己管理力)」

をあげておきましょう。

これは手前味噌ばかりではありません。実際のところ、事務処理能力を
含めてデスクワークの能力、効率は個人差が大きいわけで・・・その能力
が高ければ、他の業界に移っても活躍しやすいのは当然です。




・・・ そして、これらの能力は特別なことをしなくても、「今の職場」で
鍛えることもできるものです。


結局、今の仕事の中で自分の能力を磨くことが大事・・・ということに
なってしまいます。この考え方は絶対正しいとも言い切れませんが、
私は当たらずとも遠からずだと思っています。

逆に言えば、今の職場で自分の能力を発揮しない人、能力を磨かない
人は、いかに他のスキルを追加したとしても、他業界で活躍はできない。
私はそう考えています。

(人によっては)夢がこわされる、身もフタもない話かもしれませんが、
それが真実だと思いますよ。


※ 誤解のないようにつけ加えておくと・・・何かやりたい仕事のために
   資格を取得することを否定するわけではありません。自分で考えて
   必要だと思ったものなら、取得してみることをおすすめします。




今日の記事作成時間は48分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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