2009年06月27日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「週の労働時間が長い人の割合」が高い国、日本


こんにちは。水口です。

こんな記事がありました↓

【レポート】ワークライフバランスと生産性
- "個人の自立"こそが会社と社会を支える
| 経営 | マイコミジャーナル


現在よく話題になる緊急避難的なワークシェアリングとは、ちょっと違う観点
で、この先の労働力不足(人材確保)のための「ワーク・ライフ・バランス」の話
です。

少子高齢化が進み労働人口が減るのなら、1人あたりは長時間働くべき?
という考えもあるかもしれませんが、そういうことではありません。

フルタイム勤務(しかも残業が当たり前)の職場では働けない・働きにくい人
もいるので、そういう人が働きやすいようになれば、労働人口を増やせると
いうことです。


■ 「週の労働時間が長い人の割合」が高い国、日本

上記の記事は結構長いのですが、まずはじめの方から。

 (『』内は引用です)
 
『日本は週労働時間50時間以上の労働者の割合が先進国で第1位だが、
1人あたりのGDPは、アメリカ、スウェーデン、イギリス、ドイツ、フランスに
次いで第 6位」。パネルディスカッションに登壇したESRI 総括政策研究官の
山田亮氏は、冒頭でこのようなショッキングな報告を行った。』

『 山田氏が取り上げた、ILO(国際労働機関)の調査によると、日本の週50
時間以上の労働者の割合は28.1%と、2位アメリカの20%を大きく突き放し、
堂々のトップ。』
                     (上記サイトより引用)

とあります。

年間の労働時間の統計では、あまり顕著な数字が出にくいことから、このよう
に 「週の労働時間が長い人の割合」 で日本の労働時間の長さが指摘される
ことが多いです。

「週の労働時間が長い人の割合」で言えば、突出して高いのは日本と韓国。
(他のアジア諸国はそうでもない)という統計もあります。なぜこの二国だけ?
というところも興味深かったりしますが、それは置いておいて・・・・。


確かに、たとえば「残業」の話では、「特定の人の残業が多い」という話はよく
聞きますね。

最近の傾向として、「派遣社員が労働時間短めで、正社員が労働時間が長い」
という二極化が指摘されることもあります。その現象は最近の傾向ですが、
「残業が長い人は長い」という傾向は昔からあるように思います。

これは「特定の人に仕事が集中している」のが原因のこともあります。そういう
話もよくありますから。しかし、それだけではなく、日本の働き方(働くことに
対する考え方)の中に、それを容認する何かがあるのではないでしょうか?


私も以前そうでしたが・・・

  「俺がこの会社を支えているんだ」的な自負とともに、
  長時間の残業にも文句も言わず(愚痴は時々言うけど)、
  仕事に邁進する

そんな、(愛すべき?)モーレツ型ビジネスパーソンは、多くの会社にそれぞれ
一定数いるように思います。

個人的にはそういう心意気は好きなのですが、本人の健康や仕事中の能率、
プライベートの面でも、社会的な観点でも・・・、見直すべき時期に来ている
ように思えます。

こう言うのは心苦しいですが、もしかすると「モーレツ型」の人は会社にとって
迷惑な存在になってしまっているかもしれないのです。
(たとえば、他の人のワーク・ライフ・バランスに影響するという意味で)


■ 国民性?文化の違い?

上記の記事には、こうあります↓。

 (『』内は引用です)
 
『この違いがどこから生じるのかを探るために、ESRIが日系企業/外資系企業
の海外駐在経験者を対象に行ったインタビュー調査の結果を山田氏は次の
ように話した。
「欧米では残業は基本的にやらないという姿勢で、制約された時間の中で
効率的に仕事をこなそうとする意識が日本より強いというのが共通した意見。
さらに、仕事を進める上での個人裁量が大きく、自分のリズムでスピーディに
仕事を進めることができるのが大きい。チームプレーによる日本の持ち味は大
切にすべきだが、個人の裁量や責任に委ねてよい部分もあるのではないか」』

                                   (上記サイトより引用)

ここで言われていることは、これまでにも指摘されてきましたが、「海外駐在
経験者」を対象に広く調査したという例は初耳です。裏付け的な意味もあり、
興味深いです。

上記記事では「個人裁量が大きく」と書かれていますが、別の言葉で言えば
「権限委譲」ですね。たとえば、書類にハンコが延々と並ぶ、冗長な決済の
やり方など、変えた方が良い点は山ほどあると思います・・・。

そういう「仕事のやり方」の面も一種の「文化」的な面ですね。これも変えて
いかないとなかなか効率化できないのですが・・・。
(会議が多すぎるなんてのも問題です)。

それとまた別に、先ほど述べた「個人の意識」的な文化もあるわけです。
たとえば、残業に対する考え方は、世代間でも差があります(年代が上に
なるほど残業容認傾向が強いです)。このへんも「文化」っぽいところです。



「モーレツ型ビジネスパーソン」的文化を変えていくには(変わっていくには)、
どうすればいいのでしょうか・・・?

これについては、また考えてみたいと思います。



今日の記事作成時間は47分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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