2009年07月04日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「ホウレンソウ」は必要なもの?それとも諸悪の根源?


こんにちは。水口です。

仕事のスピード(厳密にいうと「リードタイム」)が上がらない原因の1つに、
「社内で物事がなかなか決まらない」という状況があります。

こんな記事↓がありました。
いちいち報告する日本人、 自分で決断する中国人 | 柏木理佳 
ビジネスで勝つ!中国人との付き合い方 | ダイヤモンド・オンライン


日本と中国のビジネス習慣を比較した記事ですが、どちらかというと中国よりも
日本の特殊さが表れています。

 (『』内は引用です)
 
『報告を怠ったと怒る日本人に対して、怠ったのではなく報告の意思がなかった
中国人部下。これくらいのことは自分で判断するのが当たり前、と考える中国
人にとっては、なぜ日本人が怒っているのかさえわからないのだ。』


いわゆる「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」とともに仕事を進めていく日本の
やり方に、中国(やそれ以外の国も)の人は馴染めない・・・という話です。

日本の企業がすべてそうではありませんが、「ホウレンソウ」を重視する企業は
多いです。「ホウレンソウが大事だ」と言われることも多いですよね。



「ホウレンソウ」は、仕事上のコミュニケーションや、情報伝達の観点で必要な
ものですが、それも程度問題です。

本当に必要な連絡や、仕事の進め方に迷ったときの相談など、必要なものは
別として、なんでもホウレンソウしていては、言う側(部下)、言われる側(上司)
ともに負担が大きいですし、何より仕事のスピードが下がります。


■ 「ホウレンソウ」のダブルスタンダード

もちろん、そんなことは分かっている人が多いわけで・・・、実際には、仕事の
進め方や判断力などを備えた部下と上司の間では、「ホウレンソウ」が少なく
なっていくのが普通です。

つまり、

  まだあまり仕事の内容が分かっていない新人や → ホウレンソウ多め
  いろいろな状況での判断基準を知らない若手

  色々な経験を積み、判断を任せられる中堅  → ホウレンソウ少なめ

となっていくのが普通です。「何を報告し、何を報告しない」という基準が明確
にあるのではなく、上司と部下の信頼関係で決まってくるわけです。

これは一種のダブルスタンダードですから、外国の方には理解されにくいのも
当たり前といえば当たり前・・・ですね。


■ ちょうどいい「ホウレンソウ」は?

こういった、日本企業の「ホウレンソウ文化」を変えていくべきなのか? と
いう議論は、賛否両論あると思います。

ホウレンソウ重視には、

  → 意思決定スピードが遅い
     責任回避的(集団責任的)になりがち

といったデメリットがあります。

逆に、

  → 問題の早期発見に役立つ
     杓子定規じゃない柔軟な対応が効率良いこともある

そんなメリットもあります。


私個人としては、ホウレンソウは少なめが良いと思っています。
 (※ 本当の「ほうれん草」は好きです(笑))

ただ、「ホウレンソウ文化」の会社でも、上司-部下の信頼関係ができて
くると、少なめのホウレンソウで仕事は回していけるので、組織の文化と
しては、どっちでも良いのかなと思っています。上司に恵まれた場合は。

(経験談として)唯一困ると思ったのは、

     上司が「ホウレンソウ」を強要しがち
  +  そのホウレンソウがあまり活かされてない

というケースです。


そんな経験をふまえて、ホウレンソウに関する個人的な見解としては、

□ どちらが良い悪いと単純に切り分けられるものではない。
  (それぞれ、メリット・デメリットある)

□ 結局、上司の(組織の)力量が問われる

と考えています。

単純な「ホウレンソウ賛美論」「ホウレンソウ無用論」に惑わされるのでは
なく、現状の組織運営として本質的にどうなのか考える視点が必要では
ないかな・・・と思っています。


ただ、一般的な話として、「あまり意味のない」ホウレンソウが、仕事の負担
になっているケースは、割とよく耳にするように思います。
(ムダな会議や活用されない日報など)

上司の立場にいる方は、効率的な「ホウレンソウ」を意識されてみることは
必須の要件だと思います。

※ たとえば、「あれはどうなった?」と、同じことを何度も聞くような
   上司は、ちょっとヤバイと思った方がいいですよね・・・。
   (これはかなり悪い例ですが)



そういえば、昔、「マカロニほうれん荘」という漫画がありましたね。
「カマキリ拳法」が好きでした(笑)

今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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