「ワーク・ライフ・バランスが取れている人=仕事もできる人」でしょうか?
こんにちは。水口です。
今日は「ワーク・ライフ・バランス」について、最近感じていることです。
(あまり「ノウハウ」的な話ではありません)
■ ワーク・ライフ・バランスが取れている人 = 仕事もできる人 ?
こんな記事がありました。
ニフティとコクヨグループが共同でワークライフバランスに関する調査を実施
|ニフティ株式会社
ニフティさんとコクヨさんで、ワーク・ライフ・バランスに関する調査を実施したと
いうお知らせです。
コクヨさんは「オフィス関連」ですから分かるにしても、「なぜニフティが?」と思わ
れた方もおられるかもしれません。ニフティさんが運営する「ビジネススペース」と
いう(ビジネス系の)SNSに、ワーク・ライフ・バランス関連の公式コミュニティが
ありますので、その関連だと思います。
ビジネススペースは私もIDを持ってますが、ここに限らず、最近SNS関係は
アクセスしていなくて・・・すみません (←誰に謝ってるんだ?)
さて、記事の方にはこうあります。
(『』内は引用です)
『今回の共同調査の結果から、次のような事がわかりました。
・66.7%の人が「ワークライフバランスが取れている人を
仕事もできる人(有能)」と評価
・ワークライフバランスに敏感なのは女性(74%)と
20代(73.7%)である
・ワークライフバランスが取れている人は、ストレスコントロールが上手』
とあります。
■ 仕事もできる人 = ワーク・ライフ・バランスも取れている人 ?
「ワーク・ライフ・バランスが取れている人 = 仕事もできる人」と考える人が
3分の2もいるというのは、良い傾向のように思えます。私もそうあってほしいと
思うのですが・・・。
ただ、これはあくまでも「イメージ」が先行しているのではないか? とも思います。
実際に、仕事ができて、ワーク・ライフ・バランスも取れているというモデルケース
的な人は、身近にはまだあまりいないのではないでしょうか。
たとえば、上記調査のように
「ワークライフバランス”が取れている人は
仕事もできる人が多いと思いますか?」
と質問すれば、「Yes」と答える人が多いと思います・・・。
これはちょっと「イメージ」的な設問ですし、答える側も「そうあってほしい」という
気持ちも込めて回答してしまう気がします。
質問を逆パターンにして、もっと具体的にすると、
「(あなたの周りの)仕事ができる人は
ワークライフバランス”が取れていそうですか?」
と質問すると、おそらく、「No」の答の方が多いのではないでしょうか?
(周りの人を思い出してみてください)
よく、「仕事は仕事の速い人に頼め」と言われるように、 いわゆる「できる人」に
は仕事が集まりやすい傾向があります。ですから、「できる人」の中には、仕事を
抱え込んでしまっている人も多い・・・というのが、多くの企業で耳にする話です。
私は、ムダに長く仕事をするのは良いこととは思っていませんし、多くの企業で
ムダな残業がまだまだ多いと思っています。また、実際に「仕事ができて、ワーク
・ライフ・バランスが取れている人」というのは実現可能だとも考えています。
ただ、現状は「ワーク・ライフ・バランス」という言葉の方が先走っていて、仕事の
やり方を変える(効率を高める)というところには、まだあまり目が向いていない
人が多いように感じ始めています(最近の傾向です)。
※ これは、このブログを読むような方(仕事の効率アップや時間管理などに
関心を持つ方)以外の人を含めた、一般的な話です。
私は基本的に、こういう状況は悲観していません。労働時間を削減することが
先行して、それに伴って、仕事のやり方が変わってくるのも「あり」だと思います。
ただ、一部で、仕事のやり方も工夫しないで「ワーク・ライフ・バランス」ばかり
主張する人が出てきたら嫌だなあ・・・という心配はありますね。過渡期に
そういうことがあるのは、ある程度仕方ないとも思いますが。
(権利ばかり主張するタイプの人は、どこにでもいるものですし・・・)
私は基本的に「ワーク・ライフ・バランス」を推進したい立場に立っていますが、
この点だけは、ちょっと微妙な気分になります。
今日の記事作成時間は34分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(5)│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
いつも関心を持って読まさせていただいています。
ワークライフバランスってとても重要ですよね。
それをどのように作り出すか…そして、どのスパンで考えるかでまた変わってくるのではないかと考えています。
水口さんがおっしゃるように「ワークライフバランス」だけを主張して、
工夫をしない人があらわれないことを切にねがいます。
ワークライフバランスってとても重要ですよね。
それをどのように作り出すか…そして、どのスパンで考えるかでまた変わってくるのではないかと考えています。
水口さんがおっしゃるように「ワークライフバランス」だけを主張して、
工夫をしない人があらわれないことを切にねがいます。
Posted by Oちゃん at 2009年07月10日 20:45
こんばんは。
確かに…「ワーク・ライフバランス」を主張することが、単に面倒な仕事から免れるための口実に利用されかねないですね…
確かに…「ワーク・ライフバランス」を主張することが、単に面倒な仕事から免れるための口実に利用されかねないですね…
Posted by ☆shinchan☆ at 2009年07月10日 20:54
水口です。
Oちゃんさん、shinchanさん、ありがとうございます。
この話は結構悩ましいところです。
(今年はやや事情が違いますが、)一般的に、労働時間が長すぎる人が多いと
いう背景があり、それを前提にワーク・ライフ・バランスの重要性を述べる
ことが多いのですが・・・、
たとえば、ワーク・ライフ・バランスを主張する部下のために、
係長・課長クラスのプレイングマネージャーが残業続きなんて
ことになるとまずいですよね。
私が企業等で話をする際は、時間管理とセットで話しますから
(責任を果たした上での)ワーク・ライフ・バランスの理解は
得られると思っているのですが、それでも曲解されないように
工夫はした方が良いという気がしてきました。
Oちゃんさん、shinchanさん、ありがとうございます。
この話は結構悩ましいところです。
(今年はやや事情が違いますが、)一般的に、労働時間が長すぎる人が多いと
いう背景があり、それを前提にワーク・ライフ・バランスの重要性を述べる
ことが多いのですが・・・、
たとえば、ワーク・ライフ・バランスを主張する部下のために、
係長・課長クラスのプレイングマネージャーが残業続きなんて
ことになるとまずいですよね。
私が企業等で話をする際は、時間管理とセットで話しますから
(責任を果たした上での)ワーク・ライフ・バランスの理解は
得られると思っているのですが、それでも曲解されないように
工夫はした方が良いという気がしてきました。
Posted by 水口和彦 at 2009年07月10日 22:49
日本全体を俯瞰して想像した時、様々な理由で生活していくのに今の仕事では不足だという人が多い一方で、あふれる程の仕事を抱えて望まない長時間労働をする人もまだ多い…という状況は、誰にとっても明らかに不利益ですね…。
20年、30年前と比べれば、時代が進んでいる分、不利益を正す知恵も出やすくなっているはずなのに、なかなか簡単にはいかないものですね…。
20年、30年前と比べれば、時代が進んでいる分、不利益を正す知恵も出やすくなっているはずなのに、なかなか簡単にはいかないものですね…。
Posted by ☆shinchan☆ at 2009年07月11日 08:00
水口です。
shinchanさん、ありがとうございます。
そうなんですよね・・・。
労働時間に関する話の中で「労働時間が二極化している」ということは
よく指摘されていることです。
「その人にしかできない仕事」が多く、仕事をうまく配分しにくいのは
日本的な組織の欠点でもありますが、これが労働時間にも影響してます。
もちろん、日本的な組織が悪いことばかりではありませんが、
この点は変えていかないと厳しいですね・・・。
shinchanさん、ありがとうございます。
そうなんですよね・・・。
労働時間に関する話の中で「労働時間が二極化している」ということは
よく指摘されていることです。
「その人にしかできない仕事」が多く、仕事をうまく配分しにくいのは
日本的な組織の欠点でもありますが、これが労働時間にも影響してます。
もちろん、日本的な組織が悪いことばかりではありませんが、
この点は変えていかないと厳しいですね・・・。
Posted by 水口和彦 at 2009年07月14日 21:54
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