新入社員や学生さんにタイムマネジメントを教える場合の工夫と注意点
こんにちは。水口です。
今日は、どちらかというと人事ご担当の方、特に研修関係の方向けの話、
また、学校関係者の方にも聞いておいてほしい話です。
■ 新入社員向け「タイムマネジメント研修」は効果的か?
今日は私の故郷でもある、金沢市で講演をしてきました。
(ご参加頂いた方、ありがとうございました!)
講演の内容は、例によって例のごとく?時間管理についての話です。その講演
の後に頂いたご質問がありました。
新入社員向け研修にタイムマネジメントを取り入れてみたが、
受講者からのアンケートを見ると、他のテーマと比べて、タイム
マネジメント研修に対する評価が低い・・・。
そもそも、新入社員は(まだ「自分の判断で仕事を進める」経験が
少ないので、)タイムマネジメントの必要性を実感していないのでは?
だから、タイムマネジメントは新入社員研修で行うよりも、その後の
研修に取り入れる方がいいのでは?
というご質問でした。確かにそういう側面はあると思います。
私も新入社員研修の中の一コマとして、タイムマネジメント研修を担当する
ことがありますが、確かに新入社員の場合には独特の難しさはあります。
というのは・・・、
たとえば中堅社員の場合、「仕事の進め方を自分で考えなければいけない」
という状況がイメージしやすいのに対して、新入社員はそういう感覚をまだ
もっていないことがほとんどです。
また、中堅社員なら、「期限まぎわにバタバタしないで済むためには、タイム
マネジメントが必要だ」ということがすんなり理解できます。誰でも多かれ少
なかれ「期限まぎわのバタバタ」という経験をしているからです。しかし、新入
社員はまだそういう経験が無かったりします。
そんなわけで、タイムマネジメントに関しては、「打てば響く」中堅社員に対し、
「なかなか響かない」新入社員・・・という感じになりがちです。
しかし、タイムマネジメントは早めに身につけた方がいいという事情もあります。
私自身「なんでもっと早く、これを身につけられなかったんだろう・・・」と後悔
した経験がありますので、できれば新入社員のうちに知っておいてほしいと思っ
ています。
ですから、新入社員研修でタイムマネジメントを取り入れることについては、
基本的に賛成です。ただし、普通にやってもなかなか「響かない」ので、工夫は
必要だと感じています。
※ その甲斐あってか、私が某企業で実施した新入社員研修では(アンケート
の結果を見ると)、タイムマネジメントだけが評価が低いということはあり
ませんでした。 (↑自画自賛ですかね・・・(笑)。でも本当の話です)
■ 新入社員向けタイムマネジメント研修のための工夫
新入社員向け研修に関して、少し手の内を明かしてしまうと・・・
まず、前提としなければいけないことは、新入社員は「今」はタイム
マネジメントを必要としていないという事実です。。
(研修期間中は、与えられた課題をこなすことがメインですから)
そういう状況で、「タイムマネジメントは必要だ」と思ってもらうためには、
「将来必ず必要になる」ということを納得してもらわないといけません。
そのため、講師の経験談なども盛り込んでいくことが必要です。
(中堅社員向けの場合以上に)
また、「期限まぎわにバタバタ」という状況を想像してもらうためにも工夫
が必要です。たとえば、同じ「バタバタ」でも、学生時代に経験している
「レポート」を例に説明すると、新入社員にも理解しやすくなってきます。
さらに、新入社員は、(研修の中の)グループワークなどで、時間配分が
あまり上手ではない傾向があります。それだけ「時間にシビアな状況」の
経験が薄いということです。たとえば「15分でグループの意見をまとめて」
と指示しても、普通にやるとたいてい時間内に収まりません。
これを解決するには、パソコン(プロジェクタ)の画面上で時間をカウント
ダウンさせながらワークを行うのが効果的です。ちょっとゲーム感覚的に、
大きな表示で時間をカウントダウンすると、それを見て時間配分を考えて
くれるようになります。(← 実はやればできるんです。私も驚きました)
こんなふうにいろいろ工夫をしていけば、新入社員向け研修もうまくいく
ようになってくると実感しています。
タイムマネジメントは「社員研修」としては、まだまだ未確立の分野ですから、
こういった工夫をしていくことが重要ですね。
※ タイムマネジメント研修は、他の研修と比べてそれほど受注が多いわけ
ではありません(現状では)。そのため、一般的な研修会社でこんなふう
に考えているところは、まだほとんど無いと思います(残念ですが)。
■ 社会人と学生のギャップ
と自画自賛しつつ、ネタばらしをしてしまいましたが・・・、
それだけ、社会人と学生の間には、タイムマネジメントに関してはギャップが
あるということでもあります。このギャップは本当に大きいです。
ですから、そのギャップを埋めるべく、学生のうちにタイムマネジメントの概念
と、「続けられる」タイムマネジメントの手法を知っておいた方がいいと思って
います。 (上述のように工夫は必要です)
※ 「計画的に仕事を進めなさい」とか、「仕事の優先順位を考える」などの、
「理屈としては正しいけど、あまり実用的でないタイムマネジメント」では、
あまり意味がありません。結局続けられないので。(←経験談)
そんなわけで・・・
今のところ、特別に学生さん向けの研修を行う機会はありませんが(セミナーに
学生さんが個人参加してくれることはあります)、もし、そういうお話があれば、
積極的に協力させて頂きたいと思っております。
勇気ある?学校関係者の方は、ぜひご一報をお願いします。
今日の記事作成時間は65分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:40│Comments(0)│TrackBack(0)
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