仕事の段取りを良くする:「検討する」「調査する」という言葉は使用禁止に!
こんにちは。水口です。
仕事をしているなかで「NGワード」にしたい言葉、つまり、できるだけ使いたく
ないし、あまり聞きたくないという言葉がいくつかあります。
その1つは「忙しい、忙しい」という言葉・・・。
「忙しい」と口に出してしまうと、(周りの人から見れば)少し冷たい印象を感じ
がちです。また、「忙しくしている自分は偉い」といった、少し幼稚な自己顕示欲
のようなものを感じることもあります。
ですから、「忙しい」と心の中で思うことがあっても、できるだけ口には出したく
ないと思っています。(←実際、ほとんど言わないようになってきました)
今日は、それとはちょっと違った、別の「NGワード」の話です。
■ 「ごまかし」のための言葉?
このブログでは、政治の話題はあまり取り上げないのですが、この記事↓は
別の意味でちょっと面白かったので紹介します。
自民公約づくりは非公開…「反麻生」結集恐れ?
(読売新聞) - Yahoo!ニュース
自民党のマニフェスト作りの話です。
(『』内は引用です)
『 17日にPT(※ プロジェクトチームの意)と公約作成委員会(委員長・細田
幹事長)の合同会議が初めて開かれ70項目の政策を盛り込んだ原案が提示
されたが、批判が続出。「検討」「調整」「原則」などの文字が並び、財源や政策
実現までの工程表も示されていなかったためだ。』
(上記サイトより引用)
とあります。
ニュースの内容そのものは置いておいて、「検討」「調査」「原則」といった言葉が
並んでいることが批判の対象になったという点が、ちょっと面白いです。
確かに、「検討します」と言われただけでは、全然あてにならないですよね。
ビジネスの世界では「検討します=体の良いお断り」という場合もありますし。
■ 「検討する」「調査する」という言葉はできれば使わない方が良い
「検討しますと言われても、あてにはできない」というのは、皆さんも実感された
ことがあるのではないかと思います。
同様に、「調査」という言葉もクセモノです。「調査」ばかりくり返して、いつまでも
結論が出ない社内会議・・・なんてのもあったりしませんか?
ちなみに、上記の「原則」という言葉は、私は特に悪いイメージはありません。
(ですから、「タスク管理の原則」といった感じで私も使っています)
しかし、「原則」という言葉が政治や行政で使われるときには「逃げ道」を用意
する意図がある場合もありますね。
※ たとえば、「○○は禁止とする」と言い切ってしまえばいいものを、
「○○は原則として禁止とする」となると、ちょっと怪しくなります。
「原則として」という言葉が入ると、「特例」と称してルール破りを
する意図があるのではないか? 結局「ダブルスタンダード」に
なるんじゃないか? と疑ってしまいます。
そう考えると、確かにこの3つは困った言葉かもしれません・・・。
私たちの仕事のなかでは、「原則」という言葉が変な使われ方をすることは
あまり無いので、これは問題ないとして・・・
「検討」や「調査」という言葉は、あまり使わない方が良いのは、自分の仕事で
も同じです。
■ 「検討」や「調査」は仕事のゴールではない
「検討」や「調査」という言葉はあまり使わない方が良い
あえてそう言うのは、これらは便利な言葉なので、つい使ってしまいそうに
なるからです。
たとえば、タスクを記入する際に、
「○○の件を検討する」
「□□□の調査」
というように書いてしまいそうになることはないでしょうか?
しかし、これだと仕事の内容があまり具体的になりません。
ちょっと考えてみてください。
たとえば、
「○○を検討する」
というタスクがあった場合、そのタスクが完了したと言えるのは、
どの段階でしょうか・・・?
「検討する」というタスクが終わるのがどの段階かというと・・・、
仕事が次の段階に進めるようになった時点
つまり、何かを検討して結論が出た時点
です。
つまり、「○○を検討する」のがその仕事のゴールではなく、「何かを決める」のが
その仕事のゴールだということです。それなら、「○○を検討する」とは書かずに、
「○○を決定する」と書けばいいはずです。
でも、「検討する」という言葉は便利なので、つい自分のタスクを書くときにも、
使ってしまいがちです。
だからこそ、意識的にやめようという話です。
実際、「この時間は○○を検討しよう」とだけ考えて動き始めるのと、
「○○の結論を出さなきゃいけない(から検討しよう)」と考えて動くのでは、
仕事の進み方は違います。「検討する」ことが仕事だと思うと、ついダラダラ
してしまいがちなものです。
もちろん、なかには2、3時間やそこらでは結論が出ない仕事もあるでしょう。
その場合も「検討する」というあいまいな書き方は避けて、「○○のデータを入手
する」とか、「○○を調査して△△と比較する」といった具体的な内容を考えて
おく方が望ましいです。
同様に「調査」という言葉もクセモノです。調査だけなら、いくらでも続けられます
から、仕事の終わりがはっきりしません。
「検討」と同様に、「決定する」「結論を出す」「調べた結果を報告書にする」などの
具体的な内容に置き換えて考えた方が良いです。
■ 「検討する」「調査する」は(社内では)使用禁止にしてみては?
対外的に「検討」や「調査」という言葉を使うのは、時として必要なこともあるかも
しれません。実際、あまり具体的な内容まで言う必要が無い場合もあるでしょうし、
あえて少しぼやかしたい場合もあるかもしれません。
それは否定しませんが、自分の仕事(あるいは自部署の仕事)のなかで、同様の
ぼやかしが行われるようだと要注意です。
ですから、
「○○の件を検討する」ではなく、
「○○の件は、□日までに結論を出す」のようにゴールを明確化する
「□□の件を調査する」ではなく、
「□□のデータを前年度と比較する」のように作業を明確化したり、
「報告書を作成する」「□□の件を決定する」のようにゴールを明確化する
そうやって「検討する」「調査する」を使わないようにしてみてはいかがでしょうか?
あいまいな言葉を使うと、仕事の段取りもあいまいになりがち。逆にあいまいな
言葉を使わないと、仕事の段取りをより具体的に考えるようになります。
これは自分の仕事についてだけではなく、自部署の中での会話についても同じ
です。部下や上司との会話の中でも、「検討する」「調査する」というあいまいな
言葉を使わない・使わせないようにしてみてはいかがでしょうか?
※ 「上司がまるで話の分からない人だ」といった事情があって、
あえてぼやかしておきたい場合は別ですが
今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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