2009年07月26日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「モチベーション」をいとも簡単に上げるための●つのポイント


こんにちは。水口です。
今日は「モチベーション」に関する話です。


■ 「社員のモチベーションは上げるな」という話

ソフトブレーン創業者である宋文洲さんのメールマガジンに、考えさせられる
内容のものがありました。そのタイトルは「社員のモチベーションは上げるな」と
いうもの。宋さんの新刊と同じタイトルです。

「なんだ、本の宣伝かよ」と言わず、ちょっと読んでみてください。
考えさせられる内容です。

 (『』内は引用です)
 
『会社にモチベーションをあげてもらいたい社員は漏れずに甘い社員であると、
私は断言できます。社員のモチベーションを上げようとするマネージャーは漏
れずに甘い管理職であると、私は言い切れます。

一年365日、毎日やる気があるわけありません。子供達は学校に行きたく
ない日もあるでしょう。サラリーマン達は仕事をする気がない日もあるでしょう。
経営者だって会社に自信が持てなくて止めたくなる日があるでしょう。たとえ
どんなにうまくいってもやる気がない時は常にあるのです。

甘い世の中になると何でも他人に頼る現象が増えます。素直に能力の差、
所得の差を直視したくない人が増えると、やる気の差まで人様に埋めて
もらいたくなるものです。

どんなやる気のない親でも自分の子供となると赤ちゃんの時からやる気のある
人になってほしいと願うはずです。親に何十年間期待されてもやる気が出ない
人のモチベーションをなぜ赤の他人が上げることができるのでしょうか。』

 (中略)

『世間にはまともな顔をして「部下のモチベーションを上げる」と言い張るマネ
ージャーやコンサルタント業者がいますが、その彼らが大したモチベーション
の持ち主ではないことは一目瞭然です。』


             (同氏メールマガジンより引用:下記サイトを参照ください)

メールマガジンバックナンバー | ソフトブレーン株式会社
(上記メールは7/24配信分。サイトには現時点アップされていません)


「ここまで言うと極論だ」と思うところも無くはありませんが、この指摘は、かなり
考えさせられるものです。

「モチベーションが上がらない」「モチベーションを上げたい」とビジネスパーソンが
(一般的に)言い始めたのはそれほど古い話ではありません(この10年くらいの
話です)。

自分自身、「モチベーションを上げたい」と思うことがある反面、なぜこんなに
「モチベーション」をほしがる人が増えたんだろうか? とも思います・・・。
悪く言えば、「無い物ねだり」的ですし、少し「疲れている(病んでいる)」ような
感じもします。


誤解のないよう言っておくと・・・

私もできれば自分のモチベーションを上げたいと思いますし、そのための工夫も
しています。それらには、効果的だと思うものもあります。

しかし、モチベーションは自分で自由自在にコントロールできるものではないと
いうのもまた事実です。さらに言えば、自分のモチベーションでさえ自由にでき
ないのに「人のモチベーションを上げられる」なんて簡単に言う話は、どうも
うさんくさく感じてしまいます。


■ できるのは、基本的に「下げない努力」のみ

もちろん、その逆パターン、つまり「部下のモチベーションを下げる」ことは
できます。しかも簡単に。

それは給与等の処遇の話だけでなく、「理不尽な上司」や「決断しない上司」、
「部下に責任を押しつける上司」などなど、色々な要因で起こります。
これは皆さんも、多少は経験したことがあるでしょう。


つまり、

  部下のモチベーションを「下げない努力」はあるが、
  部下のモチベーションを 「上げる秘策」は無い

というのが、実態じゃないかな・・・という気がしています。


なぜなら・・・、

モチベーションは基本的に足し算(加点法)にはなりません。

たとえば、すごーく嫌なこと、モチベーションの下がることがあった場合に、
いくら「モチベーションを上げる事象」が発生しても、根本的な解決には
なりません。

職場の人間関係にすごく悩み、ストレスを抱えている状態を考えてみると
分かりやすいかもしれません。そんなときでも、何かいいことがあると、
一時的には効果があります。しかし、根本的な解決がされていない状況
では、結局また元通りになってしまいます。


ですから、「モチベーションを下げない(下げてる要因を見出し、対策する)」
ことが基本。つまり、減点法的に考えないといけないわけです。

しかも、モチベーションに影響する要因は多種多様にありますから、「簡単
に上げられる」ものでは決してありません。

※ ・・・というわけで、すみません。
  本記事のタイトルは「そんなもの無い」というのが結論です。



イケイケの高度成長期が終わってしまっている現在、確かにモチベーション
は重要なことではありますが、それはあくまでも自分自身の問題であって、
他人が簡単に操作できるものではない(プラス側には)。

また、「自分のモチベーションを高める」ためには、どうしても自分自身と向き
合うことが必要。これもそう簡単なことではありません。

・・・という前提に立たないといけないのではないでしょうか?


私はそんなふうに考えるようになったので、上記のメールマガジンに反応した
わけです。

「「モチベーション」をいとも簡単に上げるための●つのポイント」的なものが
もし本当にあれば便利ですが、そういう簡便な対処法に頼ろうとする姿勢
そのものが、何か違っている・・・そんな気がします。

宋さんはこうも書いています↓
 (『』内は引用です)
 
『はっきりいってこの世の中はやる気のない人がいて、初めて成り立つものです。
やる気がない人がいるからこそ、やる気のある人に成功のチャンスが残るので
す。モチベーションを会社に上げてもらいたいと思うことは、会社に人生の成
功をさせてもらいたいと考えること、自分の恋愛を他人に代行させることと一
緒です。

そんなことを知りながらまじめな顔をして「社員のモチベーションを上げる努
力をします」と言い張るマネージャーは無責任の極まりです。公正にチャンス
を与え、成果をあげた人をきちんと評価する。やる気があっても要領を得てい
ない人に丁寧に指導する。これがマネージャーの王道です。』


これも極論はありますが、私は的を射ているように思っています。



今日の記事作成時間は70分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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