2009年07月29日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

コンプライアンス問題のトップは「サービス残業」?


こんにちは。水口です。

今日は、先日「痛い用語」の候補としてあげられていた・・・
コンプライアンス関係の話です。


■ 職場でコンプライアンス違反があったら、通報しますか?

こんな記事がありました。

職場でコンプライアンス違反があったら「通報する」2割にとどまる
(MarkeZine) - Yahoo!ニュース


 (『』内は引用です)
 
『 スパイアと第一法規は、6月に会社員を対象にした「コンプライアンスに関
するアンケート調査」を行い、1000 名の回答を得た。

コンプライアンスを意識している人は全体の5割近く、「どちらかといえば意識
している」を合わせると、全体の8割以上がコンプライアンスに関する何らかの
意識を持っている。

しかし、実際に職場内でコンプライアンス違反があった場合に、上司や内部
通報窓口に知らせると答えた人は2割台にとどまっており、意識と実践には
開きが見られた。

 また、違反の際の報告行動については、管理職と一般社員の間に違いが
ある。管理職では「知らせる」とした割合は40.7%であるのに対して、一般
会社員では23.2%と低くなっており、管理職はより強いコンプライアンス意
識を持つ状況にあると言える。 』

                                (上記サイトより引用)

昔に比べると、企業内部からの通報は増えていると感じますが、実際に
「通報する」という人はまだまだ少数派なんですね。
(もしかしたら、増えた結果でこうなのかも?)

こういうと少し語弊があるかもしれませんが、日本の企業は、「法令」を遵守
するという意味の「コンプライアンス」よりも、組織内部のルールの方を重視
しがちだと言われています。(宗教観・倫理観とも関わってくる部分です)

ですから、社内で普通に行われていることは、たとえ「違法」なことであっても、
通報しない人が比較的多いと言われていて、上記はその通りの結果かなと
いう気がします。

ただ、それが行き過ぎると「クレーム隠し」のような問題につながることもあり、
コンプライアンスを無視することのリスクは認識されつつあるのも事実。

※ 上記記事で管理職の方が「知らせる」と答える比率が高かったのは、
   「管理職の方が倫理観が強い」というわけではなく、このリスクを意識
   しているかどうかの違いだと思います。「もし大事になったらまずい」と
   いう危機感はあるわけです。


■ コンプライアンス問題のトップは「サービス残業」?

上記記事には、元ネタになったプレスリリースがあって、それはPDFで
公開されています↓。

http://www.spireinc.jp/news/pdf/20090728_TR_release.pdf

そちらの方を参照すると、こう書かれていました。

 (『』内は引用です)
 
『コンプライアンス違反の発生が懸念される分野としては、

  「労働時間・賃金」「人権侵害」「労働安全」

が比較的多く挙がっている。「労働時間・賃金」分野で[起こりそう]と
[どちらかといえば起こりそう]を合わせると54.8%(中略)となっている。』

                                (上記PDFより引用)

そのトップの「労働時間・賃金」分野というのは、

  労働時間の把握漏れ、サービス残業の放置、
  最低賃金を守らない等

という内容です・・・。これがダントツに高いです。

「最低賃金を守らない」企業は少数派でしょうから、実質的にサービス残業の
問題がトップだということです。

また、このアンケート上では一応「起こりそう」「どちらかといえば起こりそう」と
いう回答になっていますが、実際はサービス残業の問題は「すでに起こっている」
企業がかなり多いのではないでしょうか・・・。


サービス残業は、割と世の中に蔓延しているコンプライアンス問題です。

かつては私も(自分の意思とはいえ)やっていましたし、もっと時代を遡れば、
サービス残業なんて全然普通のことでした。

※ 私の場合、退職前には(忙しかったけど)サービス残業をしなくなった
   (しなくて済むようコントロールできるようになった)のが救いです。
   本来は自分の意思でやっていてもNGですから。


サービス残業に関しては、是正指導の件数も毎年増え続けていますし、どの
企業も「そろそろまずい」と思っているのではないでしょうか。

そして、サービス残業を無くす企業が増えるほど、それに遅れをとった企業は
是正指導のリスクや、それを報道されるリスクが高まります。

そろそろ潮時では・・・? と思うのですが、どうなるでしょうか。



時間管理を(継続しやすい方法で)やれば、サービス残業は減らせます。
と、ちょっとだけアピールもしておきます。



今日の記事作成時間は44分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:37│Comments(0)TrackBack(0)

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