2009年08月08日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

豊かになっても少子化を克服できない国? 日本


こんにちは。水口です。

今日は「ワーク・ライフ・バランス」関係、特に「少子化」に関係した話です。


■ 豊かになっても少子化を克服できない国? 日本

「ワーク・ライフ・バランス」という言葉は、一般的な認知も高まりつつあります。

一時期は「ワーク・ライフ・バランス=少子化対策」と思われてしまうような啓蒙
活動もあり、(個人的には)問題だと思っていました。なぜなら、「ワーク・ライフ・
バランス」が少子化対策になり得るのは事実で、これは大事なことです。しかし、
「少子化対策」というイメージが強くなりすぎると、子育てが終わった人に「自分
は関係ない」と取られてしまうことになりかねないからです。

本来は、ワーク・ライフ・バランスはすべての労働者に関係するものであり、
誰にとっても他人事ではないのです。


ということを前提とした上で・・・、
今日は「少子化」の部分の話です。

こんなニュースがありました。

豊かな国は「少子化」克服、日本は例外的
(読売新聞) - Yahoo!ニュース


 (『』内は引用です)
 
『 社会・経済が発展すると晩婚、出産の高齢化が進み、出生率は下がると
考えられてきたが、発展がある段階を超えると、出生率は再び増加に転じる
傾向にあることが、米ペンシルベニア大学などの分析で明らかになった。
(中略)

 研究グループは、各国の生活の質と発展度合いを示す人間開発指数
(HDI、最高値は1・00)と、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計
特殊出生率との関係について、1975年から2005年まで比較した。
(中略)

その結果、HDIが高くなるほど出生率は低下したが、HDIが0・85〜0・90に
達した段階で、出生率が逆に上昇する傾向があることがわかった。

 例えば、米国は76年(HDI0・88)、イタリアは94年(同0・90)に、出生率
が増加に転じた。この傾向の明らかな例外は日本、韓国、カナダだった。日本
では05年にHDIが0・94まで上昇したが、出生率は1・26で過去最低になっ
た。』

                                 (上記サイトより引用)


社会・経済が発展すると、出生率は低下する(少子化する)が、一定のレベルを
超えると、出生率が増加に転じる。という研究結果です。興味深いです。

しかし、残念ながら日本は社会的・経済的な発展が進んでいるのに、出生率が
増加していない、例外的な傾向を示しているとのこと。

(そのグラフはこちらにあります↓)
豊かな国は「少子化」克服、日本は例外的(読売新聞社)
(読売新聞) - Yahoo!ニュース



これはちょっと気になる結果ですね・・・。


■ なぜ日本の出生率は低い?

さらに上記記事では、
 
『 HDIが特定水準を超えると出生率が上がることについて、同大のハンスペー
ター・コーラー教授は「発展に伴い、女性の働く環境や保育・教育施設が整備
され、晩婚化や高い育児・教育費用などのマイナス面を補うから」と説明。

 日本でも06年以降の出生率は3年連続で微増してはいるが、コーラー教授
は「日本は明らかな例外。男女間格差や女性が働きにくい労働環境など、複
数の要因が重なっている」と分析している。』


とあります。

「日本は明らかな例外」と言われてしまいましたね・・・。

同コメントでは「複数の要因が重なっている」とされていますが、特に気になる
のは労働時間の長さです。同じく例外とされている韓国もそうですが、日本は
長時間労働する労働者の比率が高い国です。

「ワーク・ライフ・バランス」観点でも、変えていくべき時期に入っている(他国と
比べて遅れている)ということなのでしょう。


※ ちなみに、「ワーク・ライフ・バランス憲章」では、
  「週労働時間60時間以上の雇用者の割合」について、
  現状10.8%を、2017年には半減するという数値目標が
  掲げられています。(半減ですから約5%です)

  週60時間というと、月の残業時間に直すと約80時間。
  現状そういう人が1割以上というのは多すぎますよね・・・。



今日の記事作成時間は35分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(1)

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出生率が再び上昇し1.39に【時々時事爺】at 2011年06月01日 22:33
 

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