2009年08月27日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「緊急ではない」「重要なこと」ができていない時の解決策


こんにちは。水口です。

今日は昨日の続きで、
「優先順位」に関連した話です。


■ 「重要なことを優先しなさい」と唱えても、ほとんど何も変わらない

昨日は、こんなことを書きました。

――――――――――――――――――――――――――――――
「緊急じゃないけど、重要なことを優先しなさい」と唱えるだけでは、
一種の「スローガン」にしかならず、根本的な問題はなかなか解決しない。
(もっと具体的に「計画の立て方」を変えていかなければ効果は出ない)
――――――――――――――――――――――――――――――

これは、私自身が痛いほど実感してきたことです。



「目先のことに追われてばかりで、重要なことができていない」という状況は、
忙しい人なら誰でも陥りがちな罠です。(※忙しくなくても陥ることもあります)

だから、

  「緊急じゃないけど重要なこと」を優先すべきである

こう聞くと、「反省すべき所が多々ある」と感じる人は多いでしょう・・・。
私もそうでしたし。

と、ここまではいいのですが(確かにその通りですし)、問題なのは、それに
対する解決策を提示しないで、このお説教(?)だけをする人が多いことです。

お説教されて、(一時的に)自己嫌悪に陥り、でも有効な解決策は無い・・・、
こういう状況は最悪です。反省すれども出口は見えないわけですから。


現在は少し状況が変わってきましたが、私が時間管理に悩んでいた当時は、
こういうお説教タイプの時間管理論が幅を利かせていました。
(今でもそういう研修を行っている会社もあります)

私も最初はこういうお説教(?)を真に受けていましたが、あるとき「これは
おかしい」と気づいたおかげで救われました。


■ 「重要なこと」ができていない場合の解決策

ちなみに、

  「緊急じゃないけど重要なこと」ができていない

という状況を改善するための策は、

  「重要なことをやるように心がける」

ということでは不充分です。これでうまくいく人は、ほとんどいないでしょう。


もちろん、「心がける」ことでいくらかの効果はあるでしょうが、日々、様々な
仕事に追われ、期限に追われ・・・ という厳しい状況の中では、「心がける」
くらいの対策では大した力になりません。

また、「重要なこと」をやらなければ・・・と意識すればするほど、それが「できて
いない」ことに自己嫌悪を感じることにもなるわけで、毎日そんなくり返しじゃ、
誰だって嫌になってしまいます。(Mっ気のある人は別かもしれませんが・・・)


というわけで、もう少し具体的な解決策が必要です。
その解決策は、

  そもそも、なぜ「重要なこと」なのに、(自分は)実行しないのか?

というところからスタートすると見えてきます。


「緊急じゃないけど重要なこと」というのは、言い換えれば、

  すぐには実現できないこと (長期的に取り組むこと)

です。つまり、それなりの時間と労力をかけないとできないことです。
「コツコツやっていく必要がある」と言ってもいいと思います。

しかし、人はどうしても期限が近い仕事のことから考えてしまいがちなもの。
これは「怠慢だから」というわけではなく、どうしてもそちらに注意が向いて
しまうものです。(これにはいくつか要因はありますが、それは置いておいて)


これを解決するためには、「心がける」以外に有効な方法があります。

それは、「緊急じゃないけど重要なこと」の中身を分割して、それぞれに
もっと短い期限を設定することです。

つまり、

  「緊急じゃないけど重要なこと」が「目先のこと」に負けてしまうのは
  それが「長い期限」と「短い期限」という、別の土俵に乗っているせい

ということです。

「緊急じゃないけど重要なこと」というのは、言い換えれば、
「長期的に取り組む、重要なこと」を指しています。

そして、長期的なことを、ついないがしろにしてしまうのは、
「夏休みの宿題」などで、経験している人も多いでしょう。
「重要」であろうとなかろうと、ごく当たり前の話です。

そして、これを解決するために最も有効な手法は、

  「緊急じゃないけど重要なこと」を分割し、
  「短い期限」という同じ土俵に乗せること

ということです。

自分の怠惰さを責めるのではなく、ちょっと見方を変えることが
実は重要だったんです。


ただ、この「同じ土俵に乗せる」というのは中途半端にやってもダメです。

たとえば、1ヶ月単位で分割しても、結局、月の前半はダレてしまいがちで、
月の後半には(前半さぼっていたので)追い込みきれないとなりがちです。
ですから、もう一段細かく、具体的には1週間単位で区切ります。

また、その計画を立てただけではダメで、毎週のスケジュールの中に(タスク
として)記入していくことが絶対に必要です。これがなければ、どうしても他
の仕事に埋もれてしまいます。

ここまでやれば、かなり「重要なこと」に注意が向くようになってきます。

※ もし、これでもダメなら他の問題も考えられます。
   たとえば、その「重要なこと」を、本当は(自分が)重要とは自覚して
   いないなんてケースもあります。あまり必要性を感じていないのに、
   「とりあえず英語を勉強しよう」と思って挫折するケースなどです。
   この場合、その目標に対して一度頭を整理する必要があります。



このように、「緊急じゃないけど重要なことができない」のは、実は
ちゃんとした原因が存在します。これを(お説教的な)抽象論で
済ませるのは、私はちょっと納得がいきません・・・。




今日の記事作成時間は70分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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