2009年08月30日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「小選挙区制のオセロゲーム」によって、参議院不要論が高まる?


こんにちは。水口です。
選挙、行きましたか?


■ 小選挙区制はオセロゲーム?

別に「選挙に行かなきゃダメ」というお説教をするつもりはありませんが
(私も昔行かなかった時期がありますし)、私は一応投票してきました。


さて、その選挙、私がどこに投票したかは内緒ですが、結果は民主党圧勝
の様子。

前回の自民圧勝から一転して・・・ということになりますから、こういう結果を
見て、「日本人は流されやすい国民だ」という人もいます。でも、それは半分
しか(半分以下?)正解ではないようです。

私も誤解していたことなので、一応書いておくと、

もともと小選挙区制は「圧勝」の構図が生まれやすい制度です。各選挙区
1名の当選なので、拮抗した落選者の票が「死に票」になりやすく、結果が
大きく振れやすい制度(ある意味それを狙った制度)です。
(日本の場合、比例代表でそれをある程度薄めていますが)

ですから、この選挙の結果を見て、

  「日本人は前回は自民、今回は民主と、マスコミにあおられすぎ」

と言うのは、ちょっと言い過ぎだと思います。
(そういう面があるのも否めませんが)


それにしても、4年前と比べて、こうも結果が変わるのはダイナミックですね。

私は「オセロゲームみたいだな・・・」という気がしました。別にちゃかして言って
いるわけではなく、今後、(本当の意味で)二大政党制になっていくのなら、
「オセロゲーム」であっても良いことだと思います。


■ 参議院はムダ? : 今後、参議院不要論が高まる(はず)

今回の選挙の結果、民主(新しい連立与党)が衆院の3分の2以上の議席
を獲得することになると、参議院はいらないんじゃないか? という議論が
出てくるような気もするのですが・・・。

それは、単純に「ムダじゃないか」という話です。

・ 小選挙区制だと、二大政党(になったとして)のどちらかが
  圧勝しやすい(3分の2以上の議席を取る可能性も高い)

・ 衆議院で3分の2以上で再可決すれば、
  参議院で否決された法案も通せる

そうなると、参議院の存在意義はあまりないのでは? ということです。

「ねじれ国会」のときも感じましたが、参議院の存在にまったく意味が無いと
は言わないものの、「(同じ結果でも)時間ばかりかかってしまう」という印象
があります。




他の理由も含めて一院制を推す意見は以前からあるようですが、特にこの
2回の衆院選の結果を見ると、参院不要論は高まるのではないかと思います。
むしろ、そういう意見が出ない方がおかしいでしょう。

私は、会社にしろ、国政にしろ、ムダなものは嫌い(特に意思決定を長引か
せる仕組みは嫌い)なので、そういう議論が高まってくると面白いと思うの
ですが・・・どう思います?

※ 参議院にまったく存在価値が無いとは言い切れませんが、費用対効果
   として疑問があるなら廃止も検討すべき。それが「ムダ取り」の基本です。
   会社の制度や組織体を検討する際も、「存在意義が無い訳じゃない」と
   言い出すと結局何も変えられませんので・・・。



今日の記事作成時間は32分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
 地裁だけ在れば高裁も最高裁も不要と仰られますか。

>「(同じ結果でも)時間ばかりかかってしまう」という印象があります。

 その結果を得るのに懸けた時間は全く無駄か、と云う疑問があります。生産管理であれば「或る工程を経ないでも同じ結果が得られるのなら、その工程は不要」と云う判断で良いでしょう。しかし「立法」と云う、一億人超の人間を動かす仕組みに於いて、同じ思考をして良いかどうかです。
 確かに即時性・即効性を求められる法案もありますが、省力化による速度アップはあまり民主主義的ではない気がします。最終的には多数決であっても、「だから少数派の意見は切り捨てでよい」とは云えません。皆の意見を聞き、少数派も「それならまァ納得」と云う所まで審議する、ここに懸ける時間は本来必要なものです。
 「法案成立」が「最終結果」なら、「チャチャッと決めてしまえ」でも良いでしょう。が、「その法律を運用して(全国民が)実際に得られる利益」を、本来の「結果」であるべきと考えるなら、ここは時間と人員を惜しむところではない筈です。

 9/1の貴ブログには「仕組み」について触れておられますが、冒頭の一分は司法に於いての「仕組み」であり、二院制は立法に於いての「仕組み」です。
 本来「衆議院の2/3の賛成」を得るのは高いハードルであった。これが小選挙区制の導入で大勝圧勝が起こりやすくなり、ハードルが下がってしまった。
 このハードルを最初に定めた目的に沿って「上げ直す」のか、もう要らないとして「取っぱらう」のか。「仕組み」レベルで考えるべきところでしょう。

 確かに「時間が懸かったダケ」と云う印象しかない判決・法案も、無い訳じゃないんですけどね。。。

 「参院不要論」に一言あった私です。
Posted by gato at 2009年09月02日 01:36
水口です。
gatoさん、ありがとうございます。

おっしゃるように、結果として衆院で3分の2を取りやすくなったせいで
参院の意味が薄くなるなら、逆に小選挙区制の方を見直すという考えも
あってしかるべきだと思います。

また、「どうせ衆院で再議決される」という話も、そうなるとメディアも
騒ぐので、国民の多くが知るところになるという効果もありますね。

衆議院解散時の緊急バックアップ的な機能もありますし。


ですから「不要」とは言い切れませんが、過去とは意味合いが変わりつつある以上、
「参議院は何のためにあるんだ?」と改めて疑問を抱く感覚はあっていいのでは
ないでしょうか。そこから議論がスタートするわけですから。

私も決して「不要だ」「無くせ」と決めつけているわけではありません。
「不要論」が出やすい素地が出来つつあるのなら、ちゃんと議論してほしい。
今はそのための良い機会ではないか、と考えているわけです。

※ また、こういう「もしかしたらこれってムダかも?」と思う感性は大事
  だと思います。調べたり、議論して「ムダじゃない」と分かれば、
  それはそれでいいですし。「ムダかも?」と思いつつも何もしない
  (何も起らない)状況が私は嫌なんです。


だから、メディアや政界で誰かそういうことを言い出さないかと
ちょっと期待するんですけどね。いや、政界は言わないか・・・。
Posted by 水口和彦 at 2009年09月02日 06:02
 

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