一人の気配りが全体の効率を上げる例としての「渋滞吸収運転」
こんにちは。水口です。
こんな記事↓がありました。
渋滞撲滅!「ゆっくり走る」は金も時間もオトク
「渋滞学」の東大西成教授が実験で証明
- ライフ - 日経トレンディネット
■ 「渋滞吸収運転」とは?
「渋滞学」はテレビなどでもときどき取り上げられているので、聞いたことのある
方もおられると思います。
今回のこの記事は、「渋滞吸収運転」の効果について書かれています。
「渋滞吸収運転」とは渋滞の中に突っ込んでから慌ててブレーキを踏むのでは
なく、渋滞に入る手前で滑らかにスピードを落とし、できるだけノンストップで
走る走り方です。この走り方を行うことで、渋滞の解消に貢献できるという話
です。 (『』内は引用です)
『 渋滞の列に巻き込まれる前に、手前からぐっとスピードを落として走る「渋滞
吸収運転」のメリットは、渋滞に巻き込まれる可能性を低減できることと、渋滞
の解消に貢献できること。うまくいけば目的地までブレーキを踏むことなくノン
ストップで行くことができるため、燃費の向上と到着時間の短縮、すなわちコス
トと時間の2つの恩恵を受けることができる。 』
とあります。
私は以前(関西に住んでいた頃)、ダイビングのために、毎週のように和歌山
県南部(白浜や串本)に行っていたのですが、その帰りによく渋滞に巻き込まれ
ました。
※ 当時「海南湯浅道路(後に海難御坊道路)」と呼ばれた、片側一車線の
有料道路です(現在は一部が阪和自動車道に組み込まれましたが)。
その道路での渋滞は、インターチェンジによる合流などによるものではなく、
トンネルによるものでした。
高速道路などのトンネルでは、無意識に走行スピードが低下してしまい、それ
が後続の車の渋滞の原因になると言われています。(上り坂も同様です)
その渋滞発生のメカニズムは「理解」できるにしても、「納得」はいかない・・・
とよく思っていました。
渋滞になってしまうのは、先行車に追いつき、車間距離が短くなったところで、
「おっとっと」と強めのブレーキを踏んでしまう車がいて・・・、さらにその後の流れ
が悪くなり・・・という連鎖が起っているから。
たとえば、トンネルで速度低下したとしても、みんなが滑らかに速度低下させて
通り抜けるならば、もっとスムーズに通れて、こんな渋滞にはならないはず・・・。
逆に、渋滞の中でもあえて少し車間距離を取り、ブレーキを踏まずに済むような
滑らかな運転をすれば、渋滞解消に役立つのでは? そんなふうに思うように
なり、実際に渋滞では、できるだけブレーキを踏まないようにしていました。
(「渋滞発生勢力?」に対して、多少なりとも抵抗したかった・・・という感じです)
そんなふうに、私も「渋滞吸収運転」をしていたわけですが(当時はそんな名前
は聞いたこともありませんでしたが)、その小さな努力?(抵抗?)が、認められ
るようで、ちょっとうれしい気がします。
■ 「渋滞吸収運転」は、おもに後続車両のために
この「渋滞吸収運転」を行うと、自分自身の車は燃費としては良くなりますが、
目的地に速くつけるというわけではありません。自分の前にいる車の走り方を
変えられるわけではありませんので。
※ 上記記事では、「渋滞吸収運転」を行った車自身も速く着くような
書かれ方をしていますが、これは実験のバラツキと見るべきでしょう。
でないと、前にいる車が、後の車の動きに影響されていることになり、
これはちょっと無いと思います。
むしろ、「渋滞吸収運転」は、後の車の流れをスムーズにし、渋滞を解消させる
方向に(多少なりとも)導く。そういう運転です。
別に、自分が得するわけではないけど、
みんなのために運転に少し気をつけてみる
そんな心配り的な感じが強いと思います。
■ 意外に重要? な心配り
「渋滞吸収運転」とは別の場面でも、こういう心配り的なものはありますし、
決して珍しいものではないと思います。
それぞれの職場に、有形無形のものがいろいろあるのではないでしょうか。
たとえば、
・ みんなが使いやすいようにファイルや物の整理法を考える
・ (Ccで見る人も含めて) みんなが読みやすいように
メールの文面を短く簡潔にまとめる
などなど・・・、別にルール化されてもいないし、自分もそれほど得しないけど、
周りの人のために、ちょっとした工夫をする。そんな気配り的なものは、会社
の中にいろいろあるのではないでしょうか。
意外に、そういう工夫(一種の企業文化的なもの)って、仕事で「渋滞」を
起こさないため(効率を上げるため)に大事なことかもしれませんね。
また、日本の企業の強み的な部分でもあるように思えます。
心配なのは、悪い意味で「成果主義」的になりすぎてしまうと、こういう良さが
無くなってしまうことですね・・・。
今日の記事作成時間は38分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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