2009年09月29日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「数字合わせ的な仕事」って、ムダだと思いませんか?


こんにちは。水口です。

ちょっと今さら感がありますが、この話↓って、どうなんでしょう。

<岡田外相>「25%削減」家庭負担の再見積もり検討の意向
(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)
 
『 岡田克也外相は27日のNHKの番組で、2020年までに温室効果ガスを
90年比で25%削減するとの鳩山政権の目標に関し「一般家庭の負担の試
算はさまざまな前提を置いており、客観的な前提で計算し直すことが必要だ」
と述べ、家庭負担の再見積もりを検討する意向を明らかにした。

 麻生太郎前政権は、温室効果ガスの25%削減を達成するには、一般家庭
の負担が年間36万円増加すると試算。産業界などが「国民の理解が得られ
ない」と懸念を表明している。』
             (上記サイトより引用)


『一般家庭の負担の試算はさまざまな前提を置いており、
 客観的な前提で計算し直すことが必要だ』

というのは、日本語として意味不明な気がしますが・・・。
(何かを試算するのに前提を置くのは当たり前です)

本当は「先回の試算の前提が客観的ではない」と言いたいけれど、
ちょっとそこまでは言いづらい・・・ということですかね。

まあ、これは置いておくとして・・・。


この「36万円」という数値は、その内訳よりも金額だけが一人歩きしている
感じがありますね・・・。次の数字が出てきても、同じことになるでしょうか。

こういう試算の数字だけが一人歩きする状況って、私は好きではありません。
悲観的に試算することもできれば、楽観的に試算することもできるわけで、
「数字合わせ」みたいなことをしても、本質的には意味がないと思います。


もちろん、家計への負担は気になるものではありますが・・・、
いくら試算しても、その「前提」通りにいくかどうかは怪しいものです。

たとえば、「エコカーがこれだけ普及すると、ガソリン使用量がこれだけ減る」
という試算についても、その通りいくかどうかは微妙です。

「せっかく低燃費の車を買ったんだから、もっと車を使おう、もっと遠出しよう」
と考える人はそれなりに多いでしょうから、単純計算でガソリン使用量が減る
と考えるのは無理があります。
(「エコカー効果」は思ったよりも少なく出る可能性があるということです)

逆に、家庭や事業所で太陽光発電を導入するのは費用がかかりますが、
「節約」によって電気使用量が低下すれば費用はかかりませんし、家計負担
は逆に低くなります。もちろん、どれだけ「節約」してくれるかは未知数ですが。


・・・というわけで、元々あまり当てにならない「試算」にこだわるよりも、
もっとやることがあるような気がします。

※ そもそも「本当に25%も削減できるのか?」と考えている人が多いわけで、
   具体的に「何をやるか」決めて、それを国民に知らしめる方が先では・・・?


■ 「数字合わせ」的な仕事

こういうのは、一種の「数字合わせ」的な仕事とも言えますが、会社のなかでも
「数字合わせ」的な仕事が発生する場合があります。

たとえば、設備投資などの投資案件について、


  投資額と収益予想が折り合わない

という場合、


  いろいろ工夫・改善して投資額を減らすよう検討し、
  再計算し直す

というのは、まだ前向きな仕事ですが、


  収益予想額を(前提を見直して)再計算し、
  なんとかして、投資額に見合うようにする

というのは、一種の「数字合わせ」であり、本質的な改善とは関係ありません。
投資案件の内容が変わるわけではないので、「ある意味ムダな仕事」です。


でも、会社の仕組み上は「投資額と収益が折り合わないと投資できない」のは
当たり前と言えば当たり前の話。ですから、こうした仕事は、「必要悪」的な存在
とも言えます。「ムダな仕事だ」「また再計算かよ」と思いつつも、これをやらない
と仕事が前に進まない。そんな作業です。

ですから「ある意味ムダな仕事」だけど、「まったくのムダ」とも言い切れない
わけで、それならせめて効率的に片づけたいものです。


ここでよくある失敗は、手計算を含めて色々計算して試算値を出したところ、
その数字ではダメで再計算となるケースです。このときには再計算が大変です。

むしろ、最初からすべてExcel上で計算式を組んで、前提となる数字部分を書き
換えるだけで、試算値が得られるようにしておいた方が結果的に楽です。


私は、ちょっとした計算等も(パソコンが手元にあれば)Excel上でやってしまう
ことが多いのですが、その方が電卓を使うよりも楽なことも多いと感じます。
(「最初の数値を変えて再計算」というのが、やりやすいですから)

私の場合、「数字合わせ」的な仕事は特にしないのですが(個人的にはそういう
仕事は嫌いだし・・・)、たとえば、製品やイベントなどのコスト計算をする際など
は必ずExcel上で行います。
(人に見せるわけじゃない、「自分だけの計算用シート」という感じです)

そんなふうに、「再計算」が必要になるかもしれない仕事は、最初からExcel
上で計算する。というのは結構おすすめです。
(もうやっている人も多いかもしれませんが)

※ たとえば、部署の「1枚当たりのコピー(プリント)費用」を計算する場合、
   一度Excelで計算式ができてしまえば、紙の種類やカウンター単価に
   変更があった場合もすぐに再計算できます。
   (手計算だと毎回「最初から」になることも・・・)




今日の記事作成時間は50分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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