メールでの議論・反論の難しさ
こんにちは。水口です。
今日は「メールの書き方」についての話です。
■ 上司に「反論メール」を送るのは正しいことか?
こんな記事がありました。
橋下知事、批判メールの女性職員に厳重注意
(読売新聞) - Yahoo!ニュース
(『』内は引用です)
『 大阪府の橋下徹知事は8日、全職員に一斉送信した知事メールに対し、
批判する返信をした保健所勤務の40歳代の女性職員と、上司の所長(管理
監督責任)を厳重注意処分にすることを明らかにした。
橋下知事は1日夜に全職員に送信したメールで、府が約380億円の損失を
被った紀の川大堰(和歌山市)事業を巡り、「恐ろしいくらい、(職員の)皆さん
は冷静です。民間なら、組織あげて真っ青ですよ!」などと、公金に対する意識
の低さを指摘した。
これに対し、この職員は「このメール配信の意味がわかりません」「文も論理的
でなく、それなりの職についている人間の文章とも思えません」と知事に返信。
「愚痴はご自身のブログ等で行ってください」「(この)メールを読む時間×全職
員の時間を無駄にしている」などと記した。
橋下知事は府庁で報道陣に対し、「上司に対する物言いとして非常識。民間
ならあり得ない」と怒りをぶちまけ、「府民の代表に物を言っている自覚が足り
ない。どこかでけじめをつけなければいけない」と、処分の理由を説明した。』
(上記サイトより引用)
とあります。
橋下知事は、テレビ等でも激しい口調で発言することがありますが、メールも
激しそうですね(『民間あら、組織あげて真っ青ですよ!』のくだりなど)。
これが、府職員の(過去の)仕事を全否定されているように感じることもある
でしょうし、反発したくなる気持ちも分からなくはないのですが・・・、
それでも、『文も論理的 でなく、それなりの職についている人間の文章とも
思えません』という批判は良くないですよね。これでは建設的な議論にはなり
ません。 (ですから、私は、この処分は基本的に妥当だと思います)
※ ただ、『メールを読む時間×全職員の時間を無駄にしている』という
批判は、もしかしたら当たってるのかもしれません・・・というか、そういう
意識を持ってメールを書くべきだという意見は正しいと思います。
(「無駄にしている」という決めつけは良くないですが)
実際にその(橋下氏の)メールがムダかどうかは別として、書き手側には
「読む時間×全職員数」というリソースを使っている(だから、ムダに長い
メールを書くべきではない)という意識が必要。というのは大事なことです。
私は、「上司に反発してはいけない」というつもりはありません。
(私自身、反発したことは何度もあります)
しかし、ただ「ダメだダメだ」という批判をするだけではダメ。批判したいなら、
改善案を出して批判すべきではないでしょうか。また、「文章が論理的では
ない」等の、人格批判的なことはすべきではありません(特にメールでは)。
■ 「メールでの批判」の難しさ
メールで批判したり、注意したりするのは、直接口頭で言うよりも難しいもの
です。相手の反応も見えませんし、ちょっとした言葉使いひとつで相手が気を
悪くすることもあります。
メールが普及し始めた当初は、(社内で)メールによる議論、反論がどんどん
ヒートアップしていく・・・なんて状況もありました(特に離れた事業所間で)。
私と同様に、CCメールやメーリングリストなどで、そういうヒートアップしていく
状況を見た経験のある方は多いのではないでしょうか。仕事の場でメールが
普及し始めた頃('90年代後半)には、よくあった話です。
それも、段々少なくなってきたなあ・・・というのが私の実感で、それはおそらく
みんながメールに慣れてきたり、(一般的に)メールの使い方、マナー的なもの
が定着してきたためだと思います。
この記事を読んで思ったのですが、もしかしたら上記記事の職員の方は、
社外などとあまりメールのやり取りをしていなかったのかもしれません。
それで、ついつい過激な物言いになってしまったのかも・・・。
■ メールの使い方研修
私の場合、社会人になった当初は仕事でメールを使うことはほとんどあり
ませんでした(メールそのものはあっても世の中にはまだ普及してなくて)。
ですから、メールに関しては「習うより慣れろ」的に身につけてきたのですが、
企業としては「メールの使い方研修」は必要なのかもしれませんね・・・。
※ 私自身は「効率的なメールの処理方法」について研修で取り上げること
はありますが、マナーやメールでの議論までは、やっておりません。
本来なら「ビジネスマナー研修」の中で取り上げるのがいいのかな・・・?
という気がしますが、まだまだこれからですね。
今日の記事作成時間は34分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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