2009年10月11日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「KAROSHI(過労死)」は英和辞典にも載っている


こんにちは。水口です。


■ 「フツーの仕事がしたい」という映画

こんな記事↓がありました。

月に552時間の労働時間にヤクザまで使う日本の会社にイギリス人もびっくり!
-レインダンス映画祭 - シネマトゥデイ


月に552時間? ヤクザ? と何だか分からないタイトルですが、
こういう記事↓です。 (『』内は引用です)
 
『ロンドンで開催中のレインダンス映画祭で、土屋トカチ監督のドキュメンタリー
映画『普通の仕事がしたい』のイギリス・プレミアが開催された。月に552時間
働かされたトラック運転手の闘争を追った本作、上映後、監督に日本の労働
状況についての質問が相次いだ。

 1日に換算すると働いていない時間はわずか5.6時間。睡眠はもとより、食事、
入浴にも満足な時間がとれないシフトを組まれ、(中略) セメント運送を請け
負う会社の下請け会社で働いたトラック運転手、皆倉信和さんがユニオン
(労働組合)の扉をたたいたことが、本作の始まりだった。暴力沙汰を予測した
ユニオンは、証拠として残すための撮影を土屋監督に依頼、映画として始まった
わけではなかったという。予測は的中、皆倉さんを組合から脱退させようとする
会社はヤクザを使って脅しにかかる。 (中略)

 驚くべき状況が続く本作だが、同じような過酷な労働を強いられている人を
たくさん知っていると監督は話す。そんな日本からそのまま輸出された言葉、
KAROSHI(過労死)が、質疑応答中、普通にイギリス人の間でも使われていた
のが印象的だ。』
                      (上記サイトより引用)

とあります。

月30日とすれば、30日×24時間は720時間。月に552時間働くにはその
77%を使わなければいけません。睡眠時間も込みで23%しか残らない・・・。

一般に言う「サービス残業」のレベルとはちょっと比べものにならない、あまりに
メチャメチャな話です・・・。

※ 過労死訴訟でもほとんどが残業は月100時間台。
   月の労働時間にして300時間を超えるケースは多くないです。
   (ちなみにいわゆる「過労死ライン」は月の残業で80時間です)

この映画の話は、こういう世界もあるんだ・・・という驚きはありますが、
さすがにちょっと特殊すぎる例だとは思います。

こういう特殊な例が一般的なものであるかのように思われるのは困りますが、
映画はちょっと見てみたい気もします。


ちなみに、同映画の上映予定は下記サイトに掲載されています。

ドキュメンタリー映画「フツーの仕事がしたい」

↑これにあるように、正式な表記は「フツーの仕事がしたい」だそうです。
 (上記記事に「普通の仕事がしたい」と書かれているのは間違い)

私は見に行ってみようか・・・と考え中です。


■ 不名誉な「KAROSHI」という言葉

上記記事のように「KAROSHI」という言葉は、欧米でも使われ始めています。

不名誉なことではありますが、実際、残業のしすぎが原因で亡くなる方が
いたり、遺族による訴訟があったりするのは、日本に特徴的な現象です。
(他国で「全くない」というわけではないでしょうが)


もしや? と思って確認してみると、私のパソコンに組み込みの英和辞典
にもありました。

―――――――――――――――――――――――――――――
karoshi

[名][U]過労死
《◆日本における超過勤務による過労死が
  1980年代後半から注目されたことから》.

ジーニアス英和辞典 第4版 (C) Taishukan, 2006-2007
―――――――――――――――――――――――――――――


一度辞書に載ってしまった言葉は、そう簡単に消えないとは思いますが、
日本における「Karoshi」が過去のものになることを望みます・・・。




今日の記事作成時間は30分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
会社には、色々な人がいますが、
なんとなくですが、
この人は過労死するタイプだなっ!って言う人はいませんか?
(言葉が悪い言い方をすれば、過労死させる事が出来る人)

会社はその様なタイプの人は信頼が置けますし、時間がかかっても必ずやり遂げてくれる「期待」を込めます。
一部かも知れませんが、
過労死にストレートに向かっている本人の気持ちは、どこかで、本人の中だけで「気持ちいい」部分があるように感じます。
(頑張っている感、無理してる感、皆心配してくれる感)

過労死を防げるのは、会社でも、本人でも無く、第三者の人間かと思いました。

Posted by trillion at 2009年10月14日 16:51
「フツーの仕事がしたい」は、私も見ましたが、とてもいい映画ですよ。ぜひ、お勧めします。
若者が成長する物語でもあります。
Posted by kimidori at 2009年10月19日 00:14
 

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