「手帳市場は不況知らず」と言われる理由は?
こんにちは。水口です。
今日は、「手帳市場は不況知らず?」という話です。
■ 手帳の販売数が伸びている
こんな記事がありました。
「アナログの魅力? 手帳市場不況知らず」:イザ!
(『』内は引用です)
『 書店や文具店の店頭に、来年の手帳が並ぶ季節がやってきた。国内の手帳
市場はここ10年ほど、毎年、横ばいないしは微増と安定して推移、今年の商
戦は底堅い需要を先取りしようと前年より早くスタート、さらに新規参入も相次
ぐなど、「不況知らず」の勢いをみせている。
国内の手帳の市場規模は正確な統計はないものの、業界推定で2000年
以降、年間1億冊程度が生産・出荷されている。今年売り出される2010年
版についても、業界は昨年の横ばいか微増を見通している。
(中略)
手帳の国内市場が底堅い需要に支えられてきたことは、JMAMの発行部
数の推移からもうかがえる。2000年(01年版)で1080万部だった発行部
数はほぼ毎年伸び続け、1430万冊を出荷した08年(09年版)までの9年
間で32%伸びた。押し上げたのは、一般の個人が書店や文具店で直接買い
求める「市販用」の伸びだ。
バブル経済崩壊により、それまで主力だった企業などが取引先などに贈答
用に配る「法人用」の需要が落ち込み、1990年代に市場が縮小した時期が
あった。しかし、その反動から市販用の需要が拡大し、低迷した手帳市場に
活気を呼び戻した。
とりわけ、ここ5年ほどは、著名人らが自らの手帳活用術を披露する、いわ
ゆる“手帳本”がベストセラーになり、手帳ブームに火を付けた。この傾向が著
しいのは働く機会が増大した女性向けの市場で、各社が相次ぎ女性向けの
商品ラインアップを拡充したこともあり、市販用の伸びを牽引(けんいん)して
きた。JMAMも04年に77万冊だった女性向け手帳の出荷が、08年には
113万冊に拡大した。』 (上記サイトより引用)
手帳の販売数は伸びているようですね。1億冊というのもすごいですが(汗)。
実際、書店や文具店などで手帳売り場が年々広くなっている感じはあります。
※ 書店などに販路が広がっているのは、J社とT社の営業攻勢のたまものと
いう気もちょっとしますが・・・。(そのおかげで手帳が買いやすくなったのは
ありがたいことです)
たとえば、「バーティカルタイプ」の手帳が欲しい場合、昔なら専門的なお店に
行かないと・・・という感じでしたが、現在は普通の書店でも置いてあることも
多いです(ちょっと大きめの書店なら)。
■ 手帳が売れる理由
しかし、なぜ手帳を使う人が増えているのか?
上記の記事は、こうまとめられています。
『 スケジュール管理だけなら、手帳はパソコン、携帯電話に取って代わられて
不思議でなかった。それが、生き延びたばかりか、不況知らずに存在感を増し
ているのは、デジタルにないアナログの要素を勝手気ままに等身大でつづれる
使い手側の進化が支えているようでもある。』 (上記サイトより引用)
これはちょっと違う気もします・・・。
実際に手帳使っている方の意見で最も多いのは、もっとシンプルで
「パソコンや携帯だと使い勝手が悪い」
という声です。携帯やPDAは入力が面倒。パソコンだと持ち歩きにくい、
持ち歩いていたとしても、すぐには開きにくい・・・といったところです。
ですから、「アナログの要素」とかは、それほど関係ないような気がします。
実際、いかにも「アナログの良さ」がある日記風の手帳よりも、スケジュール
管理機能を重視した手帳の方が売れ筋ですし。
(もちろん、手帳に「アナログの良さ」が無いとはいいませんが)
また、手帳の売上が伸びているのは「手帳本」の功績もあるでしょうけど、
それ以前に世の中全般に、時間にシビアになっている人が増えたからでは
ないかと思います。(「時間本」が増えているのと同様の理由です)
私は仕事柄、「時間本(時間術とか時間管理術とかそういう本)」を古いもの
も含めて読んでいますが、昔の「時間本」は、読者対象が今とはちょっと違う
感じがします。(ここでいう「昔」というのは70年代〜90年代です)
昔の「時間本」は、いわゆる「エグゼクティブ」的な人や、フリーランス的な人を
対象にしていることが多いですが、現在(ざっくり言うと2000年代以降)は、
すべての働く人たちを対象にしている感じです。
みんなが忙しい・・・そんな時代になってきたという印象を受けます。
手帳もそれを反映しているのではないでしょうか。
ちなみに、私も「特にパソコンを使用したい(しなければいけない)」という
理由が無ければ、手帳を使うことをおすすめしています。
(「すぐ書く」「マメに見る」ことが実践しやすいので、継続しやすいためです)
今日の記事作成時間は32分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(1)│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
先日、よく足を運ぶ百貨店の毎年この時期恒例の「カレンダー&手帳フェア」の会場面積が例年の半分位になっているのを見ました。
置かれている種類も少なく(昨年までの定番が無い等)本当に不況知らずなのか疑問です。
ここ数年の手帳売り場(書店、文具店、特設会場等)に並べられた手帳類を手にとって感じるのは
「『忙しさの演出』が出来る手帳」
と言う代物が増えている事です。
「忙しさの演出」と言っても「身形も気に出来ないほどの慌しさ」ではなくて「仕事のスケジュールが他人より多い」と言う印象をい与え、いわゆる「デキる○○」の演出をする小道具と言った感じでしょうか。
まぁ、小物類は「ファッションの要素」が重要な御時勢ですから否定はしませんが。
「デキる○○」と対極にある身としては、複雑な……。
置かれている種類も少なく(昨年までの定番が無い等)本当に不況知らずなのか疑問です。
ここ数年の手帳売り場(書店、文具店、特設会場等)に並べられた手帳類を手にとって感じるのは
「『忙しさの演出』が出来る手帳」
と言う代物が増えている事です。
「忙しさの演出」と言っても「身形も気に出来ないほどの慌しさ」ではなくて「仕事のスケジュールが他人より多い」と言う印象をい与え、いわゆる「デキる○○」の演出をする小道具と言った感じでしょうか。
まぁ、小物類は「ファッションの要素」が重要な御時勢ですから否定はしませんが。
「デキる○○」と対極にある身としては、複雑な……。
Posted by yume at 2009年10月24日 23:07
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