2009年11月03日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

私が講演をする際の「配布資料」作成法


こんにちは。水口です。
今日は「プレゼン」と「配付資料」の話です。


■ 「寝させないプレゼン」のために

こんな記事↓がありました。

完璧な企画書に潜む落とし穴
(ITmedia エンタープライズ) - Yahoo!ニュース


『完璧な企画書に潜む落とし穴』というタイトルは、企画書についての
記事を思わせますが、そうではなく「プレゼン」についての記事でした。

企画書の段階で完璧でも、プレゼンが良くなきゃダメですよ・・・という
意味です。


上記記事は妙に長いのですが・・・、聞き手を眠らせてしまったプレゼン
の例として、
 
『<スライドと配付資料が同一>

 <話を聞かなくても、読めばわかる>

 <小さな文字がびっしり>

 <資料が分厚い>             』

                                (上記サイトより引用)

というポイントがあげられています。
(※「小さな文字がびっしり」というのはスクリーン上の話です)

元記事には個々の解説文もありますが、項目だけ見れば結構ピンと
来ると思います。

確かに・・・これらはプレゼンでつまづきやすいポイントかもしれませんが、
割と当たり前に回避している人が多いのではないでしょうか?

いや・・・そうでもないかな? こういう例、ときどき見るかも?


■ プレゼンで(もしかしたら)一番大事かもしれないポイント

さて、上記の問題点ですが、こうやって問題点を列挙していくのもいいの
ですが、実は、根っこにある問題は共通しています。そのポイントを押えて
おくことが最も大事だと思います。

それは、

  「画面で見せる」ものと、「手元で見る(持ち帰る)」ものは
  見せ方(作り方)を変えるべきだ

ということが、分かっているかどうかです。


私も講演をやりますが(プロジェクタも使います)、意識しているのは
このポイントです。

画面の方は(一画面の)文字は少なくした方が見やすいですし、
配付資料は話のポイントに絞ってまとめた方が後で見やすいです。
(その方が枚数も少なくできますし)

これは基本的に相容れないものだと思います。

―――――――――――――――――――――――――――――
私の場合、例外的に配付資料そのものを画面に出して説明する
こともありますが、これは補足的なものです。

※ ちなみに、こういうときはパワポを使わず、PDFのファイルを
   そのまま「全画面表示」にします。これ便利です。
   (時々ご覧になった方から感心されることがあります)

   CTRL+「L」で全画面表示に切り替わり、
   CTRL+「+」、CTRL+「ー」で拡大縮小できます。(←これが便利)
―――――――――――――――――――――――――――――


■ 私がタイムマネジメントの講演をする際の資料作成法

話を戻して・・・

画面で見やすくするとスライドの文字は大きく、字数は少なくなります。
そうすると、スライドの枚数は多めになります。
(私の場合平均すると2分前後でスライド1枚のペースです)

そのスライドをプリントアウトしたものも作れますが、手元に置く資料と
しては枚数も多く、分かりにくいものになってしまいます。
(その場はよくても、後で見返す気にはならないでしょう)

そうすると、配付資料の方は別で作るのがベストとなります。
(スライドのプリントアウトは配布しません)


多少手間はかかりますが、私はこの方法がベストだと感じています。

ちなみに、配付資料の内容は、こんな感じです↓
―――――――――――――――――――――――――――――
□ 講演内容のまとめ的なページ(2〜3ページ)
   文字が主体。ワープロ(WORD)で作成
   毎回、依頼元の要望に応じて内容をカスタマイズする

□ タイムマネジメントのやり方・書き方等の解説資料(5〜6ページ)
   図入りで作り込んだテキスト(教科書)的な資料(DTP系ソフトで作成)
   こちらは毎回作るのではなく、必要なページをピックアップする形で
   講演内容に合わせる

□ 実際使ってみることができるシート類

―――――――――――――――――――――――――――――

いわゆる「講演」で、ここまでしっかり配付資料を作り込んでいる
人はあまりいないようです(とよく言われます)。

しかし、この方法なら配付資料の作成にそれほど時間はかかりません。
(毎回カスタマイズするのは文字主体の前半の方なので)


ほぼ同じテーマ(タイムマネジメント)で、何度も講演しているうちに
固まってきたやり方ですね。ご参考になれば。





講演をする人の中には、「配付資料はいらない」という主義の
人もいるようですが、私はそうは思いません。

配付資料には

・(その場で)話全体の流れをつかみやすくする
・メモを書き込んで持ち帰る
・後で話の内容を思い出す

等々の意味があります。
(ですから私の配付資料にはメモ欄を付けてあります)

あと、「どんな話だった?」と後で上司に聞かれたときに
説明しやすいという意味もあります。
(冗談のようですが、サラリーマンとしての経験を振り返ると
 これって意外に大事なポイントだと思います)



今日の記事作成時間は50分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
 講演を聞く側の1人として、配布資料で「『パワーポイント』や『OHPのスライド』の複写」がそのまま配られると「中身の良し悪し」以前に「この発表、やる気あるの?」と言う印象を受けます。
「モノクロコピーでは見難い」事と「余白が少なくて書き込みがやり難い」事の2点が顧慮されておらず、「発表する側の自己満足」で終わっている印象を受ける為です。

 私自身、所属する小さな団体の研修会(身内の勉強会)で何らかの発表(持ち回りなので年に1度はやる羽目に)をする際に「話す内容の見出しだけ」の配布資料(見出しの下はメモ用の空欄)を渡す事にしています。
あと、
「発表中に寝る時は、イビキはかかないでください。」
と言うお願いを本題に入る前にします。
Posted by yume at 2009年11月10日 14:34
高校生ですが、プレゼン作成のよい情報を得ることができそうです

頑張ります
Posted by アスしば at 2011年11月17日 16:04
水口です。
コメントありがとうございます。

この記事を書いた時点から2年経って・・・
現在では、スライドや配布資料の作り方は少し変わってきました。

ケースバイケースですが、画面のスライドは1枚当たりの情報を減らし、
枚数を少し増やした感じでやることもあります。
(1枚当たり1分〜1分半くらいのペースです)

『ガー・レイノルズ シンプルプレゼン』という本は参考になると思います。
本の通りにやろうとすると結構大変なのですが、プレゼンに対する考え方など
見直すところが多々ありました。

Posted by 水口和彦 at 2011年11月17日 19:45
 

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