東京都の公立学校教職員の休職率は1パーセント弱。その原因は・・・?
こんにちは。水口です。
こんな記事がありました。
鬱病休職の教職員に年間60億円の給与を支給 都教委が対策に本腰
(1/2ページ) - MSN産経ニュース
(『』内は引用です)
『 東京都の公立学校教職員のうち、精神系疾患で病気休暇を取得したり
休職している教職員に支給されている給与が年間で総額約60億円に上る
ことが5日、都教育委員会の調査で分かった。精神系疾患による休職者は
全体の約7割に上り、全国平均を上回るペースで急増している。休職者の
約70%が病欠を取得するまで受診していない実態も判明。事態を重視した
都教委は今後、全国の教委で初めて、メンタルヘルスチェックを健康診断に
組み込むなど、早期発見・治療が可能なシステム構築に乗り出す。
都教委によると、平成20年度の教職員の休職者は788人。うち、精神系
疾患で休職した人は68・5%にあたる540人に上った。15年度は60%の
259人で、人数も割合も急増している。休職者率も全国平均の0・55%
(19年度)を上回る0・94%(20年度)。東京都は小中高に特別支援を含
めた全校種で全国平均を大きく上回っている。』
(上記サイトより引用)
東京都の公立学校の教職員の話です。
「年間60億円」という数字は確かに大きいですが、これを「税金の無駄」等
と叩く気はありません。金額よりも問題なのは「比率」です。
上記記事によると、精神系疾患(主にうつ病?)で昨年度に休職した人は
(休職者の中で)約7割。 休職者率は 0.94%。
休職者率は、驚くほど高いですね。
(学校と関係ない)民間企業でも、メンタルヘルス不調者が増えていると
言われていますが、(5年前のデータで)平均で0.5%程度という結果が
あります。
上記の結果はそれよりもかなり深刻・・・。
1パーセント弱なので「100人にほぼ1人」。
そう考えると、かなり多いと思えませんか?
さて、こういう休職者数の統計は、教職員や公務員でよく見かけます。
(民間の数字はなかなか出てきません。調査も大変ですから)
それを見た人の中には「公務員は甘えている」等の批判をする人もいます。
しかし、
『 休職者の在籍年数では、小中学校で採用3年目までの、特に小学校教員
の休職率が高く、在職21年目以降のベテラン教員の休職率も極めて高い
傾向にあった。』
若い人だけでなく、ベテラン職員の休職率も高いとありますから、単なる
「甘え」で片づけられない問題のような気がします・・・。
(民間と比べ「甘え(休職しやすさ)」がまったく無いとは言いませんが)
他には、職場のことも含め、これらの問題↓があげられています。
『精神系疾患で休職した教職員の約70%は病欠するまで
医師の診断を受けていなかった。
都教委では、手遅れ受診の背景に、
(1)本人に「鬱病(うつびょう)」の知識(病識)が少ない
(2)生活に支障がないと周りも気がつかない
(3)内科を受診時に心療内科や精神科を勧められて発見される
−ことなどがあるとみている。 』
同様の状況は多くの会社であるはずです。
これは決して他人事ではありません。
というわけで、少なくとも管理職の方(管理職になる方)は、メンタルヘルス
についての(ある程度の)知識は頭に入れておいた方がいいかもしれません。
(最近は管理職研修でも取り入れられつつあります)
※ 私は仕事柄、人事部門の方とお話しさせて頂くことも多いですが、
「管理職がメンタルヘルスの知識不足だ」と聞くことは時々ありますよ
今日の記事作成時間は40分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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