対外的なスローガン・社内向けのスローガン
こんにちは。水口です。
今日は、企業の「スローガン」について。
■ シャープの新スローガン
シャープが、今年からスローガンを変えるそうです。
以前のスローガンである『目の付けどころがシャープでしょ。』から、
『目指してる、未来がちがう。』に変えるとのこと。
(シャープさんのニュースリリースはこちら↓です)
新スローガン“目指してる、未来がちがう。” | ニュースリリース:シャープ
目指してる、未来がちがう。
どうでしょうね。これ。個人的にはしっくりきません。
(『あなたとは違うんです』という発言も思い出してしまいました・・・)
「目指してる、未来がちがう」というのは、「同業他社とは違うんだぞ」
「うちは個性的なんだぞ」という意味合いなのでしょう。
そういう意味では前のスローガン「目の付けどころがシャープでしょ」と
共通します。
でも、ニュアンス的にはちょっと違います。
経験的に思うのですが・・・、
他社との違いをことさらに強調する人は、逆に
自信がなかったり、追い詰められていたりすることが多い。
そんな法則があるように思うんです。(私だけ?)
たとえば、「あいつらとは違う」とか「一般ピープルとは違う」とか、口に出して
周りに言う人は、逆にどこか自信なさげに見えることってないでしょうか?
(「一般ピープル」って言葉、死語ですね・・・(汗) )
で、本当に(周りから見て)「彼は違う」「彼女は違う」と言われる人は、
自分から「他の人とは違う」なんてことは、あまり言わないものです。
(思っているかもしれませんが、わざわざ人に言わないということです)
たとえば、もっと具体的なことで他社と比較するなら分かりますが、
「未来」のように抽象的なことで「(他社とは)ちがうんです」と言うのも、
なんだか「上から目線」的で、印象が良くない気がします。
そういう感覚があるので、会社の(対外的な)スローガンとしては、あまり
ふさわしくない・・・ような気がします。(あくまでも個人的な意見です)
■ 対外的なスローガン・社内向けのスローガン
ただ、この「目指してる、未来がちがう」は、社内向けのスローガンとしては
決して悪くないと思います。
(うちの会社は)目指してる、未来がちがう。
→ だから、革新的な製品を開発するぞ!
→ だから、安易な値下げ競争はしないぞ!
→ だから、(企業の)社会的責任も果たすぞ!
・・・等々、社内にいる人がプライドを持てるスローガン、「がんばろう」と思える
スローガンになり得るんじゃないですかね。
これと同様に、「うちの会社は○○が違う」「うちのチームは○○が違う」と
いったスローガンを考えてみると、面白いかもしれません。
あくまでも社内向けに、自分たちのために考えてみると、いろいろ思いつく
こともあるのではないでしょうか。
それが自分たちが実感として感じられるものであれば、
仕事への意欲を高める効果もあります。
というわけで、そんなスローガンを考えてみると面白いかもしれません。
もちろん、自分自身(個人)としても考えられますね。
「自分の仕事は○○が違う」と言えるものがあると(作れると)、
仕事に対する意識が少し違ってきたり、ちょっとつらいときに
もう一押しがんばれたりするのではないでしょうか。
今日の記事作成時間は30分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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