「文章のいろは」が必修科目でもいいのでは?
こんにちは。水口です。
こんな記事↓がありました。
山形大 「文章のいろは」必修科目に
(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
(『』内は引用です)
『 「やばい」「微妙に」といった話し言葉を文章でも使う学生が目立つことから、
山形大は「話し言葉を書かない」など新入生が大学で学ぶうえでのいろはを
教える「スタートアップセミナー」を4月から新入生の必修科目とする。専用テキ
ストを作った立松潔教授(経済学)は「文章能力の衰えを感じる。必修にしない
と、基礎的なことができない学生が受講しない」と話している。
立松教授によると、山形大では最近5〜6年で、答案やリポートに話し言葉を
使ってしまう学生が目立つようになった。立松教授は「早急に学生のレベルを
底上げする必要を感じた。できる学生とそうでない学生に開きがある」と危機
感を抱いている。』 (上記サイトより引用)
大学で、新入生の必修科目として、文章の書き方を教えるという話です。
ちまみにこのニュース、テレビでもやっていました。
「コーネル大学式」のノートの取り方も紹介されていたりして、なかなか親切な
テキストのようでした。
※ ちなみに「コーネル大学式」のノートは昨年ちらっと紹介しています↓
文具関係: A4方眼レポートパッドまとめ と コーネル大学式ノート
私もある資格の勉強に、約半年間「コーネル式」を使いましたが、
使いやすいですし、良かったですよ。
(↑その資格は、試験が終わって来月の合否通知待ちです (汗))
上記記事に戻りますと・・・
『 セミナーは週1回90分にわたって「主語と述語、修飾語と被修飾語は近づ
ける」「話し言葉を持ち込まない」など初歩的な作文方法などを解説。リポートや
ディベート、情報収集の方法についても図で説明する。今までも似た講座はあ
ったが選択科目だったため、興味のない学生は受講しなかったという。』
専用テキストのタイトルは、米沢藩第九代藩主上杉鷹山の名言を借りて「なせ
ば成る!」。840円で新入生全員に購入してもらう。「作文力を高めよう!」
「文の書き方の原則」「授業ノートのとり方」など26項目を説明。「文の長さは
30〜40字くらいを目安とする」などと記している。文部科学省大学振興課
の担当者は「大学生に対し、これほど基礎的なことをテキストまで作って教える
例は聞いたことがない」と話している。』
とあります。
「大学でそこから教えなきゃいけないの?」という気もしなくもないですが・・・
文章の書き方やノートの取り方、情報整理等々・・・社会人になっても使うこと
ですし、やっておいて損はないんじゃないですかね?
私は、割と好意的に見ています。特に大学では、高校のときとは勉強の仕方
が少し変わってきますから(← もちろん社会人になるとさらに変わりますが)、
大学入学を期に、勉強の「仕方」を学ぶのは有益かもしれません。
特に、文章の書き方なんかは、自分で分かっているつもりでも、なかなかうま
く書けなかったりするものですから。
■ 一文の長さは何文字が適切?
余談になりますが、上記記事でちょっと気になるのは・・・
「文の長さは30〜40字くらいを目安とする」というところです。
基本的に、一文を短くした方が読みやすいですし、文章を書き慣れない人が
長い文章(込み入った文章)を書くと、変になりやすいものです。そういう意味
では賛成ですが・・・ 「30〜40字」というのは、ちょっと厳しすぎる気がします。
たとえば、本を書くときに多いのは、一行が40字というパターンです。これで
40字以内にするなら一文は必ず一行以下になります。
私は一文は割と短めにするようにしていますが、それでも常に40字以内にする
のはちょっと無理。かえって不自然になってしまいます。
というわけで、ときどきであれば、二行(80字)くらいまでの文が入っても構わ
ないと(私は)思います。(80字を超えて、3行にまたがると長すぎる感じです)
・・・ というか、そもそも大学の先生が書いた文章には、一文が長い例が
いくらでも見つかるんですけどね。(むしろ、雑誌や一般書籍よりも、一文が
長い例が多いという印象があります)
そういうわけで、30〜40字というのはちょっと行き過ぎでしょう。
ただ、文の長さを意識するのは、とても大事なことだと思います。
文字数を数えるのも面倒・・・というときは、行数で見るのが簡単。
たとえば、
一文が二行にまたがるくらいはOK.
一文が三行にまたがるのは、できれば避ける
というルールならシンプルですよね。私は大体そんな感じにしています。
(たまに三行にまたがる場合もありますが)
このルール、結構実用的だと思いますので、報告書等を書く際に使ってみる
と良いかもしれません。
※ 細かいことを言えば「長くても読みやすい文」「長いと読みにくい文」の
構造的な違いみたいなものもあるんですけどね・・・。それはそれとして。
今日の記事作成時間は40分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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