「今、読むべき本 500冊」 と 「時間管理のおすすめ本 9冊」 その3
こんにちは。水口です。
日経ビジネスアソシエさんの記事で選んだ書籍について、さらにもう少し・・・
(↓この記事です)
昨日の記事で話に出たもの以外では・・・
□ 考えさせられる「時間本」
上段にあげた3冊のなかで、ちょっと異色なのが『時間術』という本です。
この本は、いわゆる「ビジネススキル」的な側面とは少し違った観点の本です。
1980年代にフランスでベストセラーとなった本で、エッセイ的な雰囲気の本
です。「時間」についてあれこれと書かれていまして、一見すると、なんだか
小難しいことばかり書いているような印象なのですが、じっくり読んでみると、
深い内容に考えされられるところが出てきます。
この本の著者は、とても合理的な考え方をしているところもある反面、少し
哲学的なところもあって、それを両立している人は少ないと思います。
個人的には、すごく「はまった」本ですし、かなり独特な本です。
時間について、じっくり考えてみたいときに、ぜひ。
□ 「時間」をテーマにしたお話
いわゆる「ビジネス書」以外で、小説や読みものみたいなものがあれば・・・
というリクエストに、ほぼ「これしかない」と思って選んだのが、『モモ』という
児童文学です。
時間に追われ、あくせくしがちな日常について考えさせられる・・・というと、
何だか重たい感じですが、単純に読んで面白いお話です。
作者は『はてしない物語』(映画『ネバーエンディングストーリー』)の、
ミヒャエル・エンデ氏です。
□ 現代人に必要!? 気持ちの切り替え術
あとは、これも「時間管理」の本とはいえないのですが・・・
『タイムシフティング―無限の時間を創り出す』という本を紹介しています。
この本、サブタイトルの「無限の時間を創り出す」というのは、ちょっと内容に
そぐわない感じで、内容は「気持ちの切り替え術」的なものが書かれています。
現在は、「ONとOFFの気持ちの切り替えがうまくなりたい」とか、「リラックス
できる時間を作りたい」といった思いを持つ人が多いので・・・ そういう人に
読んでみてほしい本です。
また、仕事を離れてもメールやネットで忙しい・・・なんだか落ち着かないと
感じている人にも、本書でいう「タイムシフティング」が役立つと思います。
□ とにかくエピソードが豊富な時間本
そして、事例(エピソード)を豊富に含んだ本もあったらいいな・・・ということで
選んだのが、『成功する人の時間術』という本です。
最近は「成功する人の○○」という本や、「できる人の○○」といった本が多く、
食傷気味な人もいるかもしれません・・・。
※ なかには、「できる人の○○」というタイトルの本で、著者個人のエピソード
に終始している本もあったりします。つまり、自分自身のことを「できる人」と
言い切ってるわけで・・・ これはちょっと、見てて恥ずかしいです。
(本のタイトルは著者自身に最終決定権が無いことも多いので、著者と
しては不本意だったのかもしれませんが・・・)
しかし、本書は本当に色々な人(成功者も普通の人も)のエピソードが豊富に
入っています。エピソードの密度でいうと、時間本で一番だと思います。
一気に読み進めると「お腹いっぱい」という感じになるので、少しずつ読み進め
るのがおすすめです。
・・・と、ここまでが記事中で紹介した本でした。
「最近の本が少ない」という印象をお持ちの方もおられるかもしれませんが、
「オリジナリティのある本を選択しよう」と思って選んでいったら、こういうセレ
クトになってしまいました。
この数年、「時間本」はよく出ていますし、そういう本も読み手によっては、
(特にその手の本を読んでいない人にとっては)役に立つはずですが、
全般的に、過去から言われていることの「焼き直し」が多いのは否めません。
目を引くネーミングと、著者の自慢話で引っ張っていくという感じでしょうか。
そういう本がダメというわけではないのですが・・・、もう少し長い目で見て
評価されるべき本を選びたいと思った結果がこのセレクトでした。
絶版本が結構多いのはご容赦ください・・・(汗)
今日の記事作成時間は33分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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