「イクメン」で時間管理力アップ?
こんにちは。水口です。
こんな記事がありました。
男の育児参加「イクメン」の思わぬ副次効果!(プレジデント) - Yahoo!ニュース
■ 「イクメン」が増加中?
(『』内は引用です)
『 イケメンならぬ、イクメンが増殖中である。積極的に育児や家事に参加する
“新世代”の父親たち。出世を望めそうにない会社から、家庭に軸足を移した
男性が増えた!? という意地悪な見方も一部にあるが……。日本初の「父親
学校」を開くNPO法人ファザーリング・ジャパン代表、安藤哲也さんは言う。
「男性が育児参加すると段取り力、問題解決力、コミュニケーション力、時間管
理力などが高まる人が多いです」』
(上記記事より引用)
『イクメン』 という言葉、たまに耳にするようになりました。
育児に力を注ぐ男性は昔は稀少でしたが、だんだん増えていることを表して
いるとともに、まだまだ稀少(目立つ)存在であるからこそ、こういう言葉が
できたように思えます。
男性も育児休暇を取れるようになった会社も増えつつあるのですが、育児休暇
を取得する人は、まだまだ少ないようです。ただ、仕事をしながらの育児参加は
増えているのかもしれません。
「イクメン」が表れたことは、昔なら考えにくかったですから、そういう意味では
進歩したともいえますし、こうやって注目されるのは、まだその存在が珍しいから
でもあるのでしょう・・・ もちろん、今後さらに増えていくことは考えられます。
■ 育児参加で時間管理力アップ?
では、男性が育児参加すると「段取り力」や「時間管理力」などが高まるという
のは、なぜなんでしょうか?
記事はこう続きます。
『 神戸在住で1歳の娘のいる会社員・芝茂樹さん(33歳)は毎日、食事作り
や洗濯などで専業主婦の妻を助ける。もともと料理経験はゼロ。米のとぎ方
や野菜の切り方を特訓するなど、イクメンぶりをつづったブログを更新するたび
に全国からアクセスが殺到している。
「夜7時半に帰宅するのが日課で、娘をお風呂に入れます。会社を毎日定時に
退社するため、仕事の段取りが上手になりました。効率的に働くようになったん
です。自宅でも、短時間でやるべきことの優先順位を素早く設定しなければな
らないので、ゆとりの時間をつくり出すコツも習得しました」と芝さん。コミュニ
ケーション面でも、まだ言葉を話さない乳児に接していることが功を奏して、顧
客や得意先などに「伝えよう」「相手の真意を聞き取ろう」という力が向上した
そうだ。
「育児はよく『育自』とも言われますがまさにその通り。部下への指示の出し方
など、社会人としての成長を自分でも実感できますよ(笑)。また育児をするこ
とで、24時間365日休みのない妻の負担をほんの少し減らせたため、夫婦関
係もよりよいものに変わったと感じています」(芝さん)』
(上記記事より引用)
つまり・・・
早く仕事を終えるために、仕事を段取りする習慣がつく
家事や育児を行うなかで、時間をうまく使うことを意識する
育児のなかで、自分自身のコミュニケーションも高まる
といった効果があるというわけです。
これは、納得がいきますね。
ただ、
早く仕事を終えるために、仕事を段取りする習慣がつく
という部分については、これは育児に限らないことです。
たとえば、趣味、あるいは副業などを行うために、仕事を時間までに終わらせ
る意識を持って取り組んでいる人も、段取りや時間管理がうまくなります。
誰でも、飲み会などがある日は「今日は定時で上がるぞ!」と仕事の段取りを
考えるわけですが、その1日だけ定時で上がるのは、それほど難しいことでは
ありません。「どうしても今日中に」という仕事以外は、明日に(来週に)回せば
すむわけですから。
しかし、それが連日のことになると、難易度は上がります。今日の仕事をうまく
片付けるとともに、明日以降のことも考えなければいけないからです。ごまかし
が効かなくなってくるんですね。
■ 仕事における「時間管理」に役立つ意識の切り替え
私も含めて、多くの働く人(特に日本人)は、「仕事が終わらなければ、残業すれ
ばいい」という意識が強いように思います。
こういうのは、「給料日前にお金が足りなくなったら、借りればいい」という意識
と同じで、どうしても時間やお金の使い方にルーズになってしまいます。
ここの意識の切り替えは(本来当たり前のことかもしれないんだけど)、あまり
出来ていない人が多いもの。ここを変えることは大事です。
育児などを行っていなくても(仕事の後に特別に予定が入っていなくても)、
仕事を「○時までに終わらせる」という意識を持つことは、この意識の切り替え
に役立ちます。
たとえば、私は、手帳の「仕事を終える時間」のところに、あらかじめ線を引いて
おいたりしましたが、これも効果的です。「その時間内に終わらせる」と意識する
ようになりますので。
これだけでも、試してみると結構違ってきますよ。
まだのお方はお試しを。
今日の記事作成時間は28分でした。
では、また明日!


Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(2)│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
こんにちは。
女性としては、こういう男性が増えてきてくれる、時代の変化は素直にうれしいです。
でも一方で、全部は絶対任せられない、っていうのが常にあると思います。母親としてのアイデンティティともありますしね。
バランスが大事でしょうか。
女性としては、こういう男性が増えてきてくれる、時代の変化は素直にうれしいです。
でも一方で、全部は絶対任せられない、っていうのが常にあると思います。母親としてのアイデンティティともありますしね。
バランスが大事でしょうか。
Posted by たかぴー at 2010年07月07日 12:35
そうですか。勉強になりました。ありがとうございます。
イクメンについての大学卒業論文をかきたいです。もっと資料がほしいです。
イクメンについての大学卒業論文をかきたいです。もっと資料がほしいです。
Posted by xiaoyan at 2011年10月16日 19:25
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