日本語版の電子書籍は、あと2年は普及しない! (という勝手な予想)
こんにちは。水口です。
今日は電子出版に関する話です。
(この手のネタが多いので、「またか」と言われそうですが・・・)
どうも、気になってしまう・・・この記事↓です。
印刷大手の2社が発起人! 「電子出版制作・流通協議会」設立 - 89社が参加
| ネット | マイコミジャーナル
(『』内は引用です)
『大日本印刷と凸版印刷は7月27日、両社を発起人とする「電子出版制作・
流通協議会」を設立したと発表した。発表前日の26日時点で89の企業/団体
が参加を表明。印刷会社や新聞社、出版社、通信企業、ソフトウェア/ハードウ
ェアベンダー、フォントメーカー、広告代理店など、幅広い業種から賛同企業が集
まっている。
同協議会は、「日本の電子出版ビジネスの成長と健全な発展のための環境整
備」を目的としており、日本の文化を反映させた電子出版コンテンツの技術仕
様や流通ビジネスモデルなどについて協議していく。』
(上記記事より引用)
出遅れている日本の電子出版(電子書籍)ですが、こういう「協議会」ができれば、
話がもっと前に進む・・・ と期待できますかね? 私はちょっと引っかかります。
まず、こういう「協議会」で議論すると、形になるのがかえって遅くるような気が
しなくもありません・・・。
かつて「次世代DVD」と呼ばれた「Blue-ray」と「HD DVD」。もっとさかのぼれば、
ビデオのVHSとベータのように、フォーマットが乱立するのは困りもの。結局誰か
(どちらかのユーザー)が不利益をこうむるわけです。
※ ちょっとマニアックなところでは「MD」と「DCC」というのもありました。
(DCCなんて、知らない人多いでしょうね・・・(汗) )
しかし・・・、もし最初からフォーマットを一つにまとめようとしていたら、これらの
製品が世に出るのは、もっと遅れていたかもしれないんですよね。考えてみれば。
もちろん、フォーマットが統一され、しかも早く製品化されるのが望ましいわけです
けど、上記の「協議会」でやっていて、そうなるでしょうか? なんだか微妙な気が
してきます。
さらに引っかかるのは、協議会を仕切っているのが大手の印刷会社というところ
です。印刷会社としては、電子出版で新しいビジネスを広げたいということなの
でしょうけど、少々うがった見方をすれば・・・ 印刷会社は(日本において)電子
出版の普及が遅れても痛くもかゆくもないですし、むしろ遅れてくれた方が会社
の利益になる。そんな見方もできます。そういう立場の会社が協議会を仕切るの
は、ちょっと変な気もします。
※ 電子出版に際して、印刷会社のノウハウが必要な部分もあるというのは
私も理解していますが・・・。それはそれとして。
・・・というわけで、私の勝手な予想では、今後1〜2年程度で日本語の電子
書籍の普及に目途が立つことはないような気がします。電子出版に関する
「協会」もちょっと乱立気味ですし、なかなかまとまらないでしょう、おそらく。
また、最終的には、やはり複数フォーマットが乱立するかもしれませんね。
(むしろ、その方が普及が早くなるかもしれませんが)
あくまでも個人的な意見なので、予想が外れても責任は取りませんが・・・
私は、日本語版の電子書籍が2年以内に広く普及することはないと見て、
期待しないで気長に待つことに決めました。
※ ただし、出版社として、あるいは(私含めた)著者としては、「電子書籍」に
向いたコンテンツ作りを意識する必要はあると思います (今すぐにでも)。
こちらはのんびりしてられないかもしれませんね。
今日の記事作成時間は34分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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