2010年08月30日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「時が過ぎ去る速さ」に対抗するには?


こんにちは。水口です。

先日、メールマガジンをお読み頂いている方から、
ご感想のメールを頂きました。(ありがとうございます!)

一部を抜粋したものがこちら↓です。

――――――――――――――――――――――――――――――

1年って速いですよね。
1カ月も本当に速い。
もちろん1日も超特急で過ぎ去っていく。。。

で、このごろ考えていることですが。。。

「1日を、(人よりも)長くゆっくりと過ごすにはどうしたらいいんだろう?」
どう思われますか?

――――――――――――――――――――――――――――――

なるほど・・・。こういう「時が過ぎ去る速さ」は、私も実感します。


たとえば、私が時間管理ができていないときは・・・

・「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」とバタバタ (←まさに「バタ男」)
・思ったことができないうちに、どんどん時間が過ぎていく気がする・・・。

なんて感じることもありました。

時間管理ができてくると・・・そういう「気の焦り」のようなものは、かなり
減ります。また、「できていない」ことばかり気になるのではなく、「できた」
ことを自覚することが増えます。

そういう意味で、時間管理を行う方が充実しているわけですが、それでも
「時が過ぎ去るのが速い」と思うことは、やっぱりありますね。

これって、どうしたらいいんですかね・・・?


というわけで、私なりの対処法や考え方を紹介したいと思います。



まず、前提として・・・

時間が速く過ぎ去ることは、必ずしも悪いことではないのかもしれない。
そういう考え方もあると思います。

たとえば、何もすることがなくて退屈だったりすると、時間が過ぎるのは
ゆっくりに感じます。逆に、楽しいことをしれいれば時間は速く過ぎます。

ですから、毎日が速く過ぎていくのは、充実している証拠。
必ずしも悪いことじゃない。

そんな考え方もできると思います。



でも、ときにはゆったり過ごしてみたいとも思いますよね・・・。

そんな場合には、あえてそういう時間を(意識的に)作ってみるのも
いいと思います。

時間を意識して動いていると、ついつい「時間対効果」を気にして動く
ことが多くなるものです。「使う時間」と「得られる成果」を天秤にかけて
行動を選択してしまいます。

この「時間対効果」の判断基準を、一時的に忘れてみる。
そんな時間を作ってみるのもいいと思います。

あえて「何もしない時間」を作るとか、
お気に入りの場所で、仕事と関係ない本を読んでみるとか。

これは「時間のムダ」ではなく、「時間の贅沢」という感じです。
「贅沢」ですから、ここ一番はドーンと。あえてメリハリをつけるのも
いいと思います。



また、オンとオフ(仕事とプライベート)を切り換えるというのも、
大事なことだと思います。

たとえば、「仕事のやり残し」が気になっていると、オフの時間に
なっても仕事が気になり、気持ちの切り替えができません。

ですから、仕事が終わった段階で「今日の仕事」を再確認すること
は、とても有効だと感じます。仕事が「終わった」という確認をすると、
その後、気持ちが切り換えやすくなるんですよね。

※ もし仕事が終わってない場合も、翌日以降でうまく調整できる
   目途がつくなら大丈夫です。


ただ、フリーで仕事をしている人や、自分自身が経営者の場合、
この「オンとオフの切り替え」は、やや難しくなります。

私も、サラリーマン時代は時間管理で「切り替え上手」になれたのですが、
独立してからは、ちょっと切り替え下手になりました。特に、パソコンを
持ち歩いていると、切り替えがしにくいです・・・(汗)

ということは、パソコンを持たずに出かける機会を増やすのもいいかも
しれませんね。これは私も実践してみようかな?



最後に、私の場合、こういう「気持ちの切り替え」的な話は、
「タイムシフティング」という本が参考になりました。

こちらです↓ (絶版本ですが、中古は出回っているようです)
タイムシフティング―無限の時間を創り出す
タイムシフティング―無限の時間を創り出す


文庫版もあります↓ (同じく絶版。こちらは内容が一部カットされてます)
タイムシフティング―人生が楽しくなる時間活用術 (日経ビジネス人文庫)



この本は「時間術」の本というよりは、「気持ちの切り替え術」的な本です。
私はこの本は良い本だと思っていて (長くて読むの大変だけど・・・)、
以前に日経ビジネスアソシエで本の選者をさせて頂いたときも紹介しました。
そういえば、ちょうど今出ているアソシエ(読書術特集)に付録でついている
「読書ノート」にもそのリストが入っていますね。



今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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