2011年01月24日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「20代の10年間は棒にふっても、世の中を広く見たほうがいい」 という記事について


こんにちは。水口です。

「時間管理」とか「ビジネス」「仕事」とはあまり関係ないのですが、
「仕事観」「キャリア」にちょっと関係ある話として・・・

この記事↓が面白かったです。
小説家の石田衣良さんのインタビュー記事です。

『池袋ウエストゲートパーク』の作家、石田衣良さんに聞く(前編)
「20代の10年間は棒にふっても、世の中を広く見たほうがいい」
| BPnetビズカレッジ:ライフデザイン | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉



この記事は、若手フリーライターが「先輩に教えを請う」といった感じの
インタビュー記事になっていますが、石田さんのコメントが面白いです。

まず、物書きとしての話として・・・

『』内は引用です)
 
『同業者の作家を崇拝するような人はプロには向いていないの。ファンライター
みたいな感じで誰かの真似で書いちゃう人はいるけど、そういう人はうまくないし
消えちゃうね。』

『若くして作家デビューする人は、サラリーマンの話とかを書けないんです。村上
春樹さんとか村上龍さんを読んでも、そのへんは甘いなあ。川端康成も学生で
デビューしているんですけど、会社員の話を書くときは変ですね。』

                                 (上記記事より引用)

このあたりの話は、ビジネス系の本を書く人にも、まんま当てはまるような気が
します。特に後者が。

自己啓発的な本の中にタイムマネジメント的な話が盛り込まれている場合、
著者の経歴の影響が垣間見えることがあります。やはり、サラリーマン経験の
無い人(あるいは極端に短い人)の本だと、組織の中で働くことの実態を知ら
ずに書いてるなあ・・・と思わされることもあります。たとえば、ちょっと現実的で
ない(実用的でない)タイムマネジメントを推奨してたりとか・・・。


さて、その話は置いておいて・・・

インタビュアー(若手フリーライター)のお悩みに対する石田さんの答えが
面白いです。
 
『――実際、フリーって怖いです。安定のために就職したいという気持ちもあり
 ました。いいところに入ろうとは思わないんですけど。

 石田 新卒でいいところに就職しないと、一生落ちこぼれると思っちゃうのは、
 社会のゆとりがないからなんだよね。でも、ちゃんと個人としての力があれば、
 20代の10年間くらい棒にふっちゃって、世の中を広く見たほうがいい。本当の
 仕事を探すのは 30歳でもいいんです。そういうゆとりくらいは若い人にあげた
 いと思います。みんな過剰に社会に自分を合わせようと無理している状態なの
 で、今の若い子は心配だよね。』

                                 (上記記事より引用)

この話にはしっくりくるところがあります。
ちなみに、石田さんも小説家になったのは30代後半なんですよね。
(私が独立したのもほぼ同じくらいの年齢で、世間的には遅いデビューです・・・)

とはいえ、20代に定職につかないとか、世の中を広く見るとかって、今の世では
リスクの高いことですよね。あえて、自らそうするのは、かなり勇気が必要でしょう。

個人的には、迷ってる人には「まずは就職したら?」とアドバイスすると思います。
逆に、『本当の仕事を探すのは30歳でもいい』という生き方ができるのは、どこか
強さ(あるいは無謀さ?)のある人だけかもしれませんね・・・。
(『ちゃんと個人としての力があれば』と石田さんが言うのがそれでしょう)

ただ、就職した後でも、(その仕事をがんばりつつ)別の道も模索してみる・・・
という生き方なら、そこまで勇気がなくてもできると思います。
私も普通に就職して長く勤めましたが、結果的にそんな感じになりましたし。


 
『――フリーのままいくか、就職するか、兼業するかいまだに悩むこともあります。

 石田 今のままでもいいので、自分の専門分野をひとつ持った方がいいかも
 ね。若いんだから時間いっぱいあるでしょ。2、3年かけて集中的になにかの
 勉強をしたり、仕事を取り組んだりすれば必ず何か身につくからさ。そういうの
 を3つか4つ作っておけば? そのくらいの決意がないと、個人で生きておくの
 は難しいよね。ただボーっとしているだけだと滑り落ちていくだけですから。』

                                 (上記記事より引用)

『ただボーっとしているだけだと滑り落ちていくだけ』というのは手厳しいですね。
でも、「個人で仕事をしていく」となると、専門分野が必要だというのは、私も
全く同感です。

それは、(対外的な)営業という面でもそうですし、(自分の中の)張り合いや
モチベーションという面でもそうだと思います。

また、『ボーっとしているだけ』というのも怖いのですが、いわゆる「儲け話」を
あちこち追っかけているだけというのも怖いですね・・・。何にでも手を出すけど、
いつまで経っても積み上げたものがない(「自分ならでは」という分野がない)
というのは私は怖い(リスクが高い)と思っています。

このあたりは、私も自分自身の「キャリア」を考えていく上での、一つの指針
みたいなものとして考えていることです。ちょっと感覚的なものでもあり、
どういう場合にどう判断するかを明文化するのは難しいのですが・・・。

少なくとも「自分の専門分野」というのは意識していくべきでしょう。
特に「いつか独立して仕事をしたい」という思いがある人なら。



今日の記事作成時間は45分でした。
では、また次回!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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