2011年05月26日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「言ったことをやらない部下」「期限を守らない部下」への対処法


こんにちは。水口です。

今日は前回の続きで、「部下の指導法」的な話です。

(前回の記事↓)
「ぬるい部下」は誰が作るのか?


■ 「言ったことをやらない部下」「期限を守らない部下」への対処法

前回の記事は、

  何でも「はいはい」と引き受けるけれど、
  約束したことは守らない。
  できないと言い訳を並べ立てる

・・・等々の特徴がある人(上記の「ぬるい部下」)の問題を紹介しました。

こういう部下に対して、「何が問題なのか」を話し合った方がいいという意見
もあると思いますが、これは実際にはなかなかうまくいかないものです。


たとえば、「部下に仕事を頼んだら、約束した期限に間に合わなかった」
という状況があったとします。

こんなときに「なんで遅れたんだ!?」と聞いたとしても、なかなか本当の
問題は明らかにはならないものです。

  「なんで遅れたんだ!?」と問いただしたら、
  「他の仕事が忙しくて・・・」という答が返ってきたとします。

  「(その部下は)そんなに仕事量はないはずだけど」と思って、
  「具体的にどんな仕事で忙しかったんだ?」と聞いたとします。

  「○○さんからの頼まれごとを引き受けて」という答が返ってきたので、
  「○○君はそんなに仕事を振ってるのか?」と思って詳しく聞くと、
  実際の仕事量はそれほど多くなかったりします。

  その○○さんからの仕事は1時間くらいで終わるものだったので、
  (1週間前から頼んでた)仕事に、そう影響するとも思えない。

  そう思って問いただしていくと、だんだん部下の方もイライラしてきて、
  「そもそも、仕事が忙しすぎるのが悪いんです!!」と逆ギレしたり、
  あるいは「すいません」と謝るばかり・・・。

こんなふうになってしまうことは、決して珍しくありません。

仕事が遅れてしまった原因を、当の本人もあまり自覚していないことは
珍しくないのです。あるいは、本当は分かっていても、それを認めることが
できないという場合もあります。


■ 仕事が遅れてしまう本当の原因

本当に他の仕事量が多すぎる場合は別として、そうでない場合に、
頼まれていた仕事が遅れてしまう原因は、その多くが

  「その仕事を始めるべきタイミングでスタートしていない」

ところにあります。

なぜ、スタートできなかったかという理由はいろいろあると思います。
「忘れていた」「まだ大丈夫だと思って油断していた」「嫌な仕事だった
ので先延ばししていた」・・・等々の理由です。

その理由はどうあれ、スタートが遅れてしまったところに原因があることが
多い・・・というのは、納得してくれる人が多いと思います。
(我が身を振り返ってみても、思い当たるところがあるかも?)


しかし・・・、「仕事を始めるべきときに始めていなかった」というのは、
(正論でいけば)ある意味、その人の仕事のやり方の根本に関わること。
ここが悪かったと素直に認められる人は多くはありません。特に、自分の
評価者でもある上司には、なかなか言えなくても当然です。

ですから、(上記のような問題に対して)「話し合って原因をつかめば
解決できる」というのは、ちょっと楽観的すぎると私は思います。

こういう場合は、もっと具体的に仕事のやり方を指導してしまった方が
むしろ、解決は早いというのが(経験知としての)私の考えです。

――――――――――――――――――――――――――――――
ちなみに・・・
こういう「スタートが遅れてしまう」という状況は、割と誰にでもあります。
ただ、多くの人は「残業してでも遅れを取り返す」ので、結果としてあまり
表に出てこないだけの話です (いわゆる「バタ男」状態です)。
――――――――――――――――――――――――――――――


こういう状況を改善するためには、話し合うだけではダメですし、また
「もっと計画的にやれ」等の指導もほとんど効果がない・・・というのが
私の意見です。

話し合いやお説教ではなく、具体的な仕事のやり方(計画の立て方・
実行の仕方)を変えてもらう方が、むしろ早いし効果的です。
(「タイムマネジメント(時間管理)」がそのための一つの手段です)


・・・という話には、いろいろ違う意見もあるかもしれません。いろいろ
考え方があっていいとも思います。しかし、現在、ほとんどの職場に
おいて「自分の仕事の進め方を計画する(そして実行する)」ことに
対して、具体的なやり方が指導されることは少ないのが現状。

ここに足を踏み入れるべきではないですかね。
(「タスク管理」や「タイムマネジメント」を指導するということです)

「計画的にやれ」というお説教が(抽象的なので)効果が薄いという
話は、こちらの記事↓(私が執筆した記事です)でも書きました。
興味のある方はご参照ください。

「計画的にやれ」が悲しいほどメンバーに通じない理由
− @IT自分戦略研究所




今日の記事作成時間は46分でした。
では、また次回!

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Posted by 水口和彦 at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)

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