2011年07月03日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

大卒就職率が「氷河期」を(わずかだが)下回ったという話


こんにちは。水口です。
こんな記事がありました。

大卒就職率、氷河期下回る=過去最低の91%―文科省など
(時事通信) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)

『 文部科学省と厚生労働省は1日、今春の大学新卒者の4月1日現在の
就職率が前年度比0.8ポイント減の91.0%(暫定値は91.1%)だったと
発表した。就職氷河期だった1999年度を0.1ポイント下回り、過去最低と
なった。
 未集計の学校があるため、暫定値の集計から除外していた北海道・東北
地方の大学生の就職率は、前年度比0.1ポイント減の89.2%だった。
 短大は同4.3ポイント減の84.1%、高専は同0.8ポイント減の98.7%、
専修学校は同1.2ポイント減の86.2%だった。』

                                  (上記サイトより引用)

大学新卒者の就職率が「過去最低」となったという記事です。

いろいろ騒がれていた「氷河期」を(わずかですが)下回ったというのは、
ちょっとショッキングな話かもしれません。

ちなみに、2010年度は91.8%、2009年度は95.7%なので、実はすでに
昨年度から「就職氷河期」の時期と、ほぼ同じ水準に落ち込んでいたことが
分かります。


ちなみに、こちらのページに5月発表(暫定値)の資料があり、過去の数字も
載っています。(※ 今回発表の改訂版はまだアップされていません)

平成22年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在暫定値)について
:文部科学省



「大卒者の就職が厳しい」 という話に関しては、そもそも大学自体が
増えていたり、大学進学率が上がっていることも原因だと言われます。

たとえば、大学の学生数(卒業生数ではありません。大学院含む)は、
2000年:約274万人 →2010年:約289万人と増えています。
(文部科学省の『学校基本調査』 平成22年度(速報)より )

そういう背景があるにせよ、昨年から今年にかけての就職率の悪化は、
それとは違う原因によるものなので、学生には気の毒な話です。


個人的な感覚としては、(震災以前の経済状況は)リーマンショックによる
景気低迷から回復しつつあったという気がしていたので(実際、私の仕事
も一時減った受注が回復しましたし)、今年度の採用数は回復するかと
思っていたのですが。来年度はさらに厳しくなるのでしょうか・・・?



今日の記事作成時間は30分でした。
では、また次回!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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