2011年07月09日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

電子書籍についてのあれこれ


こんにちは。水口です。

日本の電子書籍に関してのニュースが(ちょっと古い記事も含めて)、
いろいろありましたので、まとめて紹介してみたいと思います。

電子書籍、先行き“読めず” 専用端末・コンテンツが伸び悩み
(フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)

『 米アップルのタブレット型端末「iPad(アイパッド)」の人気とともに、急速な
普及が期待された電子書籍市場の足踏み状態が続いている。昨年末に投入
されたシャープとソニーの専用端末の売れ行きは、非公表ながらも「芳しくない」
というのが業界の共通認識だ。印刷大手や通信、電機メーカーが展開している
コンテンツの配信サービスも順調とはいえない。』

                                  (上記サイトより引用)

日本の電子書籍は「専用端末の売れ行き」という面でも、「コンテンツの充実」
という意味でも、伸び悩んでいる・・・という記事です。昨年あたりから、日本
独自の電子書籍サービスの動きが出てきたけど、普及にはまだほど遠いと。

同記事では、

『関係者が期待するのは販売が好調なスマートフォン(高機能携帯電話)。通常
の携帯電話よりも画面の大きい「スマホ」利用者の取り込みを急ぐ考えだ。』

                                  (上記サイトより引用)

スマホで電子書籍の利用者拡大(コンテンツも増加)→専用端末の普及へ・・
という青写真ですが、そううまくいくでしょうか?



「なぜ、電子書籍が普及しないのか?」という問いには、いろんな答があると
思いますが、特に個人的に引っかかるのが、

『 電子書籍の販売トレンドはこの1年ほどで、作品ごとにバラバラで販売されて
いた「単体型」のアプリから「ストア型」のアプリへと移行が進んでいる。ストア型
には一定のメリットもあるが、版元ごとにアプリが分かれてしまうという結果を
招いており、ユーザーはさらに別の選択肢も求めている。』

                                  (下記サイトより引用)
という問題。

出版社が違えば、別のアプリを使わなければいけないというのは、ちょっと面倒
ですよね。(ストアごとに専用端末があるというのは、もっとやっかいですが・・・)。

この記事↓では、そうした動きとは別に、出版社に関わらず、「著者」ごとの
一つのアプリで読めるようにするという動きが紹介されています。

いよいよ登場し始めた“作者ベースの電子書籍アプリ”
(+D PC USER) - Yahoo!ニュース


でも、そうすると、今後は著者別のアプリが乱立することになるだけで・・・
読者にとって有益な動きとは、あまり思えません。
(逆に「読者を囲い込みたい著者」にはメリットはあるかもしれませんが)


そんな「アプリの乱立」的な状況に関して、こういう解決策↓も提示されています。

仕様をオープンにする「超本棚」構想を明かす大日本印刷
(+D PC USER) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)

『 この「オープン本棚」は、現在の電子書籍が抱える多くの問題――電子書籍
ストアごとにファイルフォーマットやビューワが異なるため、一元的に管理できない
という問題――を解消しようとするもの。

 この構想を端的に表現すると、各電子書籍ストアアプリまたは各ビューワアプリ
のハブとして振る舞うインタフェース(参考展示されていたものは“超本棚インタ
フェース”と命名されていた)を提供するということになる。ジャンルや著者名での
並び替え、仕切り板の追加/削除、背表紙を画面上でドラッグすることで好きな
場所に移動させることができる機能などが超本棚インタフェースの基本機能で、
ビューワについてはアプリ間連携によってファイルフォーマットに合わせたものを
呼ぶ仕様が想定されている。』

                                  (上記サイトより引用)

複数の「電子書籍ストアアプリ」を(インターフェース上は)1つにまとめるという
ものです。使い勝手は良くなりそうな気はしますが、結局裏で複数のアプリが
走るわけで、動作が重くなったりしないですかね・・・? また、ビューワーの方は
統一されるわけではないようで・・・。

ユーザー視点では、日本の電子書籍は「まだ手を出しにくい」感じだというのが
多くの人の実感だと思いますし、そういった「先の読めなさ」を払拭するような
ニュースはまだ聞こえてこないですね。残念ながら・・・。

ちなみに、電子書籍の市場規模の推計値はこちらの記事にあります↓
この記事の予測値のように本当に伸びるかどうかは、未知数だと思いますが。

国内電子書籍市場、2010年は13.2%増の650億円〜インプレスR&D調べ
-INTERNET Watch



個人的に電子書籍に期待するのは「資料本」がたまっていくという問題を
解決できないか? という点です。そういうニーズに対しては(コンテンツの
カバー率という意味でも)まだまだですね。

※ 「小説を電子書籍で読む」というのも楽しそうですが、私の場合、小説は
  年に10〜20冊くらいしか読みません。それよりも仕事に関連する本の
  方が差し迫った問題なんです・・・。

そうなると、いわゆる「自炊」(自分で紙の本をスキャンして電子化すること)
の方がいいんじゃないか? というのも一つの結論ですね。汎用性があって
(どの端末でも制限無く読めて)いいですし。
(※ もちろん、複製を配布するとかの意図はありません)

ただ、「自炊」は自由度の高いのはいいところですが、データがムダに大きい割
に画面表示がそれほどきれいじゃなかったり、裁断機+シードフィードスキャナー
を使ってもまだちょっと面倒くさかったり・・・、といった問題は感じます。

で・・・、私自身は、まだごく一部の書籍しか「自炊」できていません・・・。
「書架の電子化」はまだまだ遠いですね・・・(汗)



今日の記事作成時間は40分でした。
では、また次回!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
お久しぶりです。
そーいえば電子書籍で本読んでる人、あまり見かけませんねー。
時代についていけてない私は、本の匂いが好きなもので、やっぱり本屋さんで印刷された本を買ってます。(そもそもiPadもスマホも持ってないか)
本屋さんという空間も大好きなので、ネット購入とか、電子書籍とか普及しすぎて、本屋さんが無くなったりはしないかと心配・・・

こんなアナログな私も、ようやく昨日、我が家のテレビを地デジに変えました。遅っ!
Posted by Chiharu at 2011年07月11日 02:37
私も本はアナログ派ですが
家に溜まるのがイヤで電子化も良いと思ったです

ですがi padやタブ等って重いんですよね
しかも見易いかは個人差あるですね
Posted by なな at 2011年07月13日 03:46
水口です。
Chiharuさん、ななさん、こんにちは。

そうですねー。電子書籍はまだ見かけることが少ないですね・・・。
多分、品揃えが少ないのも関係してそうです。

あと、おそらく今、日本の電子書籍で一番利便性が高いのはiPadですが、
iPadって、意外と自宅で使ってる人も多いみたいですね。

場所の問題で電子書籍は便利そう。でも、本屋さんが無くなるのは困る・・・。
実は、私もそう思うんですよね。紙の本自体は無くならないと思うけど、
本屋さんは減っていきそうで心配です。


ちなみに私もつい先月テレビを地デジ化しました。結構粘ったなあ・・・(笑)。
Posted by 水口 和彦 at 2011年07月13日 18:34
 

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