2011年08月07日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「判断」と「決断」の違いって?


こんにちは。水口です。

ちょっと前の話になりますが、このブログのこの記事↓にコメントを頂きました。

「要因と原因の意味の違い」 「要因と原因の使い分け」について


コメントをくれた羽さんが紹介してくれたのが、このサイト↓
(ありがとうございます!)

Difference Between Cause and Factor | Difference Between | Cause vs Factor

「differencebetween.com」というサイト(英文)です。
文字通り、「○○と□□の違い」についていろいろな記事があります。


で、そのCause(原因)と Factor(要因)ですが、
この二者は取り替えが効かない(意味が異なる)という記述の後、

 Cause(原因)の方は、ある結果を生み出したもの。
 (「the producer of an effect」とも言い換えられると書かれています)

 Factor(要因)の方は、(物や手順、プロセスなどに)影響を及ぼすもの。
 (ただし、学術などの分野によって、意味するところが微妙に違うとも
  書かれています。たとえば、数学ではfactor=因数だったりしますね)

という意味のことが書かれています。

この説明は、分かりやすいですね。
とりあえず、私は自分のイメージとほぼ同じで安心しました。


■ 「判断」と「決断」

そして・・・、この話(原因と要因)で思い出したのですが、
「判断」と「決断」の違いも、案外分かりにくいかもしれませんね。

広辞苑によると

  「判断」は 『ある物事について自分の考えをこうだときめること』
  「決断」は 『きっぱりときめること』

とあります(両方とも一部引用です)

普通に決めると「判断」で、きっぱり決めると「決断」なのでしょうか・・・。
それだと、ちょっと変ですよね。


そんなことを書いたのは、最近こういう本↓を読んだからです。
(2月発売の本ですが、私は割と最近、書店で見つけて購入しました)
―――――――――――――――――――――――――――――――
判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために
著者:中竹 竜二
東洋経済新報社(2011-02-18)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


―――――――――――――――――――――――――――――――

著者は早稲田のラグビーの監督をされていた方で、4年間の在任中に
全国大学選手権で2連覇した方です。現在は日本ラグビーフットボール
協会コーチングディレクターを務めているそうです。

上記の本も、そのラグビーの監督をするという立場でのエピソードが
書かれていますが、大きなテーマになっているのが「判断」と「決断」。

 (『』内は引用です)
 
『 判断と決断の一番の大きな違いは、その時間軸にある。
  判断は過去から現在に起こった事柄について下すもの。
  決断は未来に起こり得る事象に対して下すもの。』


 
『 そして、出発点と終えたあとの状態が違う。
  判断をすべきときは、ことの大小はあれ、人が「混沌」の中にいるとき。
として、判断を終えたあと、ものごとはある指標・基準において整理され
た状態になる。
  決断すべきときは、人が選択肢を前に迷っているとき。決断を終えた
あと、人は新しい一歩を踏み出し、選んだゴールや方針に向けて行動を
起こす。』


とあります。

言われてみれば当たり前という感じもしますし、おおむねこういう意味合いで
使ってはいますが、言葉として厳密に使い分けているかといえば自信がない。
私はそんな感じでした。今後は意識して使い分けてみようと思います。

もっと簡単に言うなら・・・。

 「判断」はある種の「頭の整理」。
 「決断」はある種の「意思決定」。必ずその後に「行動」がともなう。

と言ってもいいかもしれません。


そして、仕事でも何でもそうですが、たいていは判断(現状分析など)をしてから
「決断(意思決定して行動に移す)」ことが多いもの。

本書では、

判断が甘いと、決断もそれに引っ張られてしまう(その結果失敗することもある)。
だから、判断は非常に重要。

しかし、あくまでも、判断は決断の一つの材料にすぎない(判断は過去の事象
に基づくもので、決断は未来に起こり得ることも含めて考えるべきだから)。

という主張がなされています。


個人的には、未来に起こり得る様々な事象(や影響する要因)を想定することが
「判断」に含まれる場合もあると思うのですが・・・ (たとえば、メーカーにおける
品質保証などでも、(これまでにはなかったけど)起こり得る不具合を想定して
その影響度等を整理し、判断する手法があります)。まあ、それは置いておいて、

 
『 強い決断とは、単にいくつかの選択肢から方針を決めることではない。
決めたゴールに向かって踏み出し、それを実現するために行動していくこと
だと僕は思う。』


という著者の主張には、激しく同意します。


微妙に話が変わるかもしれませんが・・・、

組織のなかには、「判断材料を集めることばかり指示して、肝心の決断を
なかなか下せない人」もときどきいます。これこそ(あえて厳しく言えば)、
「時間のムダ」ですよね・・・と思います。



今日の記事作成時間は60分でした。
では、また次回!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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