2011年09月19日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「大丈夫、なんとかなる」という自信過剰は、進化の過程で身につけたもの?


こんにちは。水口です。

こんな記事↓がありました。

人間の自信過剰は進化の置き土産?
(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)

『 自分の能力を実際より高く評価することが成功を招く場合のあることが、
新たな研究で明らかになった。

 今回の研究を率いたスコットランド、エディンバラ大学の進化生物学者ドミ
ニク・ジョンソン氏は、人が自らの能力を過大評価しがちな点は、かなり以前
から心理学者によって確認されてきたと語る。

 専門家の中には、自信過剰は目標に向かう熱意や決意などを高め、自己
暗示によって願望を叶えるという意味ではプラスに働くとの見方もある。

 しかし自分が優れているという過剰な思い込みは、誤った評価や非現実的
な期待、危険な判断を招くことも研究から明らかになっている。とすれば、
長い年月の自然淘汰を経て、なぜ自信過剰という性質が人類の主要な特性
として残っているのか。

 そして今回、誤った自信過剰が、開戦の決断であれ、新たな株への投資
であれ、多くのケースで勝率を高めることが、コンピューター・シミュレーション
を用いた新たな研究により明らかになった。

「われわれ人類が自信過剰な理由について、これまでは納得できる説明が
なかった。しかしこの新しいモデルは、進化論から見た理由付けを与えて
くれるものと言える」とジョンソン氏は説明している。』


                                 (上記サイトより引用)


自分の能力を実際よりも過大に評価する人が多い、ということは様々な
調査や研究で知られていることです。

たとえば、私の仕事であるタイムマネジメントに関連したところで言えば、
人に課題を完成させるための所要期間を自己評価させると、実際よりも
短く答える(実際にやってみると自分の見積りよりも長くかかる)人が多い
という調査結果もあります。

しかも、単純にその課題を過小評価しているわけではなく、(本人が知って
いる)他の人にやらせた場合の所要期間に関しては、ずっと正確に見積もる
ことができるそうです。つまり、「自分」に関してだけ、物差しが狂うのです。

人につきもののそういう特性はなぜ備わっているのか? 生存競争において
不利ではなかったのか? という問いの答を見出す試みが上記の研究です。

自分を過大評価するタイプと、客観的、あるいは過小評価するタイプでは、
どちらが(長期的に見て)生存に有利かを、コンピューターシミュレーションで
解析してみたという話です。

その結論は、


『 シミュレーションの結果によると、相手の本当の実力に不確定要素があり、
争いの対象となる獲得物がもたらすメリットが争いのコストを大きく上回る
場合にのみ、自信過剰な戦略をとった方が有利になるという。』


                                 (上記サイトより引用)

実力に不確定要素があり、争いのコストが小さい(失うものがない)場合は、
自信過剰でいった方が(ハッタリかます方が)有利・・・というと、なんだか
ヤンキーみたいですが(笑) それはともかく、ある条件のもとでは自信過剰
なタイプの方が、より生存競争に勝ち抜きやすくなるという結果です。

記事はこう続きます。


『 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の行動生物学者ダニエル・
ブルームスタイン氏は今回の研究について、誤った楽観主義という概念を
うまく解説していると評価する。

 この研究は「(現代における)多くの状況で、人間が自信過剰な行動を
起こし、その結果困難な状況に陥るという、よくある現象をある程度説明
してくれるものだ」とブルームスタイン氏は語る。

 研究を主導したジョンソン氏も、2008年の世界的な株式市場の急落や、
2003年に始まった米国主導によるイラク侵攻などの近年の戦争は、過剰
な自信もその一要素だった可能性があると推測している。

 実際、この戦略は、規模が小さな社会で育まれたものであり、高度に
発達した複雑な社会では成功の確率が下がる恐れがある。「こうした場合
には、自信過剰は誤った戦略となり始める」とジョンソン氏は指摘する。』


                                 (上記サイトより引用)

人はときに、不合理な行動を取ることがありますが、この「自信過剰戦略」
もその一つ。その原因が進化の過程で身につけた(かつては有利だった)
特性にあると考えられるという話です。

この「自信過剰戦略」は、確かによく見られるものだと思います。
私にももちろんあります。

我が身を振り返って考えてみると・・・、仕事で(長時間残業などの)無理が
効いた時期には「自信過剰戦略」でもなんとか深刻な破綻をせずにやって
きました。

内心ヒヤヒヤすることもあったけど、「自分なら何とかなる、何とかできる」
と思いながら、時に遅くまで残業し、仕事をしていた感じでしたね。

しかし、仕事の負荷が高くなり、責任が重くなるとともに「自信過剰戦略」
では無理が出始めてきた・・・ という感じです。


私の場合、そこでタイムマネジメントの必要性を感じ始めたわけですが、
実際(タイムマネジメントを)やり始めてみると、何でもっと早くにこういう
ことを始めなかったかなあ・・・ 早く始めれば良かったと後悔しました。
(だから、いまおすすめしているわけです)

「自信過剰」になってしまうのは人の性かもしれませんが、
そこから抜け出すのも人の知恵ということですかね。



今日の記事作成時間は40分でした。
では、また次回!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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