2012年09月17日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

電子書籍の行く末は?


こんにちは。水口です。

中国で大変なことになってるときに、なんですが・・・
今日はそれとは全然関係ない、電子書籍の話題です。


■ いよいよ? 日本の電子書籍

Amazonのキンドルの日本版の発売が迫っていたり、他にも低価格の
端末が出てきたりと、電子書籍に関する動きが激しくなっています。

個人的には(読み手としては)、これまで様子見していましたが、
そろそろ端末を買ってもいいのかな?と思うようになってきました。

そんな電子書籍のメリット・デメリット、普及の課題などについては、
この記事↓にうまくまとめられてます。興味のある方はご参考に。

視点・論点 「電子書籍と出版の未来」 | 視点・論点 |
解説委員室ブログ:NHK



個人的には、キンドルが出たら買っちゃうかもしれません。


■ 出版社の取り組みはまちまち?

ちょっと裏話的な話になりますが・・・
私のところにも電子書籍化の話が、数社からありました。

既存の書籍を電子書籍として販売するにあたっての契約を結ぶと
いう話です。

私はこれまでに12冊の本を出しています。そのなかには本の契約と
同時に電子書籍の契約を交わしたものもありますが、ほとんどは
本として出版する契約だけでした。

で・・・、電子書籍として販売するためには、新たに契約する必要があり、
今年、数社と契約しました。


ただ、その契約内容はまちまちです。

著者に入る印税率を3割以上に設定しているところもあれば、
通常の本とまったく同じで1割程度に設定しているところもあります。

出版社サイドも印税率をどうすべきか迷っているんじゃないですかね。
かなり差があるというのが現状です。


同様に、販売価格にしても、かなり差がつくかもしれません。

私は出版社サイドの事情を詳しく聞いたわけではないのですが・・・、
印税率を高く設定している会社は、販売価格を抑えて数を売ることを、
印税率がそのままの会社は、紙の本と同じ価格で売ることを、それぞれ
想定していると思います。



紙でも電子でも、「本」に値段をつけるのは難しいものです。その情報に
価値があると思えば高くても買うし、そうでなければ買わない。

そんなふうに「適正価格」がいくらかというのは突き詰めれば難しいです。
現実には、本の内容よりも体裁で値段が決まっているように感じます。
(新書ならいくらくらい、ソフトカバーならいくらくらい・・・という感じで)

印税率もそうですが、これまでは前例にしたがって値段をつけていた
感じです。

そこで、電子書籍でも(紙の本の)前例を踏襲する出版社もあれば、
電子書籍として新しい取り組みをする出版社もある。それが現状の
ように感じます。

電子書籍が普及するに従って、値段も印税率もある範囲に収まって
くるんじゃないかと思いますので、今は過渡期ですね。


■ 個人的に期待したいこと

個人的には、「本」という体裁にこだわらなくてよくなると、面白いもの
が出てくるんじゃないかな? という期待はしています。

現状の「本」という体裁だと、たとえば普通のソフトカバーのビジネス書
では、少なめでも180ページくらいの量が必要です。

ページ数を少なくしたからといって、それに比例して安くできるものでも
ないし、かといって同じ値段で売れば「薄い割に高い」と言われてしまう。
(薄いと書架に立てたときに背表紙が目立たないという問題もあります)
本の体裁にするためには、ほどほどのページ数が必要でした。

ビジネス書などで多いですが、ページを「水増し」したんじゃないか?と
思える本も結構あります。著者が本当に書きたかったのは全体の3割
くらいで、あとは水増しのために無理矢理書いたような感じです。

本としてのテーマが途中からぶれていたり、取ってつけたような章が
あったり・・・そんな本は「水増し」のせいかもしれません。

電子書籍だと、そんな「水増し」は無しにして、その代わり安く提供する
・・・ということが理屈の上では可能です。
(実際そうなるかはどうかは、まだ分かりませんが)


あるいは、1つのテーマについて、複数の(安い)電子書籍を組み合わせ
て読んでもらうことも可能になるかもしれません。

たとえば「時間管理」の場合、基本的な考え方や手法の解説があるとして、
それに加えて「事務職向け」「営業職向け」「研究開発職向け」といった
分冊があって、必要なものをチョイスしてもらう・・・なんてことも可能です。

書く側としては、(たくさん書いた割には)売れないということになるかも
しれませんが・・・(汗)。面白いと思います。


・・・といった、電子書籍ならではの取り組みが(ビジネス書などの分野で)
実現するのは当分先だとは思いますけどね。
(出版業界は結構保守的ですから・・・)



今日の記事作成時間は43分でした。
では、また次回!

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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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