レーザーポインターに頼らないプレゼンを目指そう!
こんにちは。水口です。
先月、このブログでも告知しましたが、今日は早稲田大学の
オープンカレッジで講義を行いました。
ご参加頂いた方、ありがとうございました!
(この講座です↓)
早稲田大学エクステンションセンター/講座詳細
ビジネスに役立つタイムマネジメント実践講座
-仕事の効率アップ、ワーク・ライフ・バランス改善のために-
このオープンカレッジの私の講座は、2009年から毎年行ってまして、
今年で4回目。その今回は、前回から設備的に変更がありました。
前回まではスクリーンにプロジェクターという構成でやっていましたが、
今回はスクリーンの代わりに大画面のディスプレイが設置されてました。
プロジェクター+スクリーンを大画面ディスプレイに置き換えるという
動きは皆さんの職場でもあるかもしれませんが、これにはちょっと注意が
必要です。
■ グレア画面だとレーザーが使いにくい
・・・というのは、大画面ディスプレイのなかには、レーザーポインターを
使いにくいものがあるのです。
ちょっと解説すると・・・
ディスプレイにはグレア(光沢あり)とノングレア(光沢なし)があります。
昔はパソコン用は(反射による映り込みを防ぐ意味で)ノングレアが多く、
テレビ用は(黒がくっきり出る)グレアが多かったのですが、最近では
パソコン用にも(動画視聴を重視して)グレアが増えてきましたし、テレビ
用を流用した大画面ディスプレイもグレアが多いです。
で、グレアタイプのディスプレイは、レーザーポインターが使いにくいんです。
レーザーを当てても光が反射してうっすらとしか映らないですし、下手をすると、
反射した光が受講者に向いてしまうかもしれません。これは避けたいです。
というわけで、今日はレーザーは使用せず、講義を行いました。
(レーザーポインターのスライド送り機能は使ってます)
私は以前にもディスプレイで講義をしたことがあるので予想してましたが、
初めてディスプレイを使うときは、ちょっと面食らうかもしれません。
これから私も、そして皆さんもスクリーンではなくディスプレイでプレゼンする
機会が増えてくると思います。そういうときのために、レーザーポインターに
頼らないプレゼンを意識しておいた方がいいと思います。
■ レーザーポインターに頼らないプレゼンを目指そう
そもそも・・・、レーザーポインターに頼ってしまうプレゼンは、見る側にすると
見づらい、分かりにくいものになっている可能性があります。
なぜなら、レーザーポインターに頼る、つまり、レーザーポインターがないと
説明しにくいというプレゼンは、
1スライドに入っている図、文字が多すぎる
(だから、画面上の「ここ」とレーザーを指さないと伝わらない)
という状況になっているかもしれないからです。
こういうプレゼンは、受講者の眠気を誘います・・・。ガー・レイノルズさんの
本に出てくる『パワーポイントによる死』のような状況です。
※ ガーさんの本はとても参考になるので紹介しておきます↓
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プレゼンテーションZen 第2版
著者:ガー・レイノルズ
ピアソン桐原(2012-09-27)
販売元:Amazon.co.jp
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プレゼンテーションzenデザイン
著者:ガー・レイノルズ
ピアソン桐原(2010-06-25)
販売元:Amazon.co.jp
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ガー・レイノルズ シンプルプレゼン
著者:ガー・レイノルズ
日経BP社(2011-03-31)
販売元:Amazon.co.jp
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私の場合、今日はレーザーポインターは使わず、一部は手で直接示し、
それ以外は画面を指さない感じで講義をしてきました。
もし、1スライドに詰め込みすぎ・・・のスライドを作っていたらと思うと、
怖いですね・・・。
未来を予測するのは難しいものですが、今後はレーザーポインターが
使えない状況でのプレゼンが増えてくるのは、おそらく間違いないです。
そうなって困らないように、レーザーポインターに頼らないプレゼン技術
を磨いていく必要があるのかな・・・とは思いますね。私も、もっと磨きを
かけていきたいと思います。、
※ レーザーポインターについているリモコン(スライド送り・戻し)機能は
今後も使いますが、レーザーで指し示す機能は使わなくなるという
意味です。
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あと、今日は使わなかったのですが、裏技の紹介です。
グレアタイプの画面(大画面ディスプレイや、プロジェクターをホワイトボード
に投影する場合)にレーザーを使いたい場合は・・・
レーザーの出口にセロテープ(普通のやつ)を貼ると、光が拡散して広がるので、
反射光が目に入ったりする危険性が低くなります。
どうしてもレーザーを使う必要がある場合はこういう手もあるかと思います。
ただし、画面の状態に左右されるので、必ずうまくいくという保証はないです。
そこはご容赦を・・・。
今日の記事作成時間は32分でした。
では、また次回!


Posted by 水口和彦 at 19:00│Comments(0)│TrackBack(0)
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