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「やる気をなくさせる人」への対処法


こんにちは。水口です。

「モラル(moral)」と「モラール(morale:士気、職場で言えば勤労意欲)」という
言葉って、言葉が似ている上に使われる状況も似ていて、とってもややこしい
言葉です。

たとえば、「職場のモラール」なんて書いてあると、一瞬「モラル」の方かと思う
こともあります。職場の話なら日本語で「勤労意欲」とでも書いてくれた方が
ややこしくなくていいような気がします。でも、産業心理学なんかの本を読んで
いると「モラール」も結構出てきたりします・・・(汗)


で、今日はモラール、いや、勤労意欲についての話です。

こんな記事↓がありました。

京都市動物園 学習のチンパンジー、仲間の死で意欲去る
(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)
 
『 京都大との共同研究の一環で、数字を記憶する学習に取り組んでいる
京都市動物園(左京区)のチンパンジー3匹のやる気がめっきり低下している。
きっかけは、ライバルでもあった仲間の急死。競争相手が減ったことで、意欲を
そがれたらしい。以前は争うように学習していたが、最近は長引く猛暑もあって
日がな一日ゴロゴロすることも。3匹は12日から遅めの夏休みを取り、気分転
換を図る。』


                                   (上記記事より引用)

「やる気がめっきり低下している」というのが、なんだか人間っぽくて面白いです。
でも、それが仲間の死によるものとは・・・悲しい話です。

 
『 チンパンジーたちは09年5月、モニターに映し出された1けたの数字を順番
にタッチしていく学習をスタート。正解ならリンゴをもらえる仕組みで、週4回
(1回1時間)、熱心に2台のモニターに向かっていた。

 ところが、まじめに取り組んでいたヨウコ(雌、20歳)が12月、腹膜炎で急死。
その後、残されたタカシ(雄、22歳)▽コイコ(雌、33歳)▽スズミ(雌、14歳)
の姿勢に変化が表れ始めた。

 中でも、他からモニターを奪い取るほど熱心だったタカシは目に見えてやる気
が低下。最も早く「8」まで正確にタッチできるようになるなど、めざましかった成
績も伸び悩み、8月は、一度も学習でモニターに向かわない日も。他の2匹も
学習時間は減少した。

 7、8月で比較すると、09年の学習1回当たりの平均モニター使用回数は約
550回と飽和状態でモニターを奪いあうような状態だったが、今年は約400
回に減っている。

 京大野生動物研究センターの田中正之准教授は「3匹の食欲は旺盛で体重
も落ちておらず、猛暑の影響は大きくないのでは。やはりヨウコの熱心な姿が他
の競争心を刺激していたのだろう」と話す。』

                                   (上記記事より引用)


おそらく、チンパンジーが「喪に服す」ということはないと思いますので、ライバル
の存在が、他のメンバーのやる気をかき立てていたということでしょうか。
その存在がなくなったら、やる気が低下してしまったと・・・。

たとえば人間でも、職場に新しい人が加わることで、あるいはメンバーの1人が
抜けることで、職場の雰囲気が変わってしまったり、仕事への意欲が変化する
ことはありますよね。人間も周囲の影響を受ける点では似ているのでしょう。


そして、ときには、それが困ったことになることもあります。

たとえば、

 「自分は仕事が忙しいなか、なんとかがんばってこなしていて、
  ムダな残業もしないように気をつけている。でも、○○さんは
  忙しくもないのに、残業代稼ぎのためにダラダラ残業をしてる。
  あれを見てると腹が立つだけでなく、自分のやる気もなくしそう」

なんてぼやく人もいました。その気持ちはわかります。

この話なんかは「モラル」と「モラール」の両方に関係していそうですが、
今日は「モラル」の方は置いておいて・・・。


人は、どうしても「モラール(意欲)」の面で、周りの人の影響を受けてしまう
ところがあります。職場でも、周りにやる気のない人がいると、自分のやる気
まで削がれてしまうように感じることはありますよね。

こういうのは困るものです。自分が直接注意できる場合、あるいは指導しな
ければいけない立場の場合は相手に言うこともできますが、隣の部署の人
だったりすると、なかなかそうもいきません。

そんな場合は、「そういう人のことは、できるだけ見ないに限る」というのが、
現実的な対策のひとつだったりします・・・。


ただ、こうした周りの人による影響は、良い方向に働く場合もありますし、
できれば、それを活用したいものです。

そして、チンパンジーにはおそらく真似できない、人間に特有の能力は、
身近にいる人や普段目にする人以外の影響も受け得るところです。

たとえば、今は同じ職場にいないけど、かつて良い影響を受けた先輩の
ことを思い出すと、自分もやる気が出せるとか、そういうのもありますね。
これは人間らしい想像力のたまものではないでしょうか。

場合によっては、直接会ったことのない人の存在が影響を及ぼすことも
あります。たとえば、テレビのドキュメンタリー番組で見た人の仕事ぶりを
思い出すと、なんだか元気になれる・・・なんてこともありませんか?
(こういうのは「文章」よりも「映像」の力が大きいように感じます)


これは、心理学でいう「モデリング」に近いですね。

―――――――――――――――――――――――――――――
モデリング modeling
 バンデューラ(Bandura, A.1971,77)が従来の模倣や同一視と
いった概念を包括するものとして提唱した用語。他者の行動やその
結果をモデル(手本)として観察することにより,観察者の行動に変化
が生ずる現象のこと。実際の人間以外に,マンガ,アニメ,テレビなど
の登場人物もモデルとなりうる。 (後略)
―――――――――――――――――――――――――――――
                  (株式会社有斐閣 心理学辞典より引用)


上記のような(自分に悪い影響を及ぼすような)困った人がいる場合は、
この「モデリング」の対象を見つけたり、自分がそれを思い出せる工夫を
してみるといいかもしれません。

実は、私も「モデリング」をしている人が何人かいます。なぜか、ビジネスの
世界で有名な人でもなく、職業も全然違う人なのですが・・・。

で、私なりの工夫としては、携帯の待受画面にそのうちの1人の写真を
入れていたりするところでしょうか。
(待受は何枚かが自動で入れ替わるようにしてあり、そのうちの1枚です)

※ 待受に写真を入れるとなると、写真の選び方に注意が必要です。
   その写真のせいで変な疑いをかけられても困りますので・・・(笑)


無理に「モデリング」の対象を探すとなると、変な意味で「自己啓発」くさく
なってしまって嫌なのですが・・・ モデリングの対象は、実は誰にでもいるの
ではないですかね・・・ よーく思い出してみれば。



今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!
  

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「時が過ぎ去る速さ」に対抗するには?


こんにちは。水口です。

先日、メールマガジンをお読み頂いている方から、
ご感想のメールを頂きました。(ありがとうございます!)

一部を抜粋したものがこちら↓です。

――――――――――――――――――――――――――――――

1年って速いですよね。
1カ月も本当に速い。
もちろん1日も超特急で過ぎ去っていく。。。

で、このごろ考えていることですが。。。

「1日を、(人よりも)長くゆっくりと過ごすにはどうしたらいいんだろう?」
どう思われますか?

――――――――――――――――――――――――――――――

なるほど・・・。こういう「時が過ぎ去る速さ」は、私も実感します。


たとえば、私が時間管理ができていないときは・・・

・「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」とバタバタ (←まさに「バタ男」)
・思ったことができないうちに、どんどん時間が過ぎていく気がする・・・。

なんて感じることもありました。

時間管理ができてくると・・・そういう「気の焦り」のようなものは、かなり
減ります。また、「できていない」ことばかり気になるのではなく、「できた」
ことを自覚することが増えます。

そういう意味で、時間管理を行う方が充実しているわけですが、それでも
「時が過ぎ去るのが速い」と思うことは、やっぱりありますね。

これって、どうしたらいいんですかね・・・?


というわけで、私なりの対処法や考え方を紹介したいと思います。



まず、前提として・・・

時間が速く過ぎ去ることは、必ずしも悪いことではないのかもしれない。
そういう考え方もあると思います。

たとえば、何もすることがなくて退屈だったりすると、時間が過ぎるのは
ゆっくりに感じます。逆に、楽しいことをしれいれば時間は速く過ぎます。

ですから、毎日が速く過ぎていくのは、充実している証拠。
必ずしも悪いことじゃない。

そんな考え方もできると思います。



でも、ときにはゆったり過ごしてみたいとも思いますよね・・・。

そんな場合には、あえてそういう時間を(意識的に)作ってみるのも
いいと思います。

時間を意識して動いていると、ついつい「時間対効果」を気にして動く
ことが多くなるものです。「使う時間」と「得られる成果」を天秤にかけて
行動を選択してしまいます。

この「時間対効果」の判断基準を、一時的に忘れてみる。
そんな時間を作ってみるのもいいと思います。

あえて「何もしない時間」を作るとか、
お気に入りの場所で、仕事と関係ない本を読んでみるとか。

これは「時間のムダ」ではなく、「時間の贅沢」という感じです。
「贅沢」ですから、ここ一番はドーンと。あえてメリハリをつけるのも
いいと思います。



また、オンとオフ(仕事とプライベート)を切り換えるというのも、
大事なことだと思います。

たとえば、「仕事のやり残し」が気になっていると、オフの時間に
なっても仕事が気になり、気持ちの切り替えができません。

ですから、仕事が終わった段階で「今日の仕事」を再確認すること
は、とても有効だと感じます。仕事が「終わった」という確認をすると、
その後、気持ちが切り換えやすくなるんですよね。

※ もし仕事が終わってない場合も、翌日以降でうまく調整できる
   目途がつくなら大丈夫です。


ただ、フリーで仕事をしている人や、自分自身が経営者の場合、
この「オンとオフの切り替え」は、やや難しくなります。

私も、サラリーマン時代は時間管理で「切り替え上手」になれたのですが、
独立してからは、ちょっと切り替え下手になりました。特に、パソコンを
持ち歩いていると、切り替えがしにくいです・・・(汗)

ということは、パソコンを持たずに出かける機会を増やすのもいいかも
しれませんね。これは私も実践してみようかな?



最後に、私の場合、こういう「気持ちの切り替え」的な話は、
「タイムシフティング」という本が参考になりました。

こちらです↓ (絶版本ですが、中古は出回っているようです)
タイムシフティング―無限の時間を創り出す
タイムシフティング―無限の時間を創り出す


文庫版もあります↓ (同じく絶版。こちらは内容が一部カットされてます)
タイムシフティング―人生が楽しくなる時間活用術 (日経ビジネス人文庫)



この本は「時間術」の本というよりは、「気持ちの切り替え術」的な本です。
私はこの本は良い本だと思っていて (長くて読むの大変だけど・・・)、
以前に日経ビジネスアソシエで本の選者をさせて頂いたときも紹介しました。
そういえば、ちょうど今出ているアソシエ(読書術特集)に付録でついている
「読書ノート」にもそのリストが入っていますね。



今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!
  
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おすすめの「昼寝用タイマー」


こんにちは。水口です。
今日は「睡眠」についての話です。


■ 睡眠不足の健康への影響

こんな記事がありました。

[不眠]突然死を遠ざける昼間の“チョイ寝”
(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)
 
『「たかが不眠。少し眠れないだけだ」──そう侮るなかれ。

「睡眠は食事同様、生命現象の基本中の基本。睡眠不足は栄養不足と同じよう
なもの」と、国立精神・神経センター精神保健研究所の白川修一郎客員研究員。
眠りの質の低下はさまざまな病気の発症につながると警告する。

 特に注意が必要なのは、高血圧だ。睡眠不足は心臓に負担がかかり、狭心症
や心筋梗塞、脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)などによる突然死のリスク
を高めることが研究でわかっている。

 肥満が気になる人も要注意だ。米コロンビア大学が約8000人に実施した研
究の結果によると、睡眠が5時間以下の人は、7〜9時間の人に比べて 73%
も太りやすかった。これは「睡眠不足になると、食欲を抑えるレプチンという物質
が減り、逆に食欲を高めるグレリンという物質が増えるため」(白川氏)である。

「理想の睡眠は7時間。6時間半〜8時間眠る人は健康リスクが低い」と白川氏。』

                                   (上記記事より引用)

睡眠不足は心臓に負担がかかる・・・と聞くと、ちょっと怖いですね。

また、睡眠の話は諸説ありますが、「睡眠不足になると食欲が増す」というのは
初めて聞いたような気がします。これは経験的にも分かるような気がします。
私は単に起きている時間が長いから、それだけ食べてしまう・・・ような気が
していたのですが、そういうことではなかったのかも・・・?

これはちょっと気になります。


■ 昼寝の効用

記事は、こう続きます。
 
『 人間は寝ているあいだにたまったストレスを解消させたり、脳の機能を回復
させている。睡眠が5時間以下になると、脳の前頭葉の働きが障害を受け、
注意・集中力、判断力、記憶・学習能力、感情のコントロール力、意欲など、
認知機能全般が低下する。

 ではどうやって睡眠不足を解消するか。白川氏がビジネスマンに勧めるのは、
昼寝の習慣だ。食後に15〜20分のあいだ仮眠するだけで、午後の仕事はか
なり楽になるという。午後早めの短い睡眠であれば、夜に眠れなくなることも
ない。

 また、睡眠不足の人は、就寝時間を30分ずつ早めていくと解消できるという。

 うまく眠れない状態が3週間以上続くようであれば、睡眠の専門医に診てもら
おう。』


昼寝が上記の健康上のリスクを下げるかどうかが、いまひとつ分からないの
ですが・・・ それは置いておいて。短時間の昼寝は頭をスッキリさせる効果が
あるというのは、経験的に感じている人が多いのではないでしょうか。

時間的にいいのは15分くらい。長くなると(30分とか)、逆に頭がスッキリしな
いと言われています。(私も実感しています)

※ ちなみに、眠る前にカフェインを摂っておくと、目覚める頃に効いてくるので
   良いとも言われています。


■ 昼寝用タイマー

ただ、ここで難しいのが15分で目覚めるようにすること。

他の人がいない状況なら、タイマーをセットしておく等の方法が使えますが、
会社なんかだと、音の鳴るタイマーを使うのは気がひけます。


そんなときには・・・こういう製品も使えます。

小型タイマー安心君パート2 スケルトンブラック小型タイマー安心君パート2 スケルトンブラック

これは耳にはめておくタイマーです。

私も試してみましたが、結構お手軽でいいかもしれません。
(新幹線なんかで睡眠を取りたいときの、乗り過ごし防止にも使えます)


■ さらに低コストな「昼寝用タイマー」

上記の製品、私もしばらく使っていたのですが・・・

よく考えると、普段オーディオプレイヤーとイヤホンを持ち歩いているのだから、
それで代用できないのかな? という気がしてきました。
(本製品は小さいとはいえ、できるだけ荷物は増やしたくないので・・・)

そこで、
――――――――――――――――――――――――
・無音状態が一定時間(たとえば15分)続く
        ↓
・最後にアラーム音が鳴る
――――――――――――――――――――――――
という音声ファイルを作って、それをオーディオプレイヤーに入れてみました。
※ 私は「Audacity」という音声編集ソフト(フリー)でMP3ファイルを作りました。


これ、なかなか使えます。

時間設定を変えて何種類か作っておくと、違う時間にも対応できますし、
時間調整したいときは、最初に少し早送りしてから再生すればOKです。


実際やってみると、充分実用的です。
オーディオプレイヤーを持ち歩いている人にはおすすめです。
(寝る前に音量の設定とバッテリー残量は確認しておくのがおすすめです)



今日の記事作成時間は25分でした。
では、また明日!
  
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仕事の「先延ばし」を防ぐためには?


こんにちは。水口です。

日経BPnetさんの方で連載している記事が、アップされました。
今回は「先延ばし」の防止に関する話です。

第6回 仕事の「先延ばし」を防ぐコツとは?
| キャリワカ:講座 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉



「先延ばしグセ」は、実はとても多くの人が感じていることなのですが、
なかなか上司や部下の前で「私、先延ばししちゃうんですよー」 とは、
言えないもの (なかには言っちゃう人もいますが)。

だから、「こんな先延ばしをしているのは、自分だけじゃないか?」 と
密かに悩んでいる人の数は、実はかなり多いはず・・・というのが、私の
見解です。


また、「先延ばししたくなる気持ちがある」からといって、必ず先延ばしして
しまうというわけでもなく、計画の立て方なんかで、結構カバーできる部分
があると感じています。

そういうわけで、「先延ばし」対策は結構重要ではないかと思います。


■ 「先延ばし」はなぜ起こる?

また、「先延ばし」がなぜ起こるか? も気になるわけですが・・・この説明を
「潜在意識の働きが・・・」 と潜在意識を持ち出して説明する人も多いです。

でも、「潜在意識」というのは、なかなかとらえどころがないもの。なんだか
分かったような、分からないような説明で終わっていることもあります。

私はもっとシンプルに、『接近-回避の葛藤』で説明する方が、分かりやすい
し、色んな対策の効果も理解しやすくなると考えています。

※ もっとも、「接近-回避の葛藤」自体、「潜在意識の働き」っぽいところが
   ありますが、「潜在意識」で片付けるよりは、「何」と「何」が葛藤している
   のか考える方が分かりやすいと思います。


■ 「接近-回避の葛藤」とは?

ちなみに『接近-回避の葛藤』というのは、有斐閣 心理学辞典によると・・・
 (『』内は引用です)
 
『 レヴィン(Lewin, K.1935)によるコンフリクトの分類の一つ。同一場所に
正の誘発性(誘意性)と負の誘発性の両方の目標が同時呈示されたり,
同一対象が正・負の誘発性を有する場合に生じるコンフリクト。生活体は
目標からある地点までは目標の正の誘発性が強いため,目標に接近するが,
目標に近づくと負の誘発性により目標から回避しようとし,決断できない
状況に陥る。』



とあります。「ちっともシンプルじゃないじゃないか」と言われそうですが (汗)

もっと簡単にいうと、たとえば、ダイエットにおける

  「食べたい」 「でも、やせたい(食べちゃダメ)」 

とか、告白における

  「気持ちを伝えたい」 「でも、振られるのが怖い」

といったものが『接近-回避の葛藤』の例になります。

仕事では、

  「この仕事やらなきゃ」 「でも、面倒だしなあ・・・」

という葛藤になります。(※「面倒だし」の部分には他の気持ちが入ることも)


仕事の場合に興味深いのは、時間と共に誘発性の力関係が変わることです。
納期が迫れば迫るほど「やらなきゃ」と思う気持ちは強くなってきます。

ですから、上記引用にあるように 『決断できない状況に陥る』がいつまでも
続くことは稀です。最終的には(バタ男になりつつも)やるわけです。

この、時間と共に変わっていくところが「接近-回避の葛藤」の例としては、
特殊で面白いところです(←面白いなんて言っちゃいけないかもしれませんが)。


「先延ばしを防ぎたい!」という人は、ちょっと見てみると良いかもしれません。

第6回 仕事の「先延ばし」を防ぐコツとは?
| キャリワカ:講座 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉




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「手帳」と「フォルダ」をどう使い分けるか?ルールを決めておこう


こんにちは。水口です。
今日は「手帳の使い方」についての話を。


■ タスクに関する情報はどこにメモする?

これもご質問で頂いたものなのですが、

その内容は、

 タスクやアポイントメントについての詳しい内容は
 どう(どこに)メモするのがおすすめか?

という主旨のご質問です。

これは、結構悩ましい問題です。私も試行錯誤してきました。
どのへんが悩ましいかというと・・・


――――――――――――――――――――――――――――――
たとえば、「取引先に報告書を出す」という仕事が必要になったとすると、
それにはいろいろ付随する情報があるはずです。

  報告書はメールで送ればOK

  先方の「○○さんと△△さんのアドレスに送る」

  報告書の表紙は、先方のフォーマットに合わせる。
  レポートNo.は指示されたこの番号で。

・・・等々。忘れちゃいけない「ちょっとした情報」というのが出てきます。

こういう情報は、手帳(のタスクを書いてあるところ)にメモしてもいいの
ですが、あれこれメモしているとだんだんメモの方が多くなってしまいます。

それぞれのタスクについて色々メモスペースを取ろうにも、手帳の大きさは
限られているし・・・ 一覧性の観点で、最低でも見開きで1週間分は記入
したい。

となると、細かいメモはやはり別にした方がいいんだろうか・・・?
でも、メモを無くしたり忘れたりするとやっかいだし・・・
――――――――――――――――――――――――――――――

という感じで悩ましいわけです。

これには自分なりの使い方、自分なりのルールを決めて対処していく
ことが必要です。


■ 仕事の内容メモ:私の場合

では、私の場合どうしているかというと・・・

基本的に、タスクに付随する情報は、手帳にはほとんど書きません。


※ ただし、アポイントメントに際し「○○を持っていくこと」という情報は
   手帳の中に(その日か前日に)書き込みます。
   (たとえば、講演のときに「レーザーポインターを持っていく」など)

   これは「何かを準備する」という一種のタスクなので、手帳に書く
   のは当たり前ともいえますが。


では、タスクに付随する情報はどこに書くかというと・・・

紙(メモ)の場合も、パソコンのデータの場合も、「その仕事」用のフォルダ
に必ず入れるようにしています。

ですから、何らかの仕事が発生したときには(それが正式受注前だと
しても)、その仕事のフォルダを作成しています。


  「そのタスクをやらなければいけない」と思い出すまでが手帳の領域
  「そのタスクについての詳細情報を保存、確認する」のはフォルダの領域


そういうふうに使い分けのルールを決めているわけです。

※ 私の場合、仕事の内容によってパソコンのフォルダだけ作成する場合と
   パソコンと紙(クリアフォルダ)両方を作成する場合があります。
   (前職ではクリアフォルダの代わりに封筒を使っていました)


私の場合、この使い分けは徹底している方で、たとえばメールでもらった
情報(文章)も、そのプロジェクトのフォルダに(テキストファイルとして)入れて
しまいます(後で使うであろう情報の場合は)。この方が、かえって後で手間
が省けて助かると感じています。



これは、「この方法がベスト」と決めつけることはできません。仕事の内容に
よって、違うやり方ができる場合もあるかもしれません。

ただ、やり方はどうであれ、「自分なりのルールを決める」こと必要です。

たとえば、あちこちの紙にメモするけど、それを保管するフォルダは作ってない
となると、必要な情報が取り出せなくて困るのは目に見えています。
(これは以前私がやってしまった失敗例ですが・・・(汗) )



手帳は大事な情報を扱うツールですが、
すべての情報を扱いきれるものではありません。

他の手段とどう使い分けるかは、自分で決めて
おく必要がありますね。



今日の記事作成時間は28分でした。
では、また明日!
  
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Posted by 水口和彦 at 23:55Comments(0)TrackBack(0)

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