2013年08月04日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「時間を有効に使うためには、何を心がけるべきか?」と聞かれたら・・・


こんにちは。水口です。

今日は 『時間を有効に使うには?』という問いについて、
あらためて考えてみます。

時間管理の研修講師をしたり、企業から相談を受けたり、という
仕事をしていると・・・、当たり前ですが、「時間の使い方」について
質問されることが多いです。

たとえば、「時間を有効に使うにはどうしたらいいか?」という質問も
よく受けますが、この質問は背景が分からないと答えにくいものです。
仕事の話なのか、プライベートでの話なのかで、答も違ってきますし、
相手の職種や立場でも違ってきます。


・・・なんてことを考えたのは、実は先日、あるラジオ番組から、電話で
のインタビューの依頼を受けたからなんです。

ラジオはこれまでに何回か出演してますが、これまではどちらかという
とビジネス寄りの話でした。今回の番組のリスナーは中高生などの
若い人も多いようで、どう話すといいのかな?と考えてます・・・。

それが、もしかしたら、このブログを読む層の方にも参考になるかと
思ったので、書いておきます。


■ 時間を有効に使うには?

「時間を有効に使うには?」という質問には、いろいろな方向からの
答が考えられます。たとえば、仕事でも家事でも時間短縮して、効率
よくやっていくとか、いわゆる「スキマ時間」を活かすとか。そういう答
があります (「○○時間術」的な本によくある内容です)。

あるいは、「タスク」をどう管理するのと良いか、という方向の答も
あります。こちらはどちらかというと「時間管理」「タスク管理」系の
話ですね。ここまでの話は、私も本や研修でよく取り上げます。

でも、この質問をさらに掘り下げていくと、「いかに生きるべきか?」と
いった、少し哲学的な問いや答もあります。このあたりは抽象的な話に
なりがちなので(「自分にとって重要なことは何か考えよ」とか)・・・、
企業研修などでは、あまり取り上げません。
(企業研修ではそういう抽象的な研修に懲りてる人も多いので)


このように「時間を有効に使うには?」という問いは多面的で、
背景が分からないと、一口には答えにくいものです。

・・・という前提のもと、短時間のインタビューの中で、何を伝えられる
か考えてみました。ラジオで(音声だけで)、短時間で伝えられること
が必要です。できれば普遍的で、若い人に特に伝えたいこと・・・
そんなふうに考えて、次のようなことを思いつきました。


■ 「時間を有効に使うためには?」という質問の普遍的な答

時間管理やタスク管理などの「手法」的な話ではなく、もっと広く
さまざまな場面で、

   時間を有効に使うためには、何を心がけるべきか?

という問いに対する最も普遍的な答はおそらく、「重要なことを優先
せよ」といった抽象的な話ではないですし、「時間をコスト(や時給)に
置き換えよ」といった話でもないと思います。
(たとえば中学生、高校生にそういう話をしてもピンとこないでしょう)


おそらく、最も普遍的な答は、

   未来のことを考えて行動する

ということだと思います。なぜなら・・・


■ そもそも、なぜ「時間を有効に使いたい」と思うのか?

まず、ちょっと考えてみてほしいのですが・・・、
そもそも、人はなぜ「時間を有効に使いたい」と思うのでしょうか?


それは「もっと時間を有効に使えばよかった・・・」と、
後悔したことがあるからです。
(後悔したことない人は考えないはずです)

※ 「そんなの当たり前」と言わないでくださいね・・・。
   人類の歴史をさかのぼれば、「時間」や「日付」の概念が
   最初から当たり前にあったわけではありませんし、
   「時間」や「未来」という概念・言葉を持たない部族も
   (割と最近まで)いたという報告もあります。



その 「もっと時間を有効に使えばよかった・・」 という後悔の理由は
いろいろです。自分の怠けグセ、先延ばしグセによる場合もあるし、
仕事の段取り・計画が良くなかったと後悔することもあるでしょう。

いずれにしても、「未来」のことを考えて、(いま)行動していくことで、
そういう後悔が少なくなります。怠けグセにしても、段取りにしても。

ただ、この「未来」というのは、遠い未来とは限らなくて・・・

 「今週中にレポートを書き上げるために、今日これをやっておこう」
 「週末のために、明日あれを準備をしておこう」

などの、かなり近い「未来」も含みますし、むしろその方が大事かも
しれません(もちろん、遠い未来を考える方も役立ちますが)。



この「未来のことを考えて行動する」ことをもっと具体化したものと
いうか、その一つの手法が「時間管理」です。

私は普段そっちの話をしているので、あらためて 『未来のことを
考えて行動しましょう』 といったことは言いませんが、中高生も
含めた幅広い人に何か一言をいうなら、これだと思います。
(時間があれば、具体的な方法まで話したいですが)

また、これがお説教的な話で終わるとつまらないですが・・・、
ある程度の効果は期待できます。

「時間管理」まではやらずに、「未来のことを考えて行動する」
ように心がけるだけでも、いくらか効果はあるはずなんです。

特に年齢が若いうちは「未来」よりも「いま」のことを優先しがち
な傾向が元々あるので、意識的に「未来」に目を向けることには、
いくらか役立つ面があるはずです。

※ これは「時間的展望(Time Perspective)」という言葉で、
   心理学の一分野として研究されています。たとえば、
   グレる子は「未来」志向が弱く「現在」志向が強い傾向が
   あるという調査結果もあるなど、実際の行動とも関係が
   あるものなんです。


■ 時間を有効に使うためには、何を心がけるべきか?

・・・というわけで、

すごく基本的な問いとして、

   時間を有効に使うためには、何を心がけるべきか?

と聞かれたら、

   未来のことを考えて行動する
   (そう心がけると良い)

というふうに、今後答えようかなと考えています。

それを具体化・習慣化するための一手法として、
「時間管理」があるということです。



今日の記事作成時間は65分でした。
では、また次回!  

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Posted by 水口和彦 at 22:30Comments(0)TrackBack(0)
2009年04月23日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「ロジカルシンキング」と「ロジカル風シンキング」の違い


こんにちは。水口です。
今日は昨日の「ロジカルシンキング」に関連した話です。


■ 『ロジカルシンキングのセミナーでとてもやるせなかった話』 という記事

昨日の記事を書いた後、「ロジカルシンキング」について、こんなブログ記事を
見つけました。

ロジカルシンキングのセミナーでとてもやるせなかった話 : akiyan.com

著者が「ロジカルシンキング」のセミナーを受講した際の、グループワークの
内容について、こう書かれています↓
『』内は引用です)
 
『1問目は「あるケーキ店の売り上げが落ちてる。原因を見つけ出し、売り上げを
上げるためにはどうすればいいか」というものだった。受講者にはここ1年間の
売上表と情報シートが、グループごとに配られた。情報シートはグループ全員同
じではなく、グループの中では自分だけのシートになる。必然的に同じグループ
の受講者同士で情報を出し合う必要があり、グループ全員で最終的な結果を
出すことになる。情報シート自体は見せてはいけなかったように思う。売上年表
は全員同じものだ。月間売り上げは、1日から末日までの売り上げと考えてよい
そうだ。

売上年表の期間は1年間で、4月から始まって3月で終わる表だったと思う。
たしか、10月くらいからじょじょにひと月の売り上げが落ちていた。情報シート
には、「10月に店内を改装した」とか「12月に原材料を変えた」とか書いて
あった。』
                     (上記記事より引用)

面白そうな課題ですが、ここからが問題です・・・。

『』内は引用です)
 
『講師への質問は許されているので、「定休日や祝日はありますか」と質問する
と、それは考慮しなくてよいということだった。1日は1日で、それ以上でもそれ
以下でもないということだ。

しかし月ごとの日数は違う。このことについて言及は無かった。僕は、これは
ひっかけだ、と思った。月ごとに合計が出ているが、1日あたりで見ないことに
は、正確な傾向が掴めないはずだ。日数は月ごとに違うのだから。』

 
『いかにも怪しいと思いながら計算してみると、ビンゴ、2月の売り上げは1日あ
たりにすると減っておらず、むしろ1月より増えていた。28日でも、29日でも、
だ。3月は、2月より減っていた。これは見逃せない。2月に売り上げが伸びて
いるのは確実だから、その点を考慮して情報を分析しなくてはならない。』


なるほど。確かにそうだと思います。2月は日数が少ないですから、月ごとの
売上の数字に影響してきます。

※ この問題では、「祝日は考慮しない」ということですが、実際には12月や
   1月の年末年始の休み、8月、5月も連休の影響もありますよね。
   ケーキ店なら、立地によって影響の出方は違ってきます。ビジネス街に
   近いお店なら連休時は売上が下がる傾向に。住宅街に近いなら逆に
   上がる傾向があるはずです。


しかし、そのセミナーでは、こうだったそうです↓。

 
『そして答え合わせの時間がやってきた。講師が解説を始めた。...何かがおか
しい。1日あたりの売り上げについて言及せずに解説が進められている。』

 
『休憩タイムにで講師の方に個人的に質問してみた。「そもそも、2月の売り上
げは1日あたりにすると前月より増えているのですが、これは考慮しなくていい
のですか」という感じで聞いてみた。返答らしい返答は無かった。僕は、無視
されたんだな、と思った。』


・・・と、これはちょっとひどいですね(この講師が)。

2月の「月当たり売上」は1月より低下。でも「1日あたり売上」なら1月より
アップしている・・・ そのこと自体は、全体の傾向(1年間の推移)のなかでは、
それほど考慮する必要はないのかもしれません。全体としてはもっと大きな売上
の変化があるのでしょうから。

しかし、それを無視して、売上が単調減少していると言うのは(厳密に言えば)
間違いですし、さらにそれを質問されてもスルーするというのは、頂けません。
その講師はシナリオ以外の質問には答えられないのでしょうか? と感じてしま
います。


■ 「ロジカル風シンキング」の弊害

「ロジカルシンキング」というのは、本来は「論理的に思考する」ということなの
でしょう。しかし、「いわゆるロジカルシンキング」では、「性急に答を出すこと」
や、「出した答を上手く説明すること」「出した答に説得力を持たせること」の
方に片寄っているような気がしています。

本来は、正しい(と思われる)答を導くまでのところが最も重要であり、最も
難しいところですが、そこが軽視されがちのような気がしています。

上記のセミナー(講師)は、その典型のように思えます。研修ですから、シナリオ
にそった教材を用いるのはいいとしましょう。しかし、実際には正しい答を導く
までには、データをいろいろな見方をして、検証していかなければいけないはず。
上記の質問が、仮に想定外の質問だったとしても、それを無視するようなこと
はあってはいけないはずです。


私は、こういうのは「ロジカルシンキング」ではなく、「ロジカル風シンキング」だと
考えています。論理的っぽいけど、実は論理的・・・からはとても遠いものです。


なぜそうなってしまうのか? というと・・・

「正しい(と思われる)答を導く」までのところは、本来最も重要です。しかし、
なかなか「型にはまった」ノウハウや研修カリキュラムには落とし込みにくい。
そこに難しさがあるのかもしれません。(といって、無視していいわけでは
ありません)



では、この「ロジカル風シンキング」が乱用されるとどうなるかというと・・・


  「(本来)正しくない答に、説得力が付加される」


という状況になるわけです。これは、組織を間違った方向に導くこともある、
危険な兆候です。間違った答に、みんなが自信を持つわけですから・・・。


■ 「ロジカル風シンキング」と「ロジカルシンキング」を分けるもの

この「ロジカル風シンキング」と「ロジカルシンキング」の違いは、「正しい(と思
われる)答を導く」までの過程にあります。

そこで大事なことは、データをいろいろな見方で見ることや、「本当にそうな
のか?」と前提そのものを含めて考え直してみることなど。それが「クリティカル
シンキング」と呼ばれるものです。


  クリティカルな態度や、突き詰めて調べる・考えることが不足している
  ロジカルシンキングは「ロジカル風シンキング」でしかない。


というのが私の意見です。
さらに個人的な意見としては、


  そんな「ロジカル風シンキング」なら、むしろ無い方がまし


と考えています。特に組織の中ではそうです。

※ いい加減な答に説得力が付加されると、その問題を熟知していない人
   は(悪く言えば)だまされてしまいます。

   たとえば、現場をよく知る人が「その意見は何かおかしい」と発言しても、
   (その発言は本当は正しいのに) 「ロジカル風」の説得力の前に、無視
   されてしまうこともあります。

   組織における意思決定は、たいていの場合、「現場をよく知る人」よりも、
   「あまり知らない人」が多い状況でなされます。そこで「ロジカル風」は
   それなりの説得力を持ってしまうのです・・・。


ですから、「ロジカルシンキング」を学ぶ前に、「クリティカル」な物の見方を徹底
して身につけることが必要だというのが私の考えです。
(私が研究者・技術者上がりなので、特にそう感じるのかもしれません)

※ こういうと、「ロジカルシンキングを学ぶな」と言っているようですが、
   そういうわけではなく、「ロジカルシンキング」のカリキュラムを見直し
   たり、あるいは研修の実施時期に考慮が必要では? という話です。


先のブログ記事では、最後の方で著者はこう述べています。
『』内は引用です)
 
『 「そもそも、その前提は正しいのか」と考えてみることは、実際に問題に
  直面したときにはかなり重要だと思う。』


これが、まさに「クリティカル」な物の見方です。

私もこれはとても重要だと思いますし、(実経験をもとに)同意してくださる
方も多いのではないでしょうか。



今日の記事作成時間は80分でした。

では、また明日!
  
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2009年03月29日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

『社会人の常識&マナーハンドブック』に掲載のお知らせ (と「低GI食品」の話)


こんにちは。水口です。
昨日に続いて、雑誌系(ムック本)の話です。


■ 社会人の常識&マナーハンドブック

先週、こういう本↓が出ました。
―――――――――――――――――――――――――――――――
超基本!社会人の常識&マナーハンドブック (マガジンハウスムック)超基本!社会人の常識&マナーハンドブック (マガジンハウスムック)
販売元:マガジンハウス
発売日:2009-03
クチコミを見る


―――――――――――――――――――――――――――――――

「ダカーポ特別編集」のシリーズのムック本です。
(ムックといってもよくあるA4やB5でなく、A5サイズです)

「社会人の常識&マナーハンドブック」 というタイトルで、実際に基本的な
マナーの話から載っています(名刺の渡し方などから載っています)。

680円と値段が安いの割に充実した本だと思います。
新入社員の方には特におすすめです。


この本の114〜117ページに、

 「アタマひとつ抜け出す 時間管理術10ヶ条」

というページがあり、ここが私が取材を受けた内容を元にした記事が掲載
されています。

※ 他にも「アタマひとつ抜け出す ○○10ヶ条」というのがいろいろ
   載っています(全部「10ヶ条」でまとめられています。
   (他に人間関係術・営業術・会議術・情報収集術があります)


■ 時間管理術の10ヶ条

ちなみに、その「10ヶ条」とは、

□ 思いついた予定(仕事)は、その時その場で書いておく

□ タスクは「やる日にち」を決めてしまう

□ やるべきこと(アポイントメント+タスク)のメモは必ず1か所にまとめる

□ 大きなタスクは細かく分解、進めた分だけ記録する
   (分解したタスクの完了チェックを行う)

□ 手帳は「開いたまま」が理想的

□ 受信メールはその都度チェックしない

□ 仕事量を把握すれば、仕事を他人に振ることもできる
   (仕事をお願いする理由を説明しやすくなる)

□ プライベートの予定はタスクをアポイント化してしまおう
   (○時〜□時は○○をやると時間を指定。残業を長引かせないために)

□ 朝の時間は「考える仕事」のために使う

□ 腹七分目、低GIの昼食で、午後の仕事を効率化する


というものです。(括弧内は、今つけ加えた補足説明です)


■ 低GI食品が午後の頭の働きを助ける?

最後の「腹七分目」や「低GI」というのは、「生活習慣的なものを何か」という
リクエストにお応えしてお話したものです。(メルマガにもこの内容は書いたこと
があります)

昼食は軽めにした方が、午後眠くなったり効率ダウンしたりするのを避けられる
というのは経験的に分かる方も多いと思います。

経験談ですが、さらに「低GI」の食品の方がより効果的だと感じています。

「低GI」というのは、同じカロリーでも消化がゆっくりめの食品のことです。元々
ダイエット関係で話題になった「GI値」という指標が低い食品のことです。

このタイプの食品は、血糖値の上昇がゆるやかということなので、科学的根拠
もそれなりにあると思います。



私の本をお読み頂いている方には既知の内容ではありますが、本書を
手に取る機会がございましたら、ご覧になってみてください。

ちなみに本書はコンビニでも置いているところがありましたので、この
緑色の表紙(A5サイズの)を見たら、お手に取ってみてください。



今日の記事作成時間は34分でした。

では、また明日!
  
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2008年11月30日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「仕事のストレス」と「仕事をコントロールできてないストレス」の違い


こんにちは。水口です。

失敗をしてしまいました・・・。
一昨日、昨日の記事がアップされていませんでしたので、先ほど公開しました。

「予約投稿」したつもりが、「下書き保存(←公開されない)」してしまったという
ミスでした・・・。何事もあわてると良くないという教訓ですね・・・(汗)



■ 「朝、時計が鳴る前に目が覚める」のは危険?

さて、気を取り直して・・・ こんな記事がありました。

「朝、時計が鳴る前に目が覚める」 働き盛りに多い「過緊張」ほっておくと危ない
(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース



「目覚まし時計が鳴る前に目が覚める」のは、実は危ない症状だという
内容の記事です。  (『』内は引用です)
 
『 たとえば、毎朝、目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。体内時計が朝起きる
時間を覚えているなどと自慢げに話す人がいるが、そんなことを言っている場合
ではない。仕事へ出かけなければならないという緊張状態からくる一種の症状
で、ストレスが溜まっていく前ぶれなのだ。』

 
『 何事にも一生懸命で几帳面、まじめ、頑張りすぎる人に多い。たとえば、緊張
をほぐすために「運動をしなさい」というと、それがかえってプレッシャーになって
しまう人は、自分の知らないうちに「未病」に陥るタイプだ。』



記事が言わんとしていることは分かります・・・。

しかし、「目覚まし時計が鳴る前に目が覚める」ことが、必ず「過緊張」が原因
だというのは、ちょっと言い過ぎのようにも思えます。

たとえば、仕事のストレスや緊張が高まっているときには、夜中にガバッと
目覚めてしまう・・・。不自然に早い時間に目覚める・・・といったことは、私も
かつて経験ありました。これは、まさに「過緊張」だと思えます。

それと同じように「目覚ましが鳴る前に目覚めてしまう」こともありましたが、
そうじゃないときにも「目覚ましが鳴る前に目覚めてしまう」ことはあるわけで、
すべてが「過緊張」だというのは、ちょっと脅かしすぎではないでしょうか。

もっとも、気をつけるに越したことはないとは思いますが。


■ 仕事のストレスや緊張はどこから来る?

経験的に、こうした「過緊張」的な状況は、「明日(または今日)の仕事が心配」
というストレスやプレッシャーから起こるように思えます。

忙しい時、難しい仕事を抱えている時ほど、こうした状況になりやすくなります。
しかし、あくまで体験談としての話ですが・・・、


  仕事からくるストレスや緊張は、
  仕事の「忙しさ」や「難しさ」だけが原因ではない

と感じます。

もちろん、忙しい時、難しい仕事をしている時に、ストレスやプレッシャーが
高まりやすいのは前提としてありますが、それ以外に、


  仕事が(頭の中が)整理されているか?
  仕事の計画がうまく立っているか?

というポイントがとても重要だと感じます。


というのは、私の場合、時間管理(タイムマネジメント)の実践前後で、こうした
ストレスやプレッシャーの感じ方が大きく変わったからです。



■ 「仕事のストレス」と「仕事をコントロールできてないストレス」

当時のストレスやプレッシャーを科学的に計測したわけではありませんので、
あくまでも主観的な(体験談としての)話ですが、私の場合、時間管理の
実践前後で、次のような変化がありました。

例1
――――――――――――――――――――――――――――――――
使用前: 「この仕事、ちゃんと期限に間に合うだろうか?」と、なんとなく
       不安に思いながら仕事を進める

使用後: 「今日はここまで、明日はここまでやればいい」という段取りが
       見えているので、自信を持ちながら進められる
――――――――――――――――――――――――――――――――

例2
――――――――――――――――――――――――――――――――
使用前: 「何だかやり残した仕事が残っていそう」という不安がある
       (仕事が終わって帰った後も、なんとなく不安が残る)

使用後: 「今日やるべきことは、ちゃんと終わってる」と自信が持てる
       (仕事が終わった時点で、気分の切り替えがしやすい)
――――――――――――――――――――――――――――――――

という感じです。他にもいろいろ例はあるのですが・・・、その例は
この本↓で「バタ男、バタ子の七つの症状」として紹介しています。
超カンタン!時間管理術
(1冊めに書いた本です)


これらは、決して大げさに言っているわけではなく、本当に仕事の
ストレスが激減したと感じていまして、そこで気づいたことが・・・、


  「仕事のストレス」と「仕事をコントロールできてないストレス」
  は似ているようで、まったく別のものである

= 自分が「仕事のストレス」だと感じていたものは、
   実は「仕事をコントロールできてないストレス」だった


ということでした。私はこのことに気づいて、かなり考え方が変わりましたし、
仕事のストレスを減らし、仕事がより面白くなったと感じるようになりました。

※ 逆に、もし厳しく言うなら、当時の私は、自分の「仕事管理能力」の無さ
   からくるストレスを仕事そのもののせい(あるいは、上司や職場のせい)に
   していたという見方もできます(実際に時間管理をできている人が少ない
   以上、ここまで言うのは厳しすぎるとは思いますが)。



特に、現在は昔と比べて、「少ない仕事にじっくり取り組める仕事」が減り、
「あれこれ多くのことをこなす仕事」が増えています。
(最も特徴的なのが、毎日のメールの件数です)

そんな環境では、「仕事をコントロールできてないストレス」の解消は、
より重要になっているのではないでしょうか。



さて、この「仕事をコントロールできてないストレス」を解消するには、
時間管理が有効なのですが・・・ 時間管理の中にも問題を感じた
方法がありました。その話は次回にでも。


今日の記事作成時間は70分でした。

では、また明日!
  
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Posted by 水口和彦 at 19:16Comments(0)TrackBack(0)
2008年08月07日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「4S」・「5S」の意味をもっと分かりやすく


こんにちは。水口です。
今日は昨日の話の続きです。


■ 4Sと5S

昨日は「トヨタ生産方式」に関する本を紹介しましたが、
その中に「4Sと5S」という記述がありました。

(ちなみにその本がこれ↓)
amazon
ポケット図解 トヨタ方式の基本がわかる本
(Shuwasystem Business Guide Book)


4Sや5Sというのは、トヨタ生産方式に限らず使われている略語です。
会社によって4Sを使う場合と5Sを使う場合があって、その意味は・・・
上記の本から引用すると、
『』内は引用です)
 
『・整理  必要なものと不必要なものを区別する
 ・整頓  必要なものを、いつでも使えるようにしておく
 ・清掃  点検清掃を心掛ける
 ・清潔  整理、整頓、清掃を維持する』


↑ここまでが4Sです。  ↓これを加えると5Sになります。
 
『・躾   4Sを守るようにしつける』
 


私が以前勤めていた会社では、「5S」が使われていました。
最後の「躾(しつけ)」という言葉が、なんだか「上から目線」でちょっと
やだな・・・なんて思っていましたが、これは「習慣化」と解釈すればいい
と思います。
(・・・というのは私の解釈ですが、実際に最後のSを「習慣」と
 している企業もあるようです。おそらく同じ考えなのでしょう)


さて、この5Sですが、よく言われる割に、ちょっと意味が分かりにくい
言葉のように思えることもあります。

私は最初聞いたときに、「整理と整頓はどう違うのか?」
「清掃と清潔は同じじゃないの?」なんて疑問に思ったものでした。


■ デスクワーク・パソコン仕事版の5S

私は整理整頓が得意な方ではありませんが、その分、仕事に使うもの
については特に、心掛けていることがあります。

それが、意外にも? 5Sに当てはまることに気づきました。

ちょっと紹介してみます。

□ 整理 : 必要なものと不必要なものを区別する
  特に重要なのが「処理済み」と「未処理」の書類やメールを
  はっきり区別することです。

  仕事に使うデータ(ファイル)などは、最新版と旧版の区別を
  確実にすることも重要です。
  (※ ただし、余分な手間はかけない方向で)

  主に作業の対象となるもの(書類やメール、データなど)に
  ついて心掛けています。


□ 整頓 : 必要なものを、いつでも使えるようにしておく
  こちらは、「仕事の道具」になるものについて特に心掛けて
  いることです。

  私が割とこだわっているのは、必要なアプリケーションや、
  よく使うフォルダをすぐ開けるように工夫していることです。


□ 清掃 : 点検清掃を心掛ける
  これは未整理物を置かないことに相当します。

  たとえば・・・、パソコンのデスクトップにファイルを置くかどうか
  は意見の分かれるところですが、私は「置かない派」です。
  ショートカットの類もほとんど置きません。
  (いま確認したら、デスクトップ上のアイコンは4個だけでした)

  もちろん、「デスクトップ」を使わないことで作業効率が落ちる
  ようでは本末転倒ですが・・・色々工夫した結果、かえって
  作業効率が上がりました。 (この詳しい話はまた別の機会に)


□ 清潔 : 整理、整頓、清掃を維持する』
  清掃と清潔がどう違うのか? というと・・・、
  「清掃」の方は動詞  (= 行動)
  「清潔」の方は形容動詞 (= 状態)
  と考えればわかりやすいのではないでしょうか。

  こう考えると、「清潔」は、「良い状態をキープする」ことや、
  「時々見直してみる(その機会を持つ)」 ことだと考えられます。

  (この解釈、今回初めて気がついたのですが、わかりやすくて
   良いように感じています)


□ 躾   4Sを守るようにしつける
  これは、いかに「習慣にする」か、というもの。

  決めたやり方を守れないのなら、そこには何らかの「やりにくさ」が
  あるはずです。その「やりにくさ」を気合いで乗り越えるもよし、
  やり方を工夫するのもよし・・・ですが、私はどちらかというと
  後者のアプローチを取ることが多いです。

  (メールなどがその典型ですね。処理/未処理をフォルダ分けすると
   いう方法も一理ありますが、手間がかかりすぎてなかなか実行が
   伴わないので、もっと簡単に(でも確実に)区別する方法を編み
   出したというわけです)



■ 「5S」の解釈の仕方

先に述べた、私が昔感じた疑問については、こんな解釈をすれば
いいかなと考えています。

※ これは私の解釈なので、絶対的なものではありません。
   各職場で違う解釈がある場合は、そちらを優先してください。

「整理と整頓はどう違うのか?」 という疑問には・・・

  整理 → 書類やデータなどが対象
         (主に「流れている」もの)
  整頓 → 仕事に使う道具・備品などが対象
         (定位置に置いておくべきもの)

「清掃と清潔は同じじゃないの?」 という疑問には・・・

  清掃 → 片付けたり、散らかさないための「行動」のこと
  清潔 → 良い「状態」がキープできていること
         (チェックしたり、時に視点を変えて見直すこと)


こう考えると、説明しやすいですね。
よろしければ、使ってみてください。

私は、昔の自分に教えてあげたいです・・(笑)


今日の記事作成時間は48分でした。
では、また明日!

  
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Posted by 水口和彦 at 23:55Comments(4)TrackBack(0)

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