クチぐせから改善する時間の使い方 (その2)
こんにちは。水口です。
昨日に続いて、クチぐせ(口癖) の話です。
■ クチぐせは、自分へのメッセージ
「クチぐせ」 は、無意識に自分の考え方や気分に影響を与えてしまうものです。
ですから、自分の「クチぐせ」 に対して、少し自覚的になってみませんか?
というのが、昨日からの話です。
■ 今日のクチぐせは・・・
では、今日考えてみたいクチぐせとは・・・・
「時間がない」 です。
「時間がない・・・」、 「時間がないから・・・」、
ついつい口にしてしまうことってありませんか。
特によく使ってしまうのは・・・、
「時間がないから○○できない」
という使い方だと思います。
「時間がない」 ということを、「行動を起こさない」ことの
理由にしているわけです。
例えば・・・、
「○○の勉強をしたいけど、時間がないから・・・」
「□□の本を読みたいけど、時間がないから・・・」
という感じです。
■ 「時間がない」 を禁句にすると・・・
「時間がないから○○ができない・・・」 以前の私は、
そう言ってしまうことがありました。
しかし、それは本当かというと、怪しいところがあったと思います。
「○○をやる」 という行動を起こさない理由は、
実は別のところにあることが多いのです。
例えば、このブログを例に考えてみると・・・、
私の場合、このブログの更新頻度がまちまちだった時期があります。
例えば、他の原稿を執筆しているときには、それをやりながら
ブログの方も書くのが大変と感じることもあります。
こういう場合に、「今日は時間がないから・・・」 という理由を
つけることは簡単です。
しかし、それは本当の理由ではありません。
本当の理由は・・・、ブログに書くことを考えるのが面倒だったり、
他の原稿を書くことに疲れてしまったり、ということです。
時間自体は、何とか調整できないことはないのです。
逆に、「時間がないから」 という言い訳を禁止してしまった方が、
状況を改善できるアイディアが出てきたりするものです。
私の場合は・・・、
マメにネタ(話題)を書き止めておいたり、「ブログ用ノート」 を
作って頭がうまく切り替えられるように工夫したり・・・、
記事を書く時間をタイマーで測ることで、時間を
かけ過ぎないように意識したり・・・、
ということをしています。こういった工夫をすることで、
毎日更新するのが苦にならなくなってきました。
このブログの話は、あくまでの1つの例です。
(ブログを毎日更新してくださいという話ではありません)
「時間がないから」 を禁句にすると、自分が抱えている本当の問題が
見えてきますし、それを打開するアイディアも出やすくなるということです。
今、「時間がないから・・・」 という理由をつけて、あきらめていることは
ないでしょうか? ということを考えてみてほしいんです。
「時間がない」 を禁句にするというのは、
本当に、手っ取り早く意識を変えられる方法です。
なかなかいいですよ。
ちなみに・・・、新しいアポイントが発生しそうなときに、
既に先約が入っている場合には、
「その日は時間がない」 とは言わずに、
「その日は予定が入っている」 というふうに言うわけです。
こんな「クチぐせ」 ひとつでも、自分の発想が変わってきますから、
人間の行動って、本当に面白いと思います。
ちなみに・・・、このブログの毎日更新をいつまで続けるかは・・・未定です。
この四半期(3月末まで)は、毎日更新すると決めているのですが、
その後はまだ決めていません(ホントですよ)。
※ 実は、これもブログを重荷に感じないようにする工夫の1つです。
未来永劫・・・、永遠に毎日更新し続けると思うと、重荷に感じますから、
逆に挫折しやすくなってしまうものなんです。
では、これをクリックしてみてください。
時間がない? いや、それは禁句にしてみましょう・・・ (笑)
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今日の記事作成時間は31分でした。
(思ったよりも短かったです)
では、また明日!
クチぐせから改善する時間の使い方
こんにちは。水口です。
今日は、昨日までの「段取り」話から変わりまして・・・、
クチぐせ(口癖) の話をしようと思います。
■ まずは、「○○さん」 の話を・・・
今日の「クチぐせ」 の話をする前に・・・
ある小僧さんの話です。
東京都大田区に「池上本門寺」 というお寺には、
ほうきを持った小僧さんの像があります。
その小僧さんは「珍念さん」 という名前だそうです。
この珍念さんには、こんなエピソードがあるそうです。
(『』内は引用です)
『 仏様の教えを覚えられない彼に和尚さんは言いました。
「”ほうきを持ったらお掃除、お掃除”とだけ覚えなさい。」
珍念さんは毎日その言葉を唱えているうちに、
”口で覚えるより、本当にお掃除した方がいいや”と
お庭を掃き始めました。 』
(東急グループ 『東急沿線エコウォーク』 案内より引用)
※「 ” 」マークの位置が、ちょっと変な気もしますが、
これが原文のままです。
これはほほえましいエピソードなのですが・・・
これを読んで、「なるほど」と思ったところがあるんです。
詳しくは書かれていないのですが、珍念さんは最初、和尚さんに
掃除しなさいと言われても、しなかったんでしょうね。
だから、和尚さんが一計を案じたわけです。
珍念さんにとっては、掃除しなきゃいけないのも嫌だったけど、
手を動かさずに「お掃除」 と唱えているのは、もっと嫌だったわけです。
■ 人は、何もしないことが苦手なもの
つまり・・・、
人は、『何もしない』 ことが結構苦手なものである。
ということです。
(何もしないのが苦手だからこそ、「ひまつぶし」 なんていう
行動が存在するわけですしね。)
「人は、『何もしない』 ことが結構苦手」 と聞くと、
当たり前だと思うかもしれません。
しかし、その割には、こんなことを言ってしまうことはありませんか?
「あー、今日は何もできなかった」 という言葉です。
例えば・・・、
・ 突発の仕事に追われて、元々やろうと思っていた仕事が
ほとんどできなかった日
・ せっかくの休日なのに、やろうと思っていた予定が、
ほとんどできなかった日
に、「今日は何もできなかった」 と言ったり、思ったりしませんか?
しかし、本当に「何もしなかった」日というのは、実際はありません。
「当初やろうと思っていたこと」が、できなかったのです。
■ クチぐせは、自分へのメッセージ
クチぐせには、ちょっと怖いところもあります。
悪いクチぐせを言っていると、本当にその通りになってしまいます。
クチぐせを言うことで、自分自身にそういうメッセージを送って
しまうので、そういう気分になってしまうわけです。
(潜在意識の話は、長くなるので置いておいて・・・)
ですから、「今日は何もできなかった」 というクチぐせは、
使わない方がいいのです。
(「自分は何もできない」というメッセージに成りかねませんから)
事実は、
「予定していたこと(やろうと思ってたこと)ができなかった」
ですよね。
決して「何も」しなかったわけではなく、
自分の力を使う方向を間違っただけです。
「今日は何もできなかった」 と言ってしまいがちな人は、
その言葉を、もう使わないようにしてみてはどうでしょうか。
クチぐせの話は、もう少し続けます・・・多分。
「今日は何もできなかった」 の代わりに、
これでもクリックしてみてはいかがでしょうか ? (笑)
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今日の記事作成時間は40分でした。
では、また明日!
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