2007年06月07日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

I-ACT(4) 「やれる」の見極めに必要な 「Cue」


こんにちは。水口です。
今日は一昨日の続きで、「i−ACT」の話です。


■ 時間管理に必要な情報 

【 忘れるといけないので・・・「i−ACT」の解説です (この部分は再掲です) 】

  時間管理とは「意思決定のプロセス」でもあります。
  そして、意思決定のためには、

  ・必要な情報を整理すること、
  ・それを一覧できるようにすること

  が必要です。

  そのために必要な項目が、「i−ACT」で表せます。
  「i−ACT」とは

  i  : Information (情報)
  A : Activity (アクティビティ)
  C : Cue    (キュー)
  T : Time Resource (タイムリソース・時間リソース)

  の4要素です。

【 再掲部分 終わりです 】


■ 「キュー(Cue)」 とは?

現在、4つの要素を、下から順番に説明しているところです。
前回は「タイムリソース」について解説しました。

今回は、「 C : キュー 」について解説します。

「キュー(Cue)」というのは、「きっかけ」や「合図」といった意味があります。

  例えば、テレビ番組などの進行表のことは「キューシート」と呼ばれます。
  「ここでBGMが入る」などの、キュー(きっかけ)を表にしたものです。
  音楽の「楽譜」とも似ていますね。


ここでは、

  キュー = 開始の合図

と考えてください。

そして、「i−ACT」要素の中の「キュー」が何を表すかというと、
いわゆる「タスク」のことを表します。

ただし、タスクそのままではなく、タスクを「分けて配置した」ものが、
「キュー」 なんです。


■ 「タスク」 を 「キュー」 にする

「タスク」とは、時間が決まっていない仕事(自分ひとりでやる仕事)のことです。

  私たちが行う「仕事」を、「作業」のレベルまで分解していくと、必ず
  このタスクとアポイントのどちらかになります。
  (アポイント = 会議などの時間が決まった予定)


このタスクを、リストアップしたものが、いわゆる「ToDoリスト」です。

そして、ここで言う「キュー」とは、タスクを日付別に分けたものを指します。

タスクの図この図の中段にあるのがタスク、
つまり、ここで言う「キュー」です。

(上段は後の回で説明します)

※ 右の図は手帳を模したもの
   ですが、例えばOutlook等
   のスケジュール管理ソフト
   でも、日付ごとにタスクを
   割り当てることができます


ですから、この「キュー」は、「日付別に分けたToDoリスト」とも
言うことができます。

この「日付別に分ける」という作業は、単純な作業ですが、
とても重要なことなのです。

タスクを1つの表、つまりToDoリストにした場合、
2つの大きな問題があるのです。


■ タスクをひとまとめにすると起こる問題 ー 1

ひとつは、心理的な面での問題です。

単にタスクをリスト化しただけであれば、それぞれのタスクを「いつやる」と
いう自分の意志が明確になりません。

ですから、「明日やればいい」と先延ばしにしてしまいやすいのです。


人は、どうしても仕事が目の前に来ると、それを先延ばししたいという
思いにとらわれてしまうことがあります(仕事の内容にもよりますが)。

ですから、「やる日」を決めること、つまり、タスクをキューに変えることが、
とても重要なのです。


タスクのままでは : 「この日までにやろう」

キューに変えると : 「この日やろう」 または、「今日やろう」

となるわけです。この違いはとても大きいです。


また、タスクをやる日付を決め、普段からその決めた予定を見ることによって、
「この日にはこれをやる(やらなければ)」という心の準備もできます。

この「心の準備」は、微妙に「プレッシャー」ではあります。
しかし、このプレッシャーは必要なものです。


心の準備の無いまま、「これ、今日中にやらなくては!」と気付いたときの、
ショックというか、後悔というか・・・ありますよね。私は心拍数が上がります(笑)

「微妙なプレッシャー」に目をつぶって、タスクの先送りをすると、
結局あとで「強烈なプレッシャーとストレス」がやってくるわけです。


・・・ちょっと話が長くなりました。

こんなふうに、タスクをひとつのリスト(ToDoリスト)にするのと、
日付別にするのでは、大きな差があります。


■ タスクをひとまとめにすると起こる問題 ー 2

タスクをひとつのリストで管理すると、もうひとつ問題が起こります。
こちらは、仕事の段取り上の問題です。


タスクをそのままひとつのリストで管理している場合、

 ・タスクを「やれたかどうか」のチェックはできます

しかし、

 ・タスクを期限までに「やれるかどうか」のチェックはできません



タスクを(期限までに)「やれるかどうか」をチェックするためには、
期限までの間に、そのタスクをやる時間が確保できるか、知る必要があります。

「タスクをやる時間」 というのは、前回解説した「タイムリソース」そのものです。

総時間から、アポイントに取られる時間を除いた部分(空白部分)が、
タスク実行のために使えるリソースです。

  ※ ただし、実際には、まだ「タスク」になっていない日常業務や、新しい仕事が
     発生するため、タスクで空白を使い切らないようにする必要があります。


手持ちのタスクを、それぞれ期限までに終わらせることができるかどうか
判断するためには、「タイムリソース」の空白部分と照合する必要があります。

しかし、その作業は、ToDoリストのままでは難しすぎるのです。

  例えば、タイムリソースの空白時間が○○○時間で、タスクに要する時間が
  △△△時間で・・・なんて計算すれば、照合できるかもしれません。
  しかし、期限(タイミング)とリソース(総時間)両方を計算しなければならず、
  非常に複雑になります。


一方、日付別にタスクを割り当てておき(= タスクをキューに変える)、
各日付ごとにタスクとアポイントを合わせて見ることによって、
「やれそうかどうか」の判断は、そう難しくなくなります。

それぞれの日付について、
タスクとアポイント、つまり、
右の赤枠に注目するわけです。

(上段は後の回で説明しますが、
 大枠での仕事を指すものです。
 「作業レベル」に分解する前の
 仕事なので、リソースの判断
 には関与しません)



解説が長くなりましたが、話を少し戻しまして・・・、

タスクをそのままひとつのリストで管理している場合、

タスクを「やれたかどうか」のチェックはできますが、
タスクを期限までに「やれるかどうか」のチェックはできません。

ということでした。


「やれるかどうか」という判断は、実は時間管理ではとても重要です。

 時間管理について述べられた本やサイトで、

 ・あふれる仕事は 「断る」 または 「人に任せる」 ことが重要

 という意味のことを聞いたことのある方は多いと思います。
 このアドバイスは、私もまったくその通りだと思います。


 ただ、実践する上で問題なのは・・・、

  「自分でやれるかも」 と思っているうちは、
  断ったり、人に振ったりしづらいことです。

 つまり、「やれるかどうか」の見込みを立てること、
 逆に言えば「やれない場合は、早く気がつくこと」が 
 とても重要なんです。


ですから、タスクをタスクのままにしておくのではなく、
「いつやる」という情報(意志)と一緒に整理して、「キュー」に変えること。

そしてそれを元に、各タスクが期限までに「やれるかどうか」を
判断することが重要なのです。



ちょっと長くなってしまいましたが・・・、
タスクをキューに変える(タスクを日付別に分ける)ことの
重要性は分かって頂けたでしょうか ?


では、次回は「タスク」の上位概念である
「A:アクティビティ」について解説したいと思います。

「アクティビティ=タスクの集合体」とみなせる場合と、そうでない場合は
対応を変えなければいけない・・・という、ちょっと複雑な話もあります。



むむ・・・、今日は長文過ぎたでしょうか?


  つまり、これをクリックするのは「タスク」
  明日クリックすると決めるのが「キュー」
  ということです (← 一応間違いではない・・・)
      ↓ 
  人気ブログランキング(オレンジ)
      ↑ 
   資格・スキルアップ系ブログのランキングです。
   (お手すきの方は応援ワンクリックをお願いいたします)


今日の記事作成時間は71分でした。
最近にない長文でしたね。

では、また明日!
(明日はセミナーの日ですね。明後日もです。)

  

このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:15Comments(2)TrackBack(0)
2007年06月05日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

I-ACT(3) 意思決定のための情報−時間リソース


こんにちは。水口です。
今日は一昨日の続きで、「i−ACT」の解説です。


■ 時間管理に必要な情報

時間管理とは「意思決定のプロセス」でもあります。
そして、意思決定のためには、

・必要な情報を整理すること、
・それを一覧できるようにすること

が必要です。


そのために必要な項目が、「i−ACT」で表せます。
「i−ACT」とは

 i  : Information (情報)
 A : Activity (アクティビティ)
 C : Cue    (キュー)
 T : Time Resource (タイムリソース・時間リソース)

の4要素です。


■ リソースを知ることの重要性

4つの要素のうち、今日は一番下の「T:タイムリソース」について解説します。

「自分の時間を使って何かをする」ことは、経済活動とも似ています。
どちらも、「リソース」を知ることが重要です。


リソースとは、「資源」「資産」という意味です。

例えば、会社の経営では、経営資源(「人・物・金」と言われますね)を
知らずに無謀な投資をすれば・・・つぶれます。
(もちろん「資源」だけでなく「キャッシュフロー」で見ることも必要です)


また、家計をやりくりするのも同じです。

毎月の収入や、残りの使える額を知らずに買い物を続けると
家計が破綻してしまうかもしれません。
(いわゆる「カード破産」がこれです)


そして、時間についても同じです。

タイムリソースを知るというのは、「自分が使える時間全体」と、
その中の「使える時間」を知ることです。

「使える時間」を把握せずに、新しい仕事を追加しても大丈夫か
判断するのは、実は危険なことなのです。

  思い起こせば・・・、以前の私はこういう判断を、感覚(経験やカン)で
  やっていました。これは結構ストレスの原因でした(今思えば)。


「使える時間」を知るというのは、特別なことではありません。
自分のスケジュール(アポイント)を書いていくことで把握できます。

右の図が記入例です。
(講演用スライドの
 使いまわしです)

アポイント(アポイントメント)は、
図のように線を引くなどして、
拘束時間がはっきり分かるように
記入するのがポイントです。

そうすることで、「空いている時間」
が、視覚的に分かります。


■ なぜ「書く」のか?

タイムリソースを知るためには、このようにスケジュール欄(時間の欄)に
「書く」ことが重要です。

「書かなくても、大体憶えているから大丈夫」 という人は、
とても大事なことを見落としています。


例えば、今週の予定を思い出すとしましょう。

「今週どんな予定があるか?」を、何も見ずに思い出すことは、
誰でも、ある程度は可能です。

がんばれば順番に思い出していけなくもないですよね。
「水曜日は9時に○○、11時に□□、14時に・・・」という感じです。


しかし、今週の「空き時間」全体を思い出せる人は、
まず、いないと思います。

「水曜日は10:30〜11:00と、13:00〜14:00、
 16:00〜・・・が空いてます。木曜日は・・・ 」
なんて即答できる人は、いませんよね。

人は、「そこにある」ものは記憶に残っても、
「そこにない」ものは記憶に残らないものです。

空き時間を知るためには、まず「ある」もの(予定)を
思い出して、そこから逆算することが必要です。

それで、書かなければすぐには分からないわけです。


タイムリソースの情報が必要になる、最も大きな理由は、
「空き時間」の量を知ることが必要だからです。

  なぜ「空き時間」の量を知ることが必要かというと・・・、
  「タスク」をやれるかどうか、判断するためです。

  私たちが普段実行する仕事の中には、タスク、つまり、
  時間が決まっていない仕事(自分ひとりでやる仕事)も
  存在します。

  新しいタスクが発生したときに、それを納期までに
  「やれるかどうか」は、納期までの「空き時間」が
  分からないと判断できませんよね。

  ですから、「空き時間」の量を即座に把握できるように
  していないと、新しいタスクを「やるか/やらないか」の
  判断を先送りにせざるを得ません。

  判断を先送りにしたタスクを後で判断しようとして、
  やれないと気がついても、「すでに時遅し・・・」 と
  なってしまうこともあります。

  (時間が経ってから人に振ったり、断ったりするのは
   周りの迷惑以外のなにものでもありませんよね・・・) 
  

後で出てくる「タスク」について、「やれるか?」 「いつやるか?」
といった判断をするためには、タイムリソースの情報が、すぐに
分かるように整理されている必要があるのです。


これが、「i−ACT」要素のひとつ、「タイムリソース(時間リソース)」です。




では、また明日(明後日かな?)に「i−ACT」の解説の
続きをしますね。



  では、あなたの「タイムリソース」を
  ちょっと分けて頂けませんか?
  (クリックで1票入ります)
      ↓ 
  人気ブログランキング(オレンジ)
      ↑ 
   資格・スキルアップ系ブログのランキングです。


今日の記事作成時間は59分でした・・・のですが、
書き直したのでプラス38分です(涙)

では、また明日!


6/9のセミナーに「再受講制度」等を導入しました。
詳しくは↓こちらへ
メールマガジンバックナンバー(6/5)

  
このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:59Comments(0)TrackBack(0)
2007年06月03日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

i-ACT(2) : 「i−ACT」はツールに必要な4つの要素


こんにちは。水口です。
今日は昨日の続きで、「時間管理」話です。


■ 時間管理のサイクル

前回は、「時間管理は意思決定のプロセスでもある」という話をしました。
それを簡単にまとめると、こうなります。


□ 前提条件
  時間管理には「ツール」が必要 (ツール = 手帳 or PC ・・・,etc.)

□ 時間管理のサイクル
  実際のサイクルをざっくり説明するとこうなります


  ・新しい「やること (=やるべきこと+やりたいこと)」の発生
         ↓
  ・「やれる/やれない」・「やる/やらない」・「いつやる」の判断
   (情報の確認とそれをもとにした判断)
         ↓
  ・「やる」ならツールに書き込む (情報の更新)
         ↓
  ・ツールの情報を見る
         ↓
  ・実行する・やり残しのチェック (情報の更新)


 ※ 実際にはこのサイクルはもう少し複雑になります。

 ※ このやり方と「GTD」や、「ToDoリスト方式」との最も大きな違いは、
   「やること」の発生直後に、いつやるかの判断を終わらせることです。
   (貯めてからスケジュールに反映させるのではなく、すぐにやります)


このサイクルの詳細は、後の回で紹介します。
まずは、時間管理のサイクルは、ツールの情報をベースに回っている
ことを理解していただければと思って、この話をしました。


■ ツールはどうやって選ぶ? 作る?

時間管理のツールは、とても重要なものです。
私の経験でも、ツールを変えた途端にストレスが激減したことがありました。

この時間管理のツールは、「絶対これでなければいけない」というものは
ありません。

ただ、ツールには時間管理に必要な要素がちゃんと入っていた方がいいですし、
もし、足りなければ、使い方の工夫や、補足するツールで補っておくべきです。

  【余談】
  私自身は、いろいろ試した結果、A5サイズの手帳を使用していますし、
  これは使って頂いた方からも好評を頂いています。ただ、これでなくては
  いけないというわけではありません。
  パソコンを使って管理するのも、それはそれで構わないわけです。



そして、ツールはどこかから選んでくるにしても、自分で作ったりカスタマイズ
したりするにしても、次の要素が書き込めるものを選んでください。

その要素とは、今回タイトルにも入れている、

 「 i−ACT 」 です。


■ i−ACTとは?

i−ACTとは、「 I (私)  act (行動する) 」・・・ではなく、
時間管理に必要な要素を表しています。

その内容は

 i  : Information (情報)
 A : Activity (アクティビティ)
 C : Cue    (キュー)
 T : Time Resource (タイムリソース・時間リソース)

というものです。

※ ちなみに先頭の「i」は小文字にしました。
   「情報」だけは「自分のやること」ではないため、別扱いにしておくことと、
   大文字の「I」はフォントによって「1」と読まれてしまうので、こうしました。
   (間にハイフンを入れているのは、Appleっぽくならないためです(笑) )

  以前から、時間管理に必要な要素として、「FTT(流れ・タスク・時間)」または
  「FiTT(流れ・情報・タスク・時間)」という分類を用いていますが、その中の
  特に「流れ」の部分と「タスク」の部分を明確に定義し直すために、今回は
  言葉を置き換えています。



「i−ACT」の要素が、すぐに見える、確認できるようになっているかどうかは、
時間管理のやりやすさ・効率を大きく左右します。


その内容は次回、詳しく説明します。

特に「アクティビティ」いう言葉は、あんまりピンとこない方が多いと思います。
今日の時点では、課外活動とかサークル活動的なものを指しているわけでは
ないことだけは、強調しておきます・・・。
(「アクティビティ」はそういう意味でも使われていますよね)





  これも「時間管理」のツールではなく、
  ブログ「人気投票」のツールです・・・ご協力を! (笑)
      ↓ 
  人気ブログランキング(オレンジ)
      ↑ 
   資格・スキルアップ系ブログのランキングです。

今日の記事作成時間は55分でした。
では、また明日!


↓セミナーが迫ってまいりました。まだの方はお早めのお申込みを!
       【告知】 今週末のセミナーのご案内です!
_________________________________

 6月9日(土)開催!
_________________________________
                 第1部
    すぐに実行できてザセツしない時間管理術 3つのポイント
        明日から使える簡単で効果的な時間管理術
_________________________________

 日時 : 6月9日(土) 13:20〜14:50
 場所 : 東京都千代田区 東京都産業労働局秋葉原庁舎
     (JR秋葉原駅 徒歩1分  地下鉄秋葉原駅 徒歩3分)
 
テキストに加え、特典として「すぐに試せる3か月分時間管理ノート」が
付属します!

_________________________________
                 第2部
        目標と行動をつなぐ長期スケジュール管理術
   長期計画・年度目標・目標管理をうまく実行する時間管理術
_________________________________

 日時 : 6月9日(土) 15:10〜16:40(続けて開催)
 場所 : 東京都千代田区 東京都産業労働局秋葉原庁舎
     (JR秋葉原駅 徒歩1分  地下鉄秋葉原駅 徒歩3分)

テキストに加え、特典として「すぐに使える長期計画ミニノートが」が
付属します!

セミナーの内容はこちらです
第1部 URL: http://www.bizark.co.jp/seminar/seminar070609-1.pdf
第2部 URL: http://www.bizark.co.jp/seminar/seminar070609-2.pdf

お申込みは今すぐ! こちらのページからお申込みできます。
URL : http://www.bizark.co.jp/seminar/seminar20070609.php



6/8(金)にもうひとつのセミナーがあります!
こちらは、自分のウィークポイントを克服するヒントを学べます
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    「壁を越える」時間管理 3つのポイント セミナー
        弱点を補強し長所を伸ばす時間管理術
_________________________________

こちらのセミナーは、現在時間管理を実行中の方が対象です。
さらに自分の行動力やモチベーションに磨きをかけるための方法を
知ることができる、ちょっと珍しいタイプのセミナーです。

 日時 : 2007年 6月8日(金) 19:15〜20:45
 場所 : 東京都中央区日本橋
     (JR東京駅徒歩5分 地下鉄日本橋駅徒歩5分)

セミナーの内容はこちらです
URL : http://www.bizark.co.jp/seminar/seminar070608.pdf

こちらはマル秘?の特典付きです。

お申込みは今すぐ! こちらのページからお申込みできます。
URL : http://www.bizark.co.jp/seminar/seminar20070608.php
_________________________________

  
このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:55Comments(0)TrackBack(0)
2007年06月02日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

i-ACT (1) : 時間管理は○○決定のプロセスでもある

こんにちは。水口です。
今日は昨日の続きで「時間管理」の話です。


■ 「仕組み」という言葉が指すもの

今回から何回かかけて、時間管理の「仕組み」についての
話をしようと思います。

  「 I−ACT 」 というのは、その「仕組み」に関連した略語です。
  その意味は、また後の回で説明します。


今回は、この「仕組み」というのが何を指すのか、
説明しておきたいと思います。


■ 時間管理は○○決定のプロセス

前にも述べたことがありますが、「時間管理」という言葉は、
分かりにくいというか、イメージしにくい言葉です。
私たちは「時間」そのものを管理するわけではありませんから。

では、何を「管理」するのか? というと・・・、

強いて言うなら、自分自身の「行動」を管理するわけです。
つまり、自分の計画にそって行動できるように管理するというイメージです。

しかし・・・、勉強の場合はこれでも構わないのですが、
仕事の場合はちょっとつらいです。

行動だけを管理するのであれば、それは「時間割」と同じです。
例えば、学校の時間割では、その教科にインプットする時間は規定されて
いますが、アウトプットに対しては管理されていません。

仕事の場では、時間のインプットによって、アウトプットが保証されるとは
限りませんから、「時間割」管理だけでなく、それぞれの仕事が完了したか
どうかのチェックも必要だということです。


そういうわけで、私たちは自分の「行動」だけでなく、「仕事の成果」という
アウトプットベースでも管理が必要です。すると・・・、

  時間管理 = 「仕事」の管理 というイメージが最も近くなります。


と、ここまでがまずひとつの考え方です。


そして、もうひとつ大事にしたい考え方があります。

「時間管理」と呼ばれているものは、
「意思決定」のプロセスだということです。

決めた計画を守ることだけが重要なのではなく、
良い計画を立てる、つまり良い意思決定をすることも重要です。
(これは当たり前と言えば、当たり前ですよね)


■ 意思決定に必要なもの

では次に、「意思決定」に必要なものとは何でしょうか?

例えば、会社の経営者が、戦略的な決断をしなければいけない場合、
何が必要でしょうか?

私は3つあると考えます。

1つめは、経営方針や長期的なヴィジョンのように、
何らかの「判断基準」になるもの

2つめは、ちゃんとデータ、つまり「情報」を集めることです。
(「将来予測」も必要ではありますが、これも「情報」あってのものです)

最後は、「直感」です。
 「直感」と言うと怪しげに感じる人もいるかもしれませんが、
 「情報」と「判断基準」だけで判断しきれないものに対しては、
 人は(内的にも)言語化されていない「直感」を使って判断を下します。


この3つのうち、最初の「判断基準」と、最後の「直感」は、いずれも
自分の頭を使ったプロセスです。

 ※「判断基準」は(内的に)言語化されたプロセス
   「直感」は言語化されていない(無意識的な)プロセスと言って
   差し支えないと思います。


例えば、時間の使い方について、人の話を聞いたり、本を読んだりするのは、
この「判断基準」のデータベースを頭の中に作る作業といえます。

ですから、色んな本を読んだりしたことが、総合的な判断力を養うことは
あると思います。



一方、3つのうちの2番めの「情報」を集めることは、
頭の中だけで行うことは非常に困難です。

ですから、それ用のツール(手帳やパソコンを使った予定表)が
必要になるわけです。

そして、この「情報」については、
効果的なやり方は、ある程度パターン化できます。


  私は、判断基準(昨日の「行動指針」とほぼ同義です)は色々な
  考え方があってもいいと考えています。

  その人の置かれた状況や、人生におけるプライオリティは
  それぞれ違うわけですから。

  (「基本としてこうするべき」というベーシックな判断基準は
  いくつかあるとは思います)

  しかし、「情報を集めて整理すること」については、
  効果的なやり方の「パターン」はあると考えています。


そのパターンを組み合わせることによって、自分自分のための
時間管理の「仕組み」を作ることができると、私は考えています。

私の言う「時間管理の仕組み」とは、
意思決定のための材料(情報)の

 □ 集め方    (何を・いつ・どう書くか)

 □ 整理の仕方 (どんな形にまとめるか)

 □ 更新の仕方 (どうやって更新するか)

を含んでいます。これは色々やり方が考えられます。
しかし、「手間なくやれること、継続しやすいこと」という条件を付けると、
効果的なやり方は限られてきますし、ある程度のパターンに収束します。


今回のシリーズは、これの「パターン」について、少し突っ込んで
考えてもらえるようにしたいと思います。
(もちろん、私自身も改めて考えることになると思います)


というわけで、次回はこういった観点で
「仕組み」について進めていく予定です。




  これも一種の「意思決定」ですが・・・
  皆さまよろしくお願い致します (笑)
      ↓ 
  人気ブログランキング(オレンジ)
      ↑ 
   資格・スキルアップ系ブログのランキングです。
   いつもクリックありがとうございます!


今日の記事作成時間は60分でした。

では、また明日!


セミナーのお申込み受付中です。
時間管理をブラッシュアップしたい方はぜひ!
セミナー紹介記事はこちら

  
このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:45Comments(0)TrackBack(0)

時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
メールアドレスを入力すれば登録できます! → 

Copyright (c) 2005-2014 BizARK Inc. All rights reserved.