2009年10月23日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「お昼寝タイム」を取り入れている高校(進学校)があった!


こんにちは。水口です。
今日は「睡眠」の話です。


■ 中高生の3割が「昼からウトウト」

こんな記事↓がありました。

中高生の3割「昼からウトウト」…高1でピーク
(読売新聞) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)
 
『 中学、高校生の3人に1人は、昼間に強い眠気を感じていることが、厚生
労働省研究班(主任研究者=大井田隆・日本大教授)の約8万7000人を
対象にした初の全国調査で分かった。昼間の眠気は、学習効率を下げたり、
健康に悪影響を与えたりすることが知られており、中学、高校生への健康教
育が重要になりそうだ。

 大阪市で24日から開かれる日本睡眠学会で発表する。

 (中略)

 昼間の眠気は、国際的な尺度を使って評価。「座って人と話したり、本を読ん
だりしているとウトウトする」など、昼間に強い眠気を感じる生徒は全体の33%
だった。男子は28%、女子は38%で、女子の方が眠気を訴える比率が高か
った。

 眠気を感じる比率を学年ごとにみると、高校1年生(男子36%、女子45%)
がピークだった。

 就寝時刻の遅れや、通学時間の長さなども、昼間の眠気に影響を与えていた。

 研究班の兼板佳孝・日大准教授は「強い眠気を感じる生徒は、予想以上に
多かった。高校1年生は、環境の変化が最も大きい時期で、それも影響してい
るのだろう。どういう条件だと昼間に眠気を生じやすいのかを明らかにして、健
康教育などに生かしていきたい」と話している。  』

                                  (上記サイトより引用)


学校で午後の授業で眠くなる・・・ というのは「由々しき事態」というよりは、
結構当たり前のことのような気もします。高校生くらいなら結構ありそうです。

「早寝早起きした方がいい」と言われても、なかなかそうもできない(やりたく
ない)と思ってしまうんじゃないですかね。

ちなみに、今回の調査は「初の全国調査」とされていますので、過去の結果と
は比較できませんが、昔と比べて中高生の眠気は増えているかもしれませんね。



まあ、あまり心配すべきことでもないような気がしますが・・・
対策をあげるとすれば、

「午後の授業の学習効率を上げる」という目的なら、短時間(15分程度)の
昼寝をするのが効果的です (←これはもちろん社会人も同じ)

でも、中高生の昼休みというと、友達と遊んだりしゃべったりで忙しく、昼寝
なんてしてられないという感じかもしれませんね(私もそうでした)。


ですから、午後の眠気が深刻になれば、「お昼寝の時間を作るべきか?」
なんて議論が真面目に行われたりするかもしれません。


■ 「昼寝(午睡)」を実施している高校

・・・と思ったら、既に実施している高校があるそうです。

(福岡県立明善高等学校の解説ページです↓)
(→http://meizen.fku.ed.jp/news/2007/20070417.html


ざっくりと「まとめ」の最後だけ引用しておくと

『』内は引用です)
 
『以上のように、昼休みに午睡をした者は夜の睡眠が規則正しくなり、
昼間の眠気が軽減し、授業に集中でき、学習効果や体長の維持に
繋がることが示唆されるが、特に週3回以上の実施者に顕著な効果
が認められ、実施者本人も午睡の効果を強く実感している。』

     (上記解説ページ内にあるリンク先(調査結果)ページから引用)


詳しく知りたい方は、上記ページを見てみてください。
調査結果を見ると、確かに効果がありそうですよ。




今日の記事作成時間は35分でした。
では、また明日!
  

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Posted by 水口和彦 at 23:55Comments(0)TrackBack(0)
2009年06月15日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

昼休みの活用法: 日経産業新聞さんの取材を受けました


こんにちは。水口です。 

先日、日経産業新聞さんの取材を受けました。

詳細はまた掲載されたときに紹介しますが、質問を受けたのは
「昼休みの使い方」についてです。


■ 「短時間昼寝」の効用

その取材では、「昼休みの使い方」「昼休みに行うリフレッシュ」についての話を
させて頂きました。「リフレッシュ」といっても、「体操」などのリフレッシュ術は私は
詳しくないので、「時間の使い方」中心の話です。


これはよく言われている話なので、聞いたことのある方もおられるかもしれません
が、昼休みに15分程度の昼寝をすると、午後の仕事の能率が上がるという話が
あります。

・ 昼寝の時間は15分程度がベストで、長くなるとかえってダメ。
   (経験的には30分近くになると、起きた後にボーっとしがちです)

・ 寝る前にカフェインを摂ると効果的:ちょうど起きる頃に効いてくるので

というのがポイントです。これはなんと旧文部省のプロジェクトとして研究された
研究成果からきています。(上記カッコ内は私の経験談です)

私も前職ではちょくちょくやっていましたが、なかなかいいですよ。
職場で寝顔をさらすのに抵抗が無ければ・・・お試しを。

※ 注意点として、時間が遅くなった場合は昼寝しない方が良いそうです。
   具体的には15時以降はやめた方が良いそうです。それ以降だと夜の
   睡眠に影響してしまう(眠れなくなる)こともあるからです。


■ 時間差休憩のメリット

この話題のときに紹介するけど、たいてい採用されない・・・話もあります。

それは昼休みを時間差で取る話です。やれない職場も多いですから、仕方
ないんですけどね・・・。


昼休みの時間をずらすと、昼食に行くときにすいているメリットがあります。
これも一種の時間節約になります。

そして、案外見逃せないのが、他の人が休憩に出ているオフィスでは、意外に
仕事がはかどることです。電話もかかってきにくいですし、事務処理的なこと
で言えばコピー機周りがすいていたりします。

もし可能なら、試してみるといいかもしれません。


■ 情報収集等を行う

昼休みの活用法としては、ネットなどの情報収集に使うのも有効です。

ネットを見ていると、つい時間が過ぎてしまいがちです。「昼休みだけ」と限定
して行うと、時間をかけすぎないよう歯止めになるので一石二鳥です。

ブログを更新するなんてのもありかもしれません。
(業務時間に割り込まない意志は必要です)


■ 昼食のメニューを工夫する

あとは、以前にも書きましたが、昼食に何を食べるかによって、午後の仕事
の能率は結構違ってきます(経験談として)。その話をしました。

(↓こちらの記事の最後の方に書きました)
『社会人の常識&マナーハンドブック』に掲載のお知らせ (と「低GI食品」の話)


■ 午後一番は「タスクのチェック」から

午後の仕事のスタートは、ダラダラ・・・っと始めるよりも、さっとタスクをチェック
して、すぐに動き始める・・・としたいものです。

あらかじめタスクを(日付別に)書き出しておくと(←私の時間管理の方法です)、
このタスクのチェックをすぐにやれて、午後のスタートダッシュが切りやすいです。
時間管理を実践している方は(もしやっていなければ)お試しを。



他にもいくつか話はしましたが、主要なところはこんな感じでした。

みなさんも、何か良い「昼休み活用法」があれば、ぜひ教えてください。



今日の記事作成時間は33分でした。
では、また明日!
  
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Posted by 水口和彦 at 23:55Comments(0)TrackBack(0)
2007年11月04日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

睡眠時間、どうしてますか?


こんにちは。水口です。
今日は睡眠時間の話を。


■ 睡眠時間は減っている!?

こんなニュースがありました。

<睡眠時間>寝不足で懸命に…20年で最短(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

総務省統計局が発表した「社会生活基本調査」の調査結果です。

見出しにある 「20年」 というのは、この調査は始まってから20年なので、
その中で間で最短だという意味です。

このニュースでは (『』内は引用です)

『1日の平均睡眠時間は調査を開始した86年から男女とも減少傾向にある。

  年齢別では、ほとんどの世代で減少、とくに45〜49歳が7時間5分と最も短く、
 次いで40〜44歳と50〜54歳が7時間9分だった。最も長いのは85歳以上の
 9時間47分。 』
 (上記サイトより引用)

とあります。


しかし、実際の数字を見てみると・・・、
睡眠時間は全世代の平均で「3分」減少(5年前との比較)。

と、それほど大きな変化ではありません。


もうちょっと見てみると、世代別のデータで目立つのは

・ 40代、50代の睡眠時間が減っている
  (やはり仕事・・・でしょうか)

・ 70代以上の睡眠時間の減少も大きい
  (高齢者が元気になっている?)

です。

また、20〜30代に限定すれば、平均して1分程度の減少。
「睡眠時間が減った」とさわぐような変化はありません。


むむ・・・。ニュースの見出しだけを見ているとだまされるところです。


(興味のある方は・・・元データはここ↓です)
総務省統計局のページです
平成18年社会生活基本調査

「生活時間編・時間帯編・平均時刻編」調査の概要はこちら(年代別データはこれ)
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2006/pdf/gaiyou2.pdf

さらにその要約はこちら
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2006/pdf/youyaku2.pdf


■ 睡眠時間って・・・どうなの?

上記のニュースは気にする必要はないとして、
睡眠時間って、いろんな意味で重要です。

ひとつは、単純に睡眠時間を減らせば、活動時間を増やせるということです。

たとえば、8時間の睡眠を5時間に減らしたら、1日3時間
活動時間が増えます。ここまで違うと、結構大きいですよね。

ということもあって、「時間の使いかた」系の本の中には、
睡眠時間を減らすことを提案するものもあります。


しかし・・・、私はこれはおすすめしません。

自分は睡眠は短めなのに言うのはなんですし、
睡眠時間は個人差もあって難しいのですが・・・、

確実にいえることは、「無理して」睡眠時間を減らすことは
やめたほうがいいということです。


その理由は、睡眠時間を削る無理をするのは、
活動時間の質を落としてしまいがちだということです。

これでは本末転倒ですよね。

最近、こういう理由で「睡眠時間を削るな」という人(や本)が
増えているように思いますが、私も同じ意見です。


ただ、さらに生々しい話もあります・・・。

もっとこわいのは、睡眠時間を削りすぎるのは、
ただ単に「頭が働かない」だけでは済まないことです。

睡眠時間を無理して削ったりすると、どうも思考が
ネガティブな方向にいきがちになりますし、
仕事へのモチベーションも下がります。

これは単に「眠くて頭が働かない」状態よりも危険です。


たとえば、私の経験では・・・

仕事の山場でテンションが上がっているときには、睡眠時間が
短くても平気ですし、モチベーションも下がりません。

そういうときに「睡眠時間はこんなに短くても大丈夫なんだ」と
誤解して、その後も短い睡眠を続けると・・・

仕事の山場が過ぎたころに、だんだんテンションが下がってきます。
なぜか、「気力が出ない」と感じるような状態です。

こんなときは「なぜやる気がでない?」という原因を自覚しにいので
(無理をしてるせいだとは気づきにくい)、本当にヤバいです。
気をつけたほうがいいと思います。



また、睡眠時間には元々個人差がありますが、それだけではなく、
同じ人でも、状況によって変わる気がします。

たとえば、仕事(やそれ以外も含めて)悩みや迷っていることが
あると、普段の睡眠時間を守っていても、上記と同じような
状態になることがあります。

こういうときは、普段よりも長めに睡眠を取ったほうがいいようです。
(これも経験談です)


■ 私の睡眠は・・・

これをマネしてほしいというわけではないのですが、
私の体験では・・・

・ふだんの睡眠は4.5時間くらいがいい感じ

・テンション高いときは 3時間でも平気
 (しかし、これは2、3日まで。いけそうだと感じても、それ以上はやらない)

・精神的にヘビーなときや、「どうもモチベーションが下がり気味」と
 感じるときは6時間寝てしまう
 (すると翌日調子いい)

という感じです。


仕事が忙しくて普段の睡眠時間が短くなりがち、
という人は多いと思います。気をつけてください。




そういえば、昨日紹介した「上級の時間術」の中にも、
睡眠で無理をしすぎることの恐さが書かれていました。
(生々しい話です。参考になりました)


今日の記事作成時間は72分でした。
では、また明日!
  
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Posted by 水口和彦 at 23:01Comments(0)TrackBack(0)

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