2010年10月20日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

時間管理には(良い意味での)ルーズさが必要 (2)


こんにちは。水口です。

「時間管理には、良い意味でのルーズさが必要」という話の続きです。

時間管理では何もかも几帳面にきっちりやろうとしても、きりがありませんし、
そんな時間管理は手間ばかりかかりすぎて続きません。ルーズにやるところと
ルーズじゃいけないところを切り分けることが必要です。

ということで、もう少し具体的にいうと、こうなります↓


■ タスクの実行時間

仕事のなかには、時間を決めて約束した仕事(会議や打ち合わせの予定)も
あります。いわゆる「アポイントメント」のことです。これは、実行時間がきっちり
している仕事。当然きっちり管理しなきゃいけません。

でも、それ以外の仕事はあまり細かく時間にこだわる必要はありません。
「タスク」と呼ばれる仕事がそうです。もちろん、タスクに関しては、ルーズすぎて
もダメ(時間管理してないのと同じ)ですから、「適度なルーズさ」が必要です。

具体的には、

・ タスクの実行時刻(何時何分にやるか)までは、事前に計画しなくてもいい

  (ここはルーズでいい)

でも、
・ タスクの実行日は事前に決めておく

  (ここはルーズにしない)

というやり方が、最も効果的だというのが私の結論です。

事前に決めるのは実行日だけ。細かい実行時刻や、その日のタスクの中での
実行順序は当日考えれば充分です。その方が柔軟に対応できますし、余計な
ストレスを抱え込まずにすみます。

ただし、同じ実行日にやみくもに多くのタスクを詰め込んでも実行しきれない
ので、その日の仕事量は考慮する必要があります。それさえできていれば、
(その日の中での)順番は事前に気にする必要はありません。事前に考えて
おくべきなのは、もう少し長い目で見た(数日間あるいはそれ以上の)仕事の
進め方、仕事の流れです。

「時間管理」「タイムマネジメント」といった言葉には、細かくタイムスケジュール
を立てるイメージがありますが、そうではない(そうしない方がいい)というのが、
時間管理をうまく続けていく秘訣だと感じます。


■ 仕事の優先順位

仕事の優先順位についても、ある程度のルーズさがあった方がいいです。

たとえば、

・ すべてのタスクについて、優先順位づけをする必要はない

  (ここはルーズでいい)

でも、
・ 仕事量が多すぎるときには「これはやらない」という
  線引きを早い段階で行っておく

  (ここはルーズじゃダメ)

というのが、必要なことです。

そもそも、「やる」ことが確定しているタスクで、その実行日も決めているのなら、
タスクにA1、A2、A3・・・のように優先順位をつけるのはナンセンスです。
タスクに優先順位をつけなければいけない最も重要な局面は、そのタスクを
「やるか」「やらないか」の判断をする状況です。でも、それはあまり重要でない
タスク(たいていはCクラスのタスク)について考える話。「やる」ことが確定して
いるAクラスのタスクにまで順番をつける必要なんてありません。

また、「タスク優先順位」について大事なことは、「順番」に並べることではあり
ません。いくら順番をつけたって、そのタスクを自分で抱え込んでいる間は、
状況は好転しません。それよりも、そのタスクを「やるか」「やらないか」の線引き
をすることが重要。これをしないと、「他の人に頼む」あるいは「断る」といった
判断が遅れてしまいます。これが遅れるほど頼みにくく、断りにくくなるので、
状況は悪化してしまいます。

ただし、「やるか」「やらないか」の判断をするためには、自分の仕事量をうまく
つかむ必要があります。先に述べた「タスクの実行日を決める」ことは、この
「仕事量をつかむ」ためにも重要なことです。


■ 簡単な時間管理のために

上で述べた、

・ タスクの実行日は事前に決めておく


・ 仕事量が多すぎるときには「これはやらない」という
  線引きを早い段階で行っておく


という作業は、ある程度手間がかかります。しかし、これらの作業は時間管理
を行う上で、どうしても外せない要素です。だから、ここはちゃんとやるのが
おすすめです。

一方、

・ タスクの実行時刻(何時何分にやるか)まで事前に計画する

・ すべてのタスクについて、優先順位づけをする

といった作業は、従来(今でも)時間管理手法として紹介されていますが、
これは時間管理を行う上で必要性は低いです。しかも、どちらもかなり手間
がかかります。

これらを「やるな」とは言いませんし、好きでやりたい人はやってもいいと思う
のですが、本質的にこれらの作業が必要かといえば、答えは「No」です。
ですから、これらはルーズでも構わないのです。


この「ルーズでいいところ」と「ルーズじゃダメなところ」の切り分けをするのは、
時間管理を続けられるようにするために、とても重要なことだと思います。

でも、私自身、これを見極めるまでにかなり回り道をしてしまいました。
どうも「時間管理」系の著者や講師には、ムダに細かいことを推奨する人
(几帳面すぎる人?)が多いような気がします。昔の私は、それに振り回され
ていたのかもしれません・・・。




今日の記事作成時間は42分でした。
では、また明日!
  

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2010年10月15日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「脱時間割」の時間術


こんにちは。水口です。

今日は時間管理に関連して・・・ こんな連載が始まりました。

時間貧乏は「時間割」の学校教育が原因!? ルーズな自分を認めて「脱時間割」へ
|24時間じゃ足りないあなたへ 時間貧乏からの脱出法
|ダイヤモンド・オンライン



「脱時間割」という言葉を見て、「ピンときた」方、ありがとうございます。
おそらく、私の「王様の時間術」をお読み頂いた方だと思います。

(↓この本です)
―――――――――――――――――――――――――――――――
世界で一番ゆるい 王様の時間術―これで残業時間はゼロになる世界で一番ゆるい 王様の時間術―これで残業時間はゼロになる
著者:水口 和彦
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2010-01-29
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


―――――――――――――――――――――――――――――――


実は、上記の記事は「ダイヤモンド・オンライン」上で、この『王様の時間術』の
内容(抜粋)を連載記事として紹介するものです。

ですから、この本をお読み頂いた方にとっては既知の内容ですが、まだお読み
頂いてない方には「立ち読み」的に利用して頂けます。ちょっとご覧になって
みてはいかがでしょうか。(まだ第1回だけですが)



今回のタイトルにある『時間貧乏は「時間割」の学校教育が原因!?』という
のは、私自身感じてきたことです。

簡単にいうと、私たちは学校において「時間を守る」ことや「時間割にそって
行動する」ことは身につけますが、その反面、自分で計画して実行することは
あまり身につける機会はありません。

※ 別の言い方をすると、アポイントメント管理は得意だけどタスク管理は
   苦手(身についてない)ということです。

これが、学校のタイムマネジメントと仕事のタイムマネジメントの大きな違いで、
それが原因で苦労している人、うまくいってない人は多いはずです。


これは、学校教育に責任を転嫁しようというわけではなく、「身についてない」
「教えてもらってない」ことを自覚すべきではないかという話です。また、自己流
でやるよりも、考え方ややり方を学んでみることも必要ではないかと。
(将来的には、学校教育の側も変わってほしいとは思っていますが)

実際、「タスク管理」は理屈では分かっていても、やっている(継続している)人
が少ないのが現状。数々のビジネスパーソンとそういう話をしてきて、私は実感
しています。

でも、ちょっとしたポイントで大きく変わることもあります(私もそうでした)。
そんな思いがこの言葉になっています。


別の言い方をするなら・・・

 ・タイムマネジメント(タスク管理含む)のスキルはビジネスパーソンに必須

 ・でも、その方法は学校でも職場でもほとんど教わらない

というのが現状です。必要なことがすっぽり抜けたまま、ビジネスの現場に
あたっている人がとても多いように感じます。ですから現状としては、

 ・タイムマネジメントのスキルは自分で身につけるしかない

ということです。

そのために「手間をかけずに」「継続しやすい」方法を紹介しようというのが
私の仕事というわけです。



上記連載の話に戻って・・・

これから「時間管理を始めたい」、あるいは誰かに「時間管理を始めてほしい」
という方は、この連載を使ってみてください。
(もちろん本も買って頂けるとうれしいですが・・・(汗))

時間貧乏は「時間割」の学校教育が原因!? ルーズな自分を認めて「脱時間割」へ
|24時間じゃ足りないあなたへ 時間貧乏からの脱出法
|ダイヤモンド・オンライン


(まだ第1回分だけなので、分量は少ないですが)



今日の記事作成時間は28分でした。
では、また明日!
  
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2010年08月10日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

7月の「Dig」で話したことのまとめ (その3)


こんにちは。水口です。

今日は昨日の続きで、7月にTBSラジオ「Dig」にゲスト出演した際に
話した内容のまとめ(振り返り?)です。

(前の記事はこちらです↓)
7月の「Dig」で話したことのまとめ (その1)
7月の「Dig」で話したことのまとめ (その2)

(Dig出演の様子はこちら↓:DigのHPです)
Dig | TBS RADIO 954kHz

――――――――――――――――――――――――――――――――
ちなみに全5回の内容は、DigのPodcastまたは、こちら↓のWisdomのサイト
から聞くことができます。

(NECさんの「Wisdom」というサイトです。7月のところに私のファイルがあります)
「聴く」NEC Wisdom Square | Wisdom
――――――――――――――――――――――――――――――――


□ 第5回 スキマ時間を活用しよう

この回は、時間管理の話の中では、ちょっと「定番」的な感じもする「スキマ時間」
を活用しようという話でした。

「スキマ時間(ちょっとした空き時間や待ち時間)」を活用できるか、それとも
「半端な時間だから仕方ない」と流してしまうかの違いは、積み重なると大きな
差になっていきます。

そのため「スキマ時間」を活用しようと心がけている人は結構いますし、私も意識
しています。

※ これは「休憩なしで仕事をしろ」「無理をしてでも常に仕事をしろ」という意味
   ではありません。リフレッシュするための時間はそれはそれで必要ですから。


時間の使い方に関する本を読んでいると、なかには、「そこまでやるか?」的な
スキマ時間活用法を紹介している人もいます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
たとえば、タクシーで移動中に、メールを見ながら電話で部下に指示を出す・・・
なんて経営者もいます (携帯2台持ち、3台持ちは当たり前?)。

あるいは、「スキマ時間に読む」ための書類や資料を普段からストックしておき、
出かけるときにはそれを持って出る、という経営者もいます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――

これらは、どちらも確かにスキマ時間をムダにしない行動ですが・・・、
そこまではやれない(やりたくない)という人の方も多いと思います。

ですから、個人的には外出時に発生するスキマ時間については、本を持ち
歩くことで(本を読むことで)対処するのがいいかなと思っております。
(書類や資料をストックしたり入れ替えたりするのは、結構面倒ですし)



また、スキマ時間は外出時だけではなく、オフィスの中でも発生します。
たとえば、「会議まであと15分」という状況で、何をするかという状況です。

こういう時間がうまく使えると、仕事の効率(や残業時間の短縮)に結構効果
があります。


番組内で紹介したように、P.F.ドラッカーの言葉に

   『時間は、大きなまとまりにする必要がある。
    小さなまとまりでは、いかに合計が多くとも役に立たない』

という言葉があります。

(↓この本です)
ドラッカー名著集1 経営者の条件
ドラッカー名著集1 経営者の条件


ドラッカーが言うように確かに「大きなまとまり」の時間を作ることは重要です。
意識的に時間を確保する(考えるための時間=自分に対するアポイントメント)
を作り、その時間を死守するようにすることも、ときには考えてみてください。

しかし、「大きなまとまり」じゃないと仕事ができない・・・というのも困りもの。
まとまった時間が出来るのを待っていると、仕事を先延ばしにしてしまうクセが
ついてしまうこともあります。「時間があるときにやろう」と思いつつ、結局仕事を
ダラダラ先延ばししてしまうという状況です。

そうならないためには、(ドラッカーの言うように)大きなまとまりも大事だけど、
スキマ時間も使っていく姿勢は必要だな・・・と感じております。
(これは私自身、今の仕事でも昔の仕事でも、実感したことですね)



「じゃあ、どうやったらスキマ時間を活用できるの?」 という話は、番組内では
あまり出来ませんでした(時間が無くなってしまって)。

補足しておくと・・・

【例1】
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「考える」とか「アイデアを出す」タイプの仕事なら、15分だけでもいいので、
集中して(メモを取りながら)考えてみる。

これをしょちゅう行っていると、15分間でも意外に考えをまとめたり、アイデア
を出したりできるものだと実感できます(私もそう感じています)。

で、そのメモをもとに、後日また15分考えてみる(30分でもいいけど)。
こうしたメモの活用は、スキマ時間を活かすためにとても効果的です。
(前回何をどこまで考えたか、すぐに確認することができるのがポイント)

※ このスキマ時間活用法には、メモや書類の整理法なども関係してきます。
   必要なものがすぐ出てくるようにしておくことが、とても重要です。
   (探しているうちに時間が半分過ぎてしまったりしては困るので・・・)
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【例2】
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定型的な業務(ちょっと面倒な感じの定型業務)は、その作業工程を分割した
チェックシートを作っておく。たとえば、一つの仕事を5〜10分で終わる作業に
まで分割しておくと、スキマ時間でも(少しずつでも)確実に進めやすくなります。

「チェックシートがなくてもできるんじゃない?」と思うかもしれませんが、チェック
シートが無いと「前回どこまでやったかな?」と確認したり、次に何をやればいいか
考えたりして、意外と時間のロスが大きいんですよね。これだと、スキマ時間では
なかなか作業が進みません(やっててイライラすることすらあります・・・(汗))。

「チェックシート」的なものと「スキマ時間」って、あまり結びつかないような気が
するかもしれませんが、かなり役立ちますよ。実際。
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実際の「スキマ時間の活用」は、最終的には、人それぞれの個別の仕事について
確立していくものであり、ここではちょっと抽象的な話しかできません・・・。

ただ、ここであげた「短時間集中」や「分割」「チェックシート化」といった手法は、
いろいろな仕事に応用できると思います。


あと、「15分あればどれだけのことができるか?」ということを、一度真剣に
(時間を計って)確認してみると面白いですよ。

事務処理やメールの処理などは、集中してやると、15分でも意外に数多く
こなせるものです(もちろん内容にも左右されますが)。その事実を自覚すると、
「15分とはいえムダにはできない」と思うようになりますので(←体験談です)。



今日の記事作成時間は42分でした。
では、また明日!
  
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Posted by 水口和彦 at 23:55Comments(0)TrackBack(0)
2010年08月09日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

7月の「Dig」で話したことのまとめ (その2)


こんにちは。水口です。

今日は先週に引き続き、7月に出演したTBSラジオのDig」での話について、
少しまとめておきたいと思います。

(先週の記事はこちらです↓)
7月の「Dig」で話したことのまとめ (その1)

(Dig出演の様子はこちら↓:DigのHPです)
Dig | TBS RADIO 954kHz

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ちなみに全5回の内容は、DigのPodcastまたは、こちら↓のWisdomのサイト
から聞くことができます。

(NECさんの「Wisdom」というサイトです。7月のところに私のファイルがあります)
「聴く」NEC Wisdom Square | Wisdom
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□ 第4回 8割主義でいこう

「8割」というのは、(事前に予定する)仕事量を8割に押さえようという話です。

「スケジュールがびっしり埋まってるのが格好いい」なんて人も昔はいましたが、
そういう詰め込みすぎは良くないという話です。

その目安が「8割」というわけです。

「8割」の話は、この本↓でも書きました。
世界で一番ゆるい 王様の時間術―これで残業時間はゼロになる
世界で一番ゆるい 王様の時間術―これで残業時間はゼロになる


これは、「仕事を8割まで詰め込め」というわけではなく、「多くても8割に押さえ
なさい」という話です。

放送でも述べてますが、仕事には事前に予定したものもあれば、予定外に発生
するものもあります。事前に予定した仕事だけで10割一杯に詰め込んでしまうと、
仕事は回らなくなってしまいます。

そうすると、(仕事を詰め込んだものの)仕事を先送りしてばかり・・・という状況
に陥りがちですし、外山惠理さんが言っているように、そういう状況では人は
気持ち的にも余裕がなくなって、テンパってしまいますね。

そういう意味でも、事前に予定する仕事量はちょっと少なめが望ましいわけです。


・・・とはいえ、この仕事量は、自分自身ではコントロールできない部分もあります。

荻上チキさんが述べているように、「ブラック企業」では、オーバーフローする仕事
を押し付け、部下の言い分も聞かないパワハラ上司や経営者がいたりすることも
あります。

そういうブラックな職場は問題なのですが・・。ここではそれは置いておいて。

決して「ブラック」ではない職場においても、多くの人がつい自分から「詰め込み
過ぎ」になりすぎる傾向はあります(私もそうでした)。たとえば、仕事を人に振らず
に何でも自分でやろうとしてしまうタイプの人や、自分がやれるかどうかの見極め
をつけないまま、ついつい仕事を引き受けすぎてしまう人など・・・。

自分の仕事を俯瞰して仕事量を把握できていないところに(←大半の人がそう)、
忙しい状況が重なると、自分で「詰め込みすぎ」の状況を作ってしまうことになり
ます。「ブラック」な職場でなくてもです。これは個人レベルで改善すべき部分です。


この「8割」の話は、当日発生する「ちょっとしたこと」をむやみに先延ばししない
ためにも役立ちます。

たとえば、(上司である人が)部下から何か仕事上の相談を持ちかけられたとき、
自分の仕事で手一杯だと、なかなか対応しきれません(時間的にも気分的にも)。
そうすると、つい「目を通しておくから、資料そこに置いておいて」と言ってしまう
こともあるわけです。

その場で資料を見て判断をするのに、それほど時間がかかるわけじゃない。でも、
その仕事を先延ばししてまう・・・ これは、管理職の「悪癖」と言ってもいいくらい
です。管理職の場合、これが部下の仕事を止めてしまうことにもつながるので
(自分はよくても組織としての仕事は停滞してしまいます)。


それに関連して、この回ではこの本↓のことを紹介しています。

仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法
仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法

「GTD(この本の英名の略)」というと、「やることを書き出す」という部分ばかり
が注目されがちでした(数年前の話です)。しかし、私がこの本の中で最も重要
だと考えているのは、ワークフローについて書かれた部分です。

ここで、数分(本では2分)でできることを先延ばししない(その場で片付ける)
ことが推奨されています。これは、とても重要なことです。特に忙しい人や、
管理職やリーダーなどの意思決定をする立場の人にとって重要です。

※ 「GTD」では、「書類受けの中の書類を処理していく」という例でワークフロー
   が述べられていますが、「部下からの相談」などの突発的な仕事に関しても
   同様に活かしていくのがおすすめです。



先の話に戻って・・・「8割」にとどめるべきだという話は、この「すぐできることを
先延ばししない」ために必要なことなんです。

 詰め込みすぎ → すぐ終わることさえ先延ばし → ますます仕事がたまる

という悪循環から、

 余裕を持つ → すぐ終わることはその場で対応する → 仕事がたまらない

という好循環に変えていくというイメージです。

これは仕事上もメリットがありますし(組織としての仕事が停滞しにくくなる)、
自分自身の気分としても、この方がすっきりします。



この回は、時間があれば「モンキー」の話もしようかと思っていたのですが、
結局これは見送っています。

「モンキー」とは、次にする行動のことです。

先ほどの、管理職が部下からの相談を抱え込んでしまう(意思決定を先延ばし
してしまう)という状況は、部下が背負っていた「モンキー」が、管理職の背中に
飛び移った状況に例えられます。

部下からすれば、「上司にゲタを預けた」わけで、気分は半分すっきりしますが、
上司としては「モンキー」が増えるばかりで苦しくなってしまいます。

時間的な余裕を持つことは、この「モンキー」を背負いすぎないためにも必要な
ことなんです。

(この「モンキー」の話は、こちらの本↓に載っています)
1分間マネジャーの時間管理―部下のモンキーは部下に背負わせろ!
1分間マネジャーの時間管理―部下のモンキーは部下に背負わせろ!

※ ↑タイトルに「時間管理」という言葉は入っていますが、いわゆる時間管理の
   本と言うよりは、主に「モンキー」の扱い(権限委譲)について書かれてます。
   特に、管理職や経営者に役立つ本です。


この「モンキー」を、普段使う言葉でいうなら「ゲタを預けられる」ということに
なるかなと思うのですが、番組内でチキさんがメールの話として言っていた、
ターン(←ゲームなどで使われる言葉)というのも分かりやすいかもしれません。
(さすが、例えがうまいですね)

  モンキーを背負う = 「自分のターン」になっている仕事がある

  モンキーを相手に渡す = 仕事を「相手のターン」にする

という感じです。(管理職としては)前者の状況を減らし、後者の状況を増やす
ことが必要なわけです。


「Dig」出演の話はあと1回あるのですが、長くなってしまったので続きは明日に。



今日の記事作成時間は48分でした。
では、また明日!
  
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7月の「Dig」で話したことのまとめ (その1)


こんにちは。水口です。

7月は、TBSラジオの「Dig」という番組にゲスト出演していましたが、
先週でめでたく?最終回となりました(計5回出演しました)。

(最終回の様子はこちら↓:DigのHPです)
Dig | TBS RADIO 954kHz


・・・と、一区切りついたところで、少しまとめておきたいと思います。

――――――――――――――――――――――――――――――――
ちなみに全5回の内容は、DigのPodcastまたは、こちら↓のWisdomのサイト
から聞くことができます。

(NECさんの「Wisdom」というサイトです。7月のところに私のファイルがあります)
「聴く」NEC Wisdom Square | Wisdom
――――――――――――――――――――――――――――――――


□ 第1回 スケジュール管理から時間管理へ

時間管理というと「時間割」的なイメージ(時間にしばられて堅苦しいイメージ)
に取られがちです。(← 実際はそこまで細かく時間を決めなくてもいい)

また、「スケジュール管理(アポイントメント管理)ならできてるよ」(タスク管理は
できていないのに・・・)という誤解される方も、ときどきおられます。

・・・ ということで、アポイントメントとタスクの管理について、わかりやすい形で
お伝えしたかったのですが、この回はあまりうまく伝えられなかったような気が
します・・・(汗)

この回は、「いつまでに」という期限志向の発想から、「いつやる」という実行日
ベースの発想に変えることが大事だと述べています。実際にどう決めていくか、
紹介しきれなかったので、あまりうまく伝わっていないかもしれませんが、これは
本当に大事なことです(「タスクの実行日を決める」というやつです)。


余談として、荻上チキさんがおっしゃっていた「アダルトサイトのサンプル動画の
ダウンロード」という話がありましたが・・・(笑)。これはそういう動画を探し始める
とダウンロード含めて、結構時間がかかる。実際に使うファイルはそんなに多くな
いのに・・・といった話でした。(放送時間の後で確認しました。気になって(笑))。

真面目に考えると、これはいわゆる「時間対効果」の話であり、「どこで妥協する
か」という線引きの話でもありますね(完璧主義になると効率が悪いという話)。
確かに、これは時間管理に関連する話です。


□ 第2回 締め切りよりも「やる日」を決めよう

この回もタスクの管理に関する話です。

「締め切り間際にバタバタする・・・」という「バタ男状態」を解消するためには
タスクの実行日を決めることが大事だという話の続きです。

これは、単純に「実行日を決める → 先延ばししにくくなる」という効果も
ありますし、「他の仕事との重なり方を確認する(自覚する)」ことが大事だと
いう意味合いもあります。

そして、「タスクの実行日を決めたらすぐ書く」ということについても述べて
います。これも大事なポイントです。

その後、話の流れで「仕事を分割する」という話も出ていますが、これは
次の回に述べようと思っていた話でした・・・(汗)


この回では、荻上チキさんから、仕事の違い(会社勤めと評論家の違い)
についてのコメントもありました。こういう違いは確かにあります。

チキさんからは「ルーティン的な仕事」と「執筆」の違いという話がありまし
たが、会社勤め(組織のなかで動く)場合は、必ずしも「ルーティン的」と
いうわけではありません。むしろ問題になりやすいのは「突発の仕事」が
発生するかどうかの違いです(組織のなかにいる方がこれが多い)。

タスク管理には「計画通りタスクを実行する」という側面があると同時に、
「計画外のタスクに対応しやすいように、既存のタスクを整理しておく」と
いう側面もあります。必ずしも「計画通り行動するだけ」というわけでは
ないわけです。・・・といった話もすれば良かったのですが、その場では、
そこまで頭が回りませんでした・・・(汗)。


□ 第3回 先延ばしを改善しよう

時間管理の話につきものといってもいい「先延ばし」に関する話です。

「先延ばし」には、その仕事を「やりたくない」という心理的なものもあれば、
「時間があるときにやろう」と思っているうちに、他の仕事に気を取られ、
結局やれない・・・というタスク管理上の問題もあります。

こうした先延ばしを改善するための話です。
(おもに前者に関する話です)

この回は、先延ばし防止法(心理的な先延ばしの防止法)として、古典とも
いえる、「スイスチーズ法」を紹介しています。

ちょっとずつ穴を空けていくと、段々仕事が軽くなってくる。つまり、ちょっと
だけでも取り組むようにしようということです。

(この本に出てくるやつです↓)
時間の波に乗る19の法則
時間の波に乗る19の法則


そしてもうひとつ、「カエル」の話をしています。

(↓この本の話です)
カエルを食べてしまえ!
カエルを食べてしまえ!


嫌な仕事、大変な仕事のことを「カエル」に例え、こういう仕事ほど、さっさと
やってしまおうという本です。


ちなみに、この回からは、いろいろな話を紹介していこうと思い、話のネタを
増やしています。そのせいかちょっと早口になっていますね。聞き直してみると。

私は講演ではもっとゆっくりしゃべりますが、どうもラジオは講演よりも早口の方
がいいように感じています(短いコーナーだから余計に)。・・・とはいえ、この回は
ちょっと早過ぎかもしれません(汗)。こうやって聞き返してみることも大事ですね。


ちょっと長くなったので、今日はこのくらいにしまして・・・
残りはまた紹介したいと思います。



今日の記事作成時間は60分でした。
では、また明日!
  
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Posted by 水口和彦 at 23:55Comments(0)TrackBack(0)

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